[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様…日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]
マガジン9の記事【こちら編集部/おもてなし外交のなれの果て(助田好人)】(https://maga9.jp/190703-2/)。
《文在寅韓国大統領との面談を拒否していなければ事前に耳打ちされたかもしれない。当の河野外務大臣はG20開催中、ツイッターに会場の写真をアップし、「タローを探せ」というお遊びをしていました。相手と真っ当な議論ができず、「お・も・て・な・し」で仲良くなるか、居丈高な態度で怯ませようとするか、で問題を解決しようとする外交のなれの果てといわざるをえません。歓待すれば来賓は喜び、一緒に笑顔でカメラに安倍首相とツーショットで収まってくれる。「外交の安倍」と呼ばれる本質は、そんな画像や映像に過ぎないのではないでしょうか…しかし、交渉の最後には「あなたは絶対的に友好でない人だから、これからも何回もきなさい」と言われ、何度も議論を重ねました。野中氏が互いの利益を考えながら、全身全霊で相手に対峙していることが北朝鮮側が伝わったのでしょう。しかし、そのパイプも失われました》。
『●「3本の矢」「女性活躍」「1億総活躍」「働き方改革」「人づくり革命」
…そんなものを有難がってる…』
《「外交の安倍」を自負しているようだが、外交政策も、北朝鮮問題は
「蚊帳の外」に置かれ、北方領土は1ミリも返還されず、
TPP離脱の米国には2国間貿易交渉を迫られる始末だ。
安倍政権の政策はことごとく失敗に終わっている》
『●「何十年と付き合っていますけど、
総理は嘘をつくような人じゃない…」(山本一太氏)…《もはやカルト》』
《なにがどう転んでも、「トランプ大統領を支持します」ってひとつ覚えの人が、
メディアの手にかかれば、外交の安倍ですって》
『●国益ならぬ僕益…「絆の強いお友達は、ちょっと動くだけで、
とんでもない見返りを求めてくるのですね。」』
《外交の安倍(マスコミが作ったイメージだけど)として、
「米朝会談、蚊帳の外」といわれるのが屈辱だった。モリカケ問題の失態を、
外交で一気に取り返したいこともあったろう。だからお土産をもって、
トランプさんに会ってもらった。お土産とはうちらの財産。
安倍さんの動きは、本当に国益にかなったものなのか?》
『●鈴木耕さんの「東京オリンピック…は返上すべきじゃないだろうか」、
毬谷友子さん「五輪は返上します」』
《その上、みっともないことに、首脳会談ではプーチン大統領に2時間近くも
待ちぼうけを食わされたという。「外交の安倍」が聞いて呆れる》
『●「私の妻や友人が関わってきた」と自ら暴露…
「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」実行せよ!』
《…などと“外交の安倍”がいかに看板倒れであるかを自ら暴露した安倍首相》
『●1/4の支持者と2/4の眠り猫な皆さんが作りだす…
《弁舌で聴衆を引きつける能力がない》アベ様独裁』
《原発セールスも対ロ、対北朝鮮問題、日米貿易交渉でも何ひとつ成果を
上げていないが、メディアは「外交の安倍」キャンペーンに協力し、
“やっている感”だけの印象操作が横行する》
『●《売国》どころか《安倍さんの安倍さんによる…
“献国”とか“贈国”》。《前進どころか…後退してるわ》』
『●あのオモテナシ《ご機嫌取りの接待漬け》は「交」渉だったのか?
「害遊・害〝行〟のアベ様」がイラン訪問?』
『●《極東の多くの国の国民は戦争でなく
平和を望んでいることは間違いない》…蚊帳を吊るされたアベ様ら外交音痴』
「アベ様らには、《平和なアジアという井戸を掘る意思》など全く無し。
蚊帳の外の《蚊》でしたとさ。害交害遊のアベ様は害虫の《蚊》だったわけ…
そりゃぁ、蚊帳を吊るすでしょうょ」
《相手と真っ当な議論ができず、「お・も・て・な・し」で仲良くなるか、居丈高な態度で怯ませようとするか、で問題を解決しようとする外交のなれの果てといわざるをえません》…見てて恥ずかしくなる。《相手に気に入ってもらおうとする態度ばかりが目立つ》…それって外交なのか? 《互いの利益を考えながら、全身全霊で相手に対峙》したことなんてあるのだろうか? 《あれだけ強硬な態度をとっていたのに、米国が柔軟な対応をした途端に態度を軟化するような》ニッポンを、誰が相手にしてくれようか。
《超高額の戦闘機を購入すれば、そのしわ寄せは福祉や教育、あるいは新しい産業の育成などにきます。通商交渉の結果は中小企業の業績にもかかわってきます》。ニッポンは経済的にもズタズタ。
さて、日本の友好国ってどこ? 《パイプ》の在る国ってどこ? 相手にもされない、哀しい国に成り下がり。子供じみた、外交音痴な「害遊・害〝行〟のアベ様」ら…あまりに酷い。
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【https://maga9.jp/190703-2/】
こちら編集部
おもてなし外交のなれの果て(助田好人)
By マガジン9編集部 2019年7月3日
「外交の安倍」と誰が呼んだのか
一瞬フェイクニュースかと思いました。6月30日午後、トランプ米国大統領と金正恩朝鮮労働党委員長が板門店で会談し、2人で軍事境界線をまたいで超えるパフォーマンスの映像がテレビに流れたときです。
先月、令和時代の最初の国賓としてトランプ大統領を日本に招聘し、新しい天皇陛下との会談を設け、大相撲が行われていた両国国技館の桟敷席に異例の椅子設置で歓待し、米国製ステルス戦闘機F35を105機、1兆円以上で購入すると約束して、強固な日米同盟をうたう安倍首相が、G20が開催された大阪サミットの場で隣に座るトランプ大統領から何も知らされていなかった。
文在寅韓国大統領との面談を拒否していなければ事前に耳打ちされたかもしれない。当の河野外務大臣はG20開催中、ツイッターに会場の写真をアップし、「タローを探せ」というお遊びをしていました。
相手と真っ当な議論ができず、「お・も・て・な・し」で仲良くなるか、居丈高な態度で怯ませようとするか、で問題を解決しようとする外交のなれの果てといわざるをえません。歓待すれば来賓は喜び、一緒に笑顔でカメラに安倍首相とツーショットで収まってくれる。「外交の安倍」と呼ばれる本質は、そんな画像や映像に過ぎないのではないでしょうか。
トップが何を考えているのかわからない
かつて安倍首相は、プーチン大統領との会見を前に、同大統領のことを「ウラジーミル」と呼びかけていました。
相手をファーストネームで呼ぶことで親しみを伝えたかったのでしょう。しかし、ロシア語ではファーストネームをそのまま使うことはありません。たとえば、男性で「ドミトリー」であれば「ジーマ」、女性の「タチアーナ」であれば「ターニャ」。プーチン大統領(ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン)の場合は「ヴァロージャ」という愛称で呼ぶのが普通ですが、相手に敬意を込めて、「ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ」とファーストネームと父称を合わせて呼びかけるべきでした。
外務省のロシア語専門家は助言をしなかったのでしょうか。単に呼び捨てにされたプーチン大統領は「安倍首相」と返しました。
2人は25回以上も首脳会談を重ねたにもかかわらず、北方領土交渉は何も進んでいないどころか、後退した感さえあります。安倍首相には、北方領土は2島返還で決着させるのか、全島返還を譲らないのか、あるいはすべてを両国の共同管理にするなのか、最善のシナリオと最悪のシナリオを描いて交渉に臨むような様子も感じられず、相手に気に入ってもらおうとする態度ばかりが目立つのです。にもかかわらず、「北方領土を取り返すには戦争するしかない」という趣旨の発言を行った某議員に野党が提出した辞職勧告案に自民党は難色を示していたのですから、ロシア側の「北方領を返還したら、その地に米軍基地ができるのではないか」という警戒心はしごく当然でしょう。
喧嘩のできない首相
かつて田中角栄元首相は初めて訪ロした際、当時のブレジネフ・ソ連共産党書記長に対して「自分は日本からシベリア上空を飛んできた。ソ連は広大な国。ほんのちっぽけな北方領土くらい返してくれてもいいだろう」と言って、唸らせたといいます。ブレジネフにしてみれば愉快ではない発言ですが、本音を語る田中角栄を信頼に足る人物とみなしたのではないでしょうか。
また、昨年亡くなった野中広務氏は、中国の胡錦濤主席(当時)に、戦後、中国が日本に国家賠償を求めなかったお礼を伝えると同時に、同主席から日本の中国向けODA(政府開発援助)に対する感謝の言葉を引き出しました。また平壌を訪問し、朝鮮労働党幹部と行った会合では、「IAEA(国際原子力機関)の核査察を受け入れろ」と主張して譲らず、相手を激昂させたこともあります。しかし、交渉の最後には「あなたは絶対的に友好でない人だから、これからも何回もきなさい」と言われ、何度も議論を重ねました。野中氏が互いの利益を考えながら、全身全霊で相手に対峙していることが北朝鮮側が伝わったのでしょう。
しかし、そのパイプも失われました。
5月に「金正恩委員長と前提条件なしでの会談を目指す」と発言した安倍首相を北朝鮮が相手にしないのは、米朝関係の改善が進む中、乗り遅れまいとする安倍首相の焦りが見えるからでしょう。あれだけ強硬な態度をとっていたのに、米国が柔軟な対応をした途端に態度を軟化するような相手だから、放っておけば自分たちの方が有利になる――私が金正恩ならそう考えます。
相手が本気なのか。交渉に命を張っているのか。そういうものを相手は見極めようとします。お互い国を背負っている者同士、「お友だちになって問題を解決する」なんてありえません。
安倍首相は本気の喧嘩ができない人なのだと思います。国会で野党との厳しい論戦に挑もうとしない同首相は、自らに対する批判への耐性が低いように思えます。たいていは逆切れしたり、論点をはぐらかす論法で切り抜けたり、官僚の作成したメモを棒読みしたり、これらを外交の場でやると相手の信頼を決定的に失います。いや、もう失ってしまっているのかもしれません。
外交を身近なテーマに
外交は政府間のやりとりであり、機密情報なども絡んだりしますから、市民には語りにくい対象です。日常生活への影響は大きくないという思いも、関心を低くしている理由でしょう。しかし、超高額の戦闘機を購入すれば、そのしわ寄せは福祉や教育、あるいは新しい産業の育成などにきます。通商交渉の結果は中小企業の業績にもかかわってきます。
外交を外務官僚や一部ジャーナリストのものにせず、もっと語り合うべき。人と人との関係を常識的に考えることのできる、私たちの普通の感性が一番大事なのだと思います。
(助田好人)
(中国側から見る中朝ロ3国間国境。白い監視塔から手前が中国、
川を挟んで左側遠方がロシア、川の右岸が北朝鮮、奥に見えるのは
日本海。対米追従外交はもう限界。新しいアジアの時代を見据えた
日本の外交を)
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