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●『官邸ポリス』と監視社会・警察国家と前川喜平さん…映画『新聞記者』と現独裁政権批判と望月衣塑子さん

2019年06月28日 00時00分55秒 | Weblog

[●『新聞記者』(望月衣塑子著)…《ひとつずつ真実を認めさせて、さらに裏を取っていくこと―――》↑]



毎日新聞の記事【これが本当なら「現代の特高」…前川元次官が語る告発ノベル「官邸ポリス」のリアル】(https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190620/k00/00m/010/008000c)の抜粋。
日刊ゲンダイの記事【批評家が絶賛 映画「新聞記者」が暴いた安倍政権の“暗部”】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geinox/256538)。その背景から、記事中の「映画批評家」の方の意図は掴み兼ねはしますけれども…。

 《「前田次官」のモデルが加計学園問題で安倍晋三首相に不利な証言をした前川喜平・元文科事務次官(64)なのは明らかだ》。
 《東京新聞記者・望月衣塑子氏(44)のノンフィクションを原案に、「デイアンドナイト」など本格的な人間ドラマで定評ある藤井道人監督が、映画オリジナルの脚本を練り上げて実写化したポリティカルドラマ。これが今、試写を見た業界関係者の間で大変な話題になっている…本作は現政権の、現在進行中の未解決事件を映画化した点で前代未聞》。

   『●アベ様による血税4億円のトンチンカン・トンデモ
         「ミサイル避難CM広告」によるメディア買収!?
    「日刊ゲンダイの斎藤貴男さんコラム【二極化・格差社会の真相/
     今や宣伝機関 “スガ語”で反論した政権ベッタリ新聞の汚点】…
     によると、《なんだか涙が止まらない学校法人加計学園の獣医学部
     新設問題をめぐる「総理のご意向」問題を暴露した
     前川喜平・前文部科学事務次官の“出会い系バー”通いを記事化した
     読売新聞が、その報道姿勢を問う世評に対する反論というか、
     弁明を6月3日付朝刊に、社会部長名で掲載した件だ》。
       こういうところに現れるのでしょう、マスコミによる忖度」

   『●『新聞記者』(望月衣塑子著)読了…《ひとつずつ真実を
              認めさせて、さらに裏を取っていくこと―――》
   『●アベ様の政で唯一〝上手く行っている〟
      メディアコントロール…「一人でも権力に立ち向かう」とはいうものの…
    《そして南さんに今問題になっている質問制限問題は何なのか尋ねる。
     官邸が制限の対象にしているのは望月衣塑子さんで、2017年5月17日に
     加計学園の「総理のご意向」という文書が報道された。それを官邸が、
     怪文書のようなものだ嘘をついたことからはじまっている。これをめぐる
     一連のやりとりが続き、1カ月後くらいに望月記者が官邸記者会見で
     嘘であることを証明せよと迫った。それからである。質問を最後に回す、
     回数を制限する、簡潔にしてくださいなどと質問を邪魔する
     答えもなおざりにするなどが起きた》

 ニッポンは、既に悍ましき監視社会警察国家に成り下がっている。アベ様の政で唯一〝上手く行っている〟メディアコントロールの故か…望月衣塑子さんは「一人でも権力に立ち向かう」とはいうものの…。
 原著『新聞記者』はとても面白い。それを下敷きとした映画は《現政権の、現在進行中の未解決事件を映画化した点で前代未聞》だそうです。現在進行形の独裁政権を批判…《数年分の事件を凝縮した2時間を見終えた時、我々はなんと異常な政権の元で生きてきたのかと愕然とさせられます》とのこと。《“安倍政権の闇”とでも題したくなるほど現政権の疑惑を網羅した内容》。

   『●『琉球新報』は「警察国家」と指摘…「反対運動つぶし」
            「国策捜査」「狙い撃ち」な山城博治さん「拉致」
   『●「国際人権法」違反: 山城博治さん長期「拉致」という
           「独裁的な国家が反対派を黙らせる常とう手段」
    「『日刊ゲンダイ』は、《反対運動つぶし》《国策捜査》《狙い撃ち》と言います。
     そして、『琉球新報』は《政治的な表現の自由を脅かす異常な人権侵害
     《警察国家》と指摘していましたし、今回の社説でも、
     《「反対運動を萎縮させる政治弾圧
     《独裁的な国家が反対派を黙らせる常とう手段》だと言います」

   『●アベ様による血税4億円のトンチンカン・トンデモ
       「ミサイル避難CM広告」によるメディア買収!?
    《前川さんも、
      「読売、官邸のアプローチが連動していると感じた」
     といっていた。そして、
      「これが私以外にも起きているとするならば、大変なこと
       監視社会化、警察国家化が進行していく危険性があるのではないか」
      「権力が私物化されて、第4の権力といわれるメディアまで
       私物化されたら、日本の民主主義は死んでしまう。その入り口に
       我々は立っているのではという危機意識を持ちました」
     と語っていた。》

   『●青木理さん「テロは確かに怖いかもしれないけれど、
         国家の治安機関の暴走はテロよりはるかに怖い」

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https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190620/k00/00m/010/008000c

これが本当なら「現代の特高」…前川元次官が語る告発ノベル「官邸ポリス」のリアル
2019年6月20日 05時00分

     (インタビューに答える元文部科学事務次官の前川喜平
                           現代教育行政研究会代表
       =東京都目黒区で2019年5月22日、藤井太郎撮影)

 元警察庁キャリア官僚がペンネームで書いた告発ノベルとされる「官邸ポリス」(講談社)が「リアルだ」と、霞が関で話題という。その中に出てくる文部科学省の「前田事務次官」は、警察出身の内閣官房副長官の指示で尾行され、弱みを握られる。これが現実なら、日本の「警察国家化」は相当進んでいることになる。「前田次官」のモデルが加計学園問題で安倍晋三首相に不利な証言をした前川喜平・元文科事務次官(64)なのは明らかだ。最近、「思うところあり」として本名でのツイートを始めた前川さんに本の感想を聞き、自身の体験を振り返ってもらった。【大場伸也/統合デジタル取材センター】

………。
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geinox/256538

批評家が絶賛 映画「新聞記者」が暴いた安倍政権の“暗部”
2019/06/21 06:00

     (「新聞記者」完成披露上映会 (左から高橋和也、北村有起哉、
      シム・ウンギョン、松坂桃李、田中哲司、藤井道人監督)
      /(C)日刊ゲンダイ)

 老後資金2000万円不足問題や、ずさんなイージス・アショア候補地調査など、参院選を前に国民の怒りをかきたてる不祥事が続く安倍政権だが、28日から公開される映画「新聞記者」キョーレツな内容は、さらに彼らを悩ませることになりそうだ。

 東京新聞記者・望月衣塑子氏(44)のノンフィクションを原案に、「デイアンドナイト」など本格的な人間ドラマで定評ある藤井道人監督が、映画オリジナルの脚本を練り上げて実写化したポリティカルドラマ。これが今、試写を見た業界関係者の間で大変な話題になっているのだ。その内容を、映画批評家の前田有一氏が驚きを隠せぬ様子で語る。

「タイトルこそ著書に合わせていますが、映画版はもはや“安倍政権の闇”とでも題したくなるほど現政権の疑惑を網羅した内容です。最近ハリウッドでは、チェイニー副大統領を描いた『バイス』など政治批判の映画が話題ですが、しょせんは過去の話。本作は現政権の、現在進行中の未解決事件を映画化した点で前代未聞です。ハリウッドでさえ、こんなことをしようという無謀な映画人はいない。社会派映画史に刻まれるべき偉業です」

 映画は女記者(シム・ウンギョン)が、加計学園がモデルとおぼしき特区の新設大学にまつわる内部告発を受け取材を始めたところ、あらゆる手段で政権を守ろうとする内閣情報調査室から激しい妨害にあう様子を、重厚な演出で描く。実名こそ出さないものの、伊藤詩織さん暴行揉み消しや、公文書偽造を強いられた官僚の自殺をはじめ、これでもかと出てくるエピソードが現実とリンクしていることは誰が見てもすぐにわかるようになっている。


■「ここまで危険水域に踏み込んだ日本映画はかつてない」

「藤井監督ら3人の脚本チームの力作ですが、感情的にならず、報道等で判明しているファクト中心に構成した点に誠実さを感じます。数年分の事件を凝縮した2時間を見終えた時、我々はなんと異常な政権の元で生きてきたのかと愕然とさせられます。芸能界全般が忖度ムードに包まれる中、松坂桃李や本田翼をはじめ、出演した人気俳優たちの勇気も称えるべきです。安倍政権のもと、ここまで危険水域に踏み込んだ日本映画はかつてなく、映画としての出来もすこぶる良い。これほどの映画がもしヒットしなかったら、もう日本で社会派映画に挑戦する映画人なんていなくなってしまいますよ」(前田氏)

 日本映画界からの痛烈な一撃が、いよいよ安倍政権に引導を渡すことになるか。
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