[※ 『国民のしつけ方』(斎藤貴男著、インターナショナル新書010)…《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》↑]
日刊ゲンダイのコラム【斎藤貴男 二極化・格差社会の真相/お手本は韓国…政府推進「キャッシュレス社会」の恐ろしさ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/245958)。
《手前味噌とはこのことだ。キャッシュレス化の恐ろしさは、世耕氏が軽く流したり、逆に美点だと強弁したところにある。お手本とされる韓国は誰もが知る世界有数の借金大国。ついに文在寅大統領は多重債務者の負債を棒引きにする“徳政令”にまで踏み切った》。
『●『国民のしつけ方』(斎藤貴男著)読了…
《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》』
《斎藤貴男さんのコメント
政治や経済が酷い状況にあっても、市民がきちんと反応できていない。
一義的には暴政をするほうが悪いのですが、それを十分に伝えられない
メディア側の責任が大きい。権力のチェック機能ではなく、
逆に権力の都合のいいように国民を誘導する。
もっといえば「しつける」機能ばかりが目立ちます。
この現状にどう立ち向かうか検証しました》
以前の同コラムでも、《キャッシュレスの推進で、ついでに国民の一挙手一投足を見張り、操る監視体制の徹底にもつなげるのも狙いか。大切なのは政治的な思惑と利権のみ》…あぁ…。
アホな方向にばかり暴走する自公政権。
《安倍政権は、あたしたちが望んでいないことばかりを進めていく…多くの人間が不幸になるものばかりだ》(室井佑月)。でも、《サディスティックな政治》を全く批判しないマスコミ。アベ様のNHKなんて政権広報…アベ様のウソ・デマを垂れ流して、恥もしない。そして、〝マゾヒスティックな信者〟達…飼い慣らされ、しつけられていることに危機感無しなオメデタサ。
《キャッシュレス決済比率…89%の韓国》で一体何が起こっているのか? 米韓FTA同様、なぜ先達に学ぶ気が無いのだろう?
『●TPP、米韓FTAという先達に学ばないと・・・・・・』
「米韓FTAは「TPPのひな型」だ。悪名高きISD条項も
盛り込まれている。「投資家が自由な経済活動を
侵害された場合、国家を訴えることができる」というやつだ。
もっとも、適用されるのは韓国内に限られる。韓国企業が
米国内で活動する場合は、「米国の国内法が優先される」と
序文にある。つまり、自由な経済活動をできるのは
米国企業だけなのだ。韓国はなぜこんな
喜劇的な不平等協定を締結したのか」
『●「米ラスベガス・サンズに日本に参入する免許を与えるよう
強く要求」されておきながらアベ様は平気で…』
「米韓FTAにな~にも学ばない国。米韓FTAという先達に学ぶ気なし…
そもそも《ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。》の公約は
何処にいった? …《カジノに貿易、武器購入まで……。
トランプに尻尾を振ることしかできない“忠犬”の安倍首相によって、
日本はどこまでも売り渡されつづけていくのだろう》…世界中の笑いものだ」
『●アベ様の《国民観、人間観には共通点が多すぎる…
彼の目には私たちが己の財布、兵力、労働力だとしか…》』
《いやはや、この政権の人でなしぶりは尋常でない。現金でしか買えない、
買いたくないデジタル弱者や、一方的に負担増を強いられる
小規模事業者は、どこまでも殺す対象としてしか見なされていないようだ》。
《アベ政権は一方、沖縄・辺野古での新基地建設をめぐる県の
埋め立て承認撤回に不服審査請求を行った…
本来は国民の権利救済を目的とした制度の、恐ろしいほどの悪用だ…
アベ氏の国民観、人間観には共通点が多すぎると言いたい。
彼の目には私たちが、己の財布、兵力、労働力だとしか映っていないのだ、と》
『●《安倍政権は、あたしたちが望んでいないことばかりを進めていく
…多くの人間が不幸になるものばかりだ》』
「週刊朝日のコラム【室井佑月「気づいて!」】…。
《ニュースを観ていて、綺麗な辺野古の海が埋められていく様子を、
今のこの国と重ねてしまった。安倍政権は、あたしたちが望んでいないこと
ばかりを進めていく…世界で失敗ばかりしている、水道の民営化。
地産地消できなくなりそうな、種子法廃止。そして、日米地位協定の
見直しもせず、沖縄への米軍基地の押しつけ》」
『●「普天間飛行場の辺野古移設問題」に非ず、
息吐く様にウソをついてでもな「辺野古の新基地建設」問題』
『●《『美しい国へ』(文藝春秋)を出版した安倍首相率いる自公政権は、
いまや美しい辺野古の海をぶち壊す…》』
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/245958】
斎藤貴男 ジャーナリスト
二極化・格差社会の真相
お手本は韓国…政府推進「キャッシュレス社会」の恐ろしさ
2019/01/23 06:00
(世耕経産相(右)が強弁する美点にこそ恐ろしさが(C)日刊ゲンダイ)
政府が主導するキャッシュレス化の本質があらわになった。「文藝春秋」2月号に載った世耕弘成経産相の「2019年はキャッシュレス元年になる」。
それによれば、日本のキャッシュレス決済比率は15年時点で18.4%。89%の韓国や、45%の米国と比べ〈大きく立ち遅れています〉ので、25年には40%に引き上げるのが経産省の目標だという。
“メリット”は何か。世耕氏がまず強調するのは、消費者の利便性だ。店側にとっても現金の紛失や盗難の危険がなくなり、レジ閉め作業の時間短縮が可能。購買情報のビッグデータ活用でビジネスチャンスが広がり、サービス業の生産性は飛躍的に高まる……。
あるいは外国人観光客が喜ぶとか、キャッシュレスだとスマホのアプリに買い物の記録が残るから「使いすぎ」を防げるとか。世耕氏自身も現金を持ち歩かず、端末の使い方がわからない店員に〈教えてあげた〉こともあるのだそう。
手前味噌とはこのことだ。キャッシュレス化の恐ろしさは、世耕氏が軽く流したり、逆に美点だと強弁したところにある。お手本とされる韓国は誰もが知る世界有数の借金大国。ついに文在寅大統領は多重債務者の負債を棒引きにする“徳政令”にまで踏み切った。
韓国の悲劇は2000年ごろに始まっている。政府が税制上の優遇や、宝くじの特典を与えてキャッシュレス化を促進した結果が現状だ。消費増税に伴う景気対策をかたった日本政府とも通底する、人間をなめきった手口と言うべきか。アプリがどうのこうのと、ちゃんちゃらおかしい。
ひとたび通信障害に陥ると、支払い不能になるのもキャッシュレス社会だ。北海道地震によるブラックアウトを想起されたい。世耕氏の言う〈通信インフラの強靱化や、停電が起こった際のルール作りも含めて、検討を進めていかなくてはなりません〉程度で済む話ではないのである。
携帯電話の普及で公衆電話が消えたように、キャッシュレス化が進めば現金決済は駆逐される。ビッグデータがはびこる世の中はそのまま監視社会だ。私たちは買い物のことごとくを管理され、政府や企業に操られるだけの人生を強いられていく。
政府の狙いがよくわかった。その意味では有意義な企画と言えなくもないかもしれないが、だとしても批判的な記事が組まれなかったのは悲しい。支配者意識丸出しの主張を一方的に垂れ流すとは、文春も落ちたものである。
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