gendai.netの記事(http://gendai.net/articles/view/syakai/136314)。
いよいよ今日が判決の日。東京地裁大善裁判長は一体どんな判決を準備しているのだろう。
こんな無駄な、無茶苦茶な裁判、でも、今後への影響は大。タイトルにある通り、安田好弘弁護士の一審判決は素晴らしかったのに、それが高裁で意味不明な逆転判決を受けている。記事にある通り「検察のメンツを立てつつ、一方で罰金刑ゆえ弁護士資格を奪わないという政治的な判決」で、検察の顔を立てる高裁判決となっている。あまりに無理筋な判決を出す情けない裁判官が多い中で、さて、今回の大善裁判長はどんな判決を下すのか?
『●『死刑弁護人~生きるという権利~』読了(1/4)』
『●『死刑弁護人~生きるという権利~』読了(2/4)』
『●『死刑弁護人~生きるという権利~』読了(3/4)』
『●『死刑弁護人~生きるという権利~』読了(4/4)』
『●『特捜検察の闇』読了(1/3)』
『●『だまされることの責任』読了(1/3)』
================================================================================
【http://gendai.net/articles/view/syakai/136314】
謀略判決 あるのかないのか 小沢弁護団のまとめ役 辻恵議員に緊急インタビュー
2012年4月25日 掲載
小沢弁護団のまとめ役である民主党の辻恵衆院議員は、あすの判決を前に、「無罪を確信している。小沢さんとも話したが、同じだった」と断言した。
「もともとが小沢さんの抹殺を狙った謀略事件、政治的裁判だから、
100%安心しているわけではありません。ただ、どう考えても、
この裁判は、推認に推認を重ね、ネジ曲げても有罪にするのは
不可能な裁判であり、続けている意味がないのです」
万々が一、無罪がネジ曲げられるとしたら、どんなケースが考えられるのか。弁護士でもある辻議員にぶつけてみた。
「ひとつは、例の“ヤクザの親分”理論でしょう。山口組組長が
拳銃を持った子分の共謀共同正犯に問われ、高裁で
逆転有罪判決を受けた。小沢さんの裁判で検事役の
指定弁護士は、論告求刑でこの理論を最後のよりどころにしていた。
具体的な共謀事実がなくても、小沢さんと秘書は親分子分の
関係だからアウンの呼吸で分かっていた。共謀関係が
成り立つんだと。しかし、これはムチャクチャ。山口組組長の
有罪判決そのものに無理があるうえ、小沢さんのケースとは
事実関係が全く異なるのです。もうひとつ、懸念材料があるとしたら、
裁判長が苦し紛れに間を取って罰金刑の有罪判決を出す危険です。
かつて人権派の安田好弘弁護士がRCC(整理回収機構)の
謀略によって、強制執行妨害容疑で逮捕され、やはり高裁で
罰金50万円の逆転有罪判決を受けた。これは検察のメンツを
立てつつ、一方で罰金刑ゆえ弁護士資格を奪わないという
政治的な判決でしたが、小沢さんの判決でも、監督責任という
軽微な落ち度などを理由にして、灰色の判決を出す可能性が
ゼロとはいえないのです」
この監督責任は、小沢氏起訴の訴因にも入っていない。裁判長が拡大解釈して無理やりこじつけたとしたら、自殺行為。笑いものだという。
「まあ、大丈夫でしょう。検察が起訴した事件と違って、
起訴できなかった事件の審理をやり直してみたが、結局、
何も出てこなかった。その意味で無罪判決を出しやすいと思います。
それよりも、ここで謀略裁判を終わらせることが大事。
無罪判決後の控訴を、どう断念させるかが問題です」
================================================================================