約4年前、2009年12月15日~2010年2月21日の約3か月間、東京国立博物館(東博)ではちょっと小ぶりな特別展、「国宝 土偶展」が開催されました。
この展覧会は、
縄文時代の人々の精神世界や信仰の形を現す土偶の展覧会です。青森県風張1遺跡出土の「合掌土偶」、北海道著保内野遺跡出土の「中空土偶」、長野県棚畑遺跡出土の「縄文のビーナス」の国宝3件
と重要文化財23件、重要美術品2件を含む全67件を展示します。
というもので、「行列に並ぶのが嫌い」な私にしては珍しく、入場待ちの列に並んで観たものでした。
その時の話はこちらに書きましたが、冒頭から衝撃を受けました。
そのブログの一部を再掲しますと、
初めっからやられました…。
「星空のライヴV Just Ballade MISIA with 星空のオーケストラ2010 in Yokohama」のオープニングの曲が「銀河」だった時に受けた衝撃(こちらに書きました)と似た感覚かも…。
初球がど真ん中に剛速球みたいな…(ご理解いただけますでしょうか?)。
これほどまでに私が強烈な衝撃(理解できる人には理解できると思います
)を受けた作品がこちら
。
長野県茅野市で出土した「仮面土偶」デス。縄文後期、紀元前2000~1000年
のモノ。
どうしてこれほどの土偶が国宝ではなく重要文化財
に留まっているのか、不思議に思ったものでしたっけ…
きょうから東博では、特別展「キトラ古墳壁画」と共に、総合文化展の一部として「平成26年 新指定 国宝・重要文化財」の展示が始まりました。
その紹介ページに登場しているのが、
おぉ、もしかして、愛しの「仮面土偶」が国宝
に昇格
したんですか?
さっそく調べると、毎日新聞のサイトにこちらの記事を見つけました
長野県茅野市中ッ原(なかっぱら)遺跡で2000年に出土した縄文時代の土偶(「仮面の女神」)。18日にあった国の文化審議会は、国宝に指定するよう文部科学相に答申した。
だそうです。
いつの間に「仮面の女神」なんて名前がつけられたのでしょうか?
「縄文のビーナス」、「縄文の女神」、「仮面の女神」だと、混乱させるだけだと思いますけど…
ここは単純に「仮面土偶」を貫き通してほしかったなぁ…
それはともかく、久しぶりに「仮面土偶」に再会しなくては
ちなみにこちら
は先日、国立科学博物館でget
した「縄文人と縄文犬」のカプセル・フィギュアです。
ホントは「秋田犬ハチ」か「トロートン社製赤道儀天体望遠鏡」か「国立科学博物館日本館」のフィギュアが欲しかったもので、ちょいとガッカリだったのですが、縄文繋がりで登場させることができて、縄文人の顔を立てられたってヤツですナ
それはともかく、ぜぇ~ったいに「平成26年 新指定 国宝・重要文化財」を観に行かねば と思うわけですが、今年の春の東博はこれにとどまりません
「予想以上に見応えのあった『栄西と建仁寺』展」も引き続き開催中(5月18日まで)ですし、加えて、特別展「キトラ古墳壁画」も見逃せません
まだ特別展「キトラ古墳壁画」を観ていないのに、久しぶりに飛鳥に行ってみたくなってきました。
つづきというか何というか:2014/04/24 特別展「キトラ古墳壁画」は大入りのようで
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