gendai.netの記事【ひたすら原発礼賛…米映画「パンドラの約束」の危険な中身』(http://gendai.net/articles/view/geino/149221)。
「「・・・・・・空気を汚染しない原発は1人も死者を出していない」・・・・・・「チェルノブイリ原発の周辺の村は人が戻ってきていて安全だ。WHOのリポートでも奇形児は生まれていない。チェルノブイリが危険というのは都市伝説にすぎない」「福島のがんのリスクはゼロ。今後もリスクは増えない」「フランスの電力の80%を担う50基の原発が生み出す廃棄物は部屋1室分にも満たない」・・・・・・■試写会には東電関係者が多数・・・・・・映画作家の森達也氏は「原発推進派の論理が浅いことに愕然(がくぜん)としました」」。
原発推進原理主義のおバカ映画を見て、一体何の教訓が? 反吐が出るのですけど。チェルノブイリや福島で上映して、「地元」民に感想を聞いてみたらどうだろう。
『●終わらない原発人災の影響:
「震災さえ」ではなく 「原発さえなければ・・・」』
『●映画『放射線を浴びた『X年後』』:
「こんな巨大な事件が、・・・日本人としての資質が問われる」』
『●ドキュメンタリー映画『わすれない ふくしま』:
「震災さえ」ではなく 「原発さえなければ・・・」』
『●自公議員や原子力「推進」「寄生」委員会委員らは
「闘うみんな」ではないようだ』
『●新都知事に投票した都民の民様へ、
『100000年後の安全』は「若い」日本には無理』
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【http://gendai.net/articles/view/geino/149221】
ひたすら原発礼賛…米映画「パンドラの約束」の危険な中身
2014年4月4日 掲載
脱原発派がスクリーンを破りたくなるような映画がまもなく公開される。米国のドキュメンタリー映画「パンドラの約束」(2013年)だ。
原発の実態を探るため世界中を取材。米国の環境保護運動家スチュアート・ブランドや女性ジャーナリストのグイネス・クレイブンスなど、主に5人の有識者が原発について語る。
ブランドとクレイブンスは反原発派からの“転向者”。5人とも「アホ言いなさんな」と一喝したくなるような原発礼賛論を展開する。
「化石燃料による大気汚染で300万人が死亡しているが、
空気を汚染しない原発は1人も死者を出していない」
「低開発国の電気のない地域の人は寿命が短い」
「われわれが食べるバナナだって放射性カリウムを含んでいる。
放射能はどこにでもある」
「チェルノブイリ原発の周辺の村は人が戻ってきていて安全だ。
WHOのリポートでも奇形児は生まれていない。チェルノブイリが
危険というのは都市伝説にすぎない」
「福島のがんのリスクはゼロ。今後もリスクは増えない」
「フランスの電力の80%を担う50基の原発が生み出す廃棄物は
部屋1室分にも満たない」
■試写会には東電関係者が多数
5人が入れ代わり立ち代わりで、原発の安全性を説き続けるのだ。関係者によると、最近開かれた試写会には多くの東電関係者が集まったという。映画は米国発だが、日本の原発推進勢力が巻き返しを始めたともいえるだろう。
映画作家の森達也氏は「原発推進派の論理が浅いことに愕然(がくぜん)としました」とこう言う。
「この映画の論調は『COの問題は深刻だ。大気汚染を我慢するか、
それともクリーンな原発を選ぶか』という二者択一に支配されています。
ドキュメンタリーだから仕方ありませんが、自分たちに都合のいい
数字や現象だけを羅列。フランスの廃棄物は1室分未満というが、
どれくらいの大きさの部屋なのかも分かりません。原発推進派が
苦し紛れに作った映画という印象を受けます」
ロシアの核弾頭を米国が輸入して発電に利用しているという話も出てくる。これまで解体した核弾頭は1600発に達するという。ビル・ゲイツも投資している未来型の原発「進行波炉」は一度起動すると60年以上動き続ける画期的な原発として紹介されている。
「核弾頭の再利用は事実でしょうが、『原発がないとロシアの核兵器が
減らない。だから平和にならない』と言わんばかりのロジックには
アキれてしまいます。『ビル・ゲイツ氏も投資している』と説明するのは
有名人を使って原発の安全性をアピールしてきた東電のやり方と同じ。
この映画は原発の一面しか捉えていない点で、決して科学的な
ドキュメンタリーではない。原発が環境にどんな変化をもたらし、
われわれの生活にどれほどの悪影響を与えるのかを考えながら
見なければなりません」(森達也氏)
4月19日から渋谷「シネマライズ」で上映。苦し紛れの原発推進派を笑い飛ばしてみますか。
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