[※ 『国民のしつけ方』(斎藤貴男著、インターナショナル新書010)…《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》↑]
日刊ゲンダイのコラム【斎藤貴男 二極化・格差社会の真相/ネットを拒否する者への恣意的・差別的排除の行く末】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/246923)。
《進歩についていけない“老害”と嗤わば嗤え。姫田小夏氏の本紙連載「AI最先端 中国現地リポート」(1月24日付)に、恐るべき事態が書かれていたのをご存じか。かの国では個々人を当局かIT企業がスコア付けしており、低ランクの者は列車の予約さえできなくされる。一方、高い者は空港やホテルでVIP待遇、病院でも待たずに受診できるという。権力の腐敗を暴いた記者も当然のようにブラックリスト入り。監視社会とはそうするために企まれる》。
『●アベ様の《国民観、人間観には共通点が多すぎる…
彼の目には私たちが己の財布、兵力、労働力だとしか…》』
『●《キャッシュレス決済比率…89%の韓国》で何が?
米韓FTA同様、なぜ先達に学ぶ気が無いのだろう?』
『●GDP600兆円へ忖度…《アベノミクスの成果が数字に出ない、
ならば統計のやり方を変えればいい》!?』
《ついに全知全能の神にでもなったつもりか。…「総理大臣でございます
ので、森羅万象すべて担当しておりますので、日々さまざまな報告書が
ございまして、そのすべてを精読する時間はとてもないわけでございます。
…2年前に森友問題で追及された時には、「森羅万象、私が説明できる
わけではない!」とキレていたが、いつの間にか、
森羅万象担当に“昇格”していたようだ。…これまで何度も国会で
「私は立法府の長」との誤った認識を披露してきた安倍首相だが、
三権の長では飽き足らず、神の領域にまで誇大妄想が広がっているのか。
だとしたら、もはや職務遂行能力が疑われるレベルだ》
全知全能の神を気どり、「森羅万象を担当」するアベ様が目指す社会…《キャッシュレスの推進で、ついでに国民の一挙手一投足を見張り、操る監視体制の徹底にもつなげるのも狙いか。大切なのは政治的な思惑と利権のみ》。
サイゾーの記事【Twitterからダウンロード保存した画像を勝手に削除 ファーウェイが中国当局の”ネット検閲”に加担か⁉】(https://www.cyzo.com/2019/01/post_191485_entry.html)によると、《中国当局のネット検閲に加担するプログラムが仕込まれている疑惑が浮上》…だそうです。
アベ様のお嫌いな中国ではそんなことが…。「全能の神」気取るアベ様のやりたいことは、そういうことね。
『●ソレは既に彼らの手中…「大量監視の始まり。
日本にこれまで存在していなかった監視文化が日常のものに」』
『●彼/彼女らにこそ「超監視」を! 「市民総出で見張り、
がんじがらめにしておかなければ、危険すぎる」』
「超監視すべき典型例は、《自らには性善説》ばかりの行政府の長は
もちろん、「(詐称)罪無」相です。《監視されるべきはどちらなのかは明々白々だ》」
事実、「全能の神」気取りのアベ様ときたら、こんなことまで言い始めていますよ。奴隷に成り下がっていていいのですかね?
日刊ゲンダイの記事【あなたのPCに勝手に侵入 政府が“違法ハッカー”になる日】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/246373)によると、《東京五輪を“言い訳”にすれば何でもやりたい放題だと勘違いしているのではないか。政府が近く、サイバー攻撃対策として、企業や家庭のパソコンやスマホといった「IoT機器」に対し、無差別に侵入する調査に乗り出すと報じられ、ネット上で「安倍政権による違法ハッカー行為」と大騒ぎになっている》。
『●《きちんと怒り、過ちを正す。私たちは納税者としても
プロになる必要があるのかもしれない。(阿部岳)》』
《サディスティックな政治》を全く批判しないマスコミ。アベ様のNHKなんて政権広報…アベ様のウソ・デマを垂れ流して、恥もしない。そして、〝マゾヒスティックな信者〟達…飼い慣らされ、しつけられていることに危機感無しなオメデタサ。
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/246923】
斎藤貴男 ジャーナリスト
1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争経済大国」(河出書房新社)、「日本が壊れていく」(ちくま新書)、「『明治礼賛』の正体」(岩波ブックレット)など著書多数。
二極化・格差社会の真相
ネットを拒否する者への恣意的・差別的排除の行く末
2019/02/06 06:00
(鮮魚店でキャッシュレス決済を体験する安倍首相(右)/(C)共同通信社)
キャッシュレス話の第2弾。先日、自分で航空機のチケットを手配しなければならなくなり、電話で予約するつもりが、いくら検索しても、電話番号の記載が出てこない。日航も全日空も、だ。
1時間かけてもダメだった。やむなく初めてのネット予約にチャレンジも、訳が分からず、これにも1時間。疲労困憊にもだが、いい年をして機械ごときに愚弄された屈辱に憤怒し続けている。
何度も操作を間違えたので、あるいは二重に課金されるのでは、という不安もなお拭えない。ほんの数カ月前には、わかりにくくはされていたものの、とりあえずは電話番号を発見できたのに。
航空会社にとっては、今どき電話予約のための人手など、とことんムダなのだろう。余計なコストをかけさせる客など、殺したいほど憎いのだと、現実が白状していた。
だが、電話番号まで秘匿するとは、いくらなんでも酷すぎる。恣意的かつ差別的な社会的排除そのものだ。ただ単にネット万能の社会が生理的に嫌いなだけの私は、それでも必死になれば予約不能ではないけれど、一切の操作ができないお年寄りはどうしろと? 目が悪くて画面の文字を読むのが困難な場合は? パソコンやスマホを買う金がない人は?
「文藝春秋」に世耕弘成経産相が寄せたキャッシュレス賛歌を批判した前回も、NTTが公衆電話の撤廃を急ぎ携帯電話の携帯を事実上義務化したやり口を書いたが、それと同様。航空会社の現状もまた、“デジタル・ファースト”なのである。楽天の三木谷浩史氏が率いる新経済連盟が提唱し、経産省が政策化した。要するにネット以外の連絡方法の抹殺だ。
進歩についていけない“老害”と嗤わば嗤え。姫田小夏氏の本紙連載「AI最先端 中国現地リポート」(1月24日付)に、恐るべき事態が書かれていたのをご存じか。
かの国では個々人を当局かIT企業がスコア付けしており、低ランクの者は列車の予約さえできなくされる。一方、高い者は空港やホテルでVIP待遇、病院でも待たずに受診できるという。権力の腐敗を暴いた記者も当然のようにブラックリスト入り。監視社会とはそうするために企まれる。
アベ首相と世耕経産相は2日、御用記者の一連隊を引き連れて東京・品川の戸越銀座商店街を訪れ、電子マネーやスマホのQRコードで刺し身などを買うパフォーマンス。庶民ぶりっ子にだまされていた日には、私たちは奴隷そのものにされてしまう。
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