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●「中止」で幕引き、火消しを図る気、満々…アベ様は《ひいては集票が期待できる》ので「桜を見る会」と前夜祭を利活用

2019年11月15日 00時00分20秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



今日の東京新聞』(http://a-tabikarasu.hatenadiary.com/)から、再びすいません、コピペ・マゴビキさせて頂きました。いつも、ごめんなさい。【本音のコラム 「桜も赤くなる」 斎藤美奈子】(http://a-tabikarasu.hatenadiary.com/entry/2019/11/13/182922)。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/「お友達会」あわてて火消しもむなしい】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201911140000071.html)。
リテラの記事【安倍首相「桜を見る会」中止で私物化問題の幕引き図るも新証拠続々! 安倍事務所がツアー案内、萩生田文科相も貸切バスで大量招待】(https://lite-ra.com/2019/11/post-5088.html)。

 《そんな接待は私費でやれという人がいるけど、いやいや私費でやったら公職選挙法違反で完全にアウトである。だからこそ桜を見る会が利用されたのではないか。実際、客が選べるなら、首相および政府与党にとって会のメリットは大きい》。
 《この茶番は鳩山が予算内で行うこととはわけが違う選民思想を強くしたために、いくら二階や山口が助け舟を出しても通用しない社会になってしまったお友達が大好きな首相のお友達会にブーメランが戻ってきたとみるべきだ》。
 《菅義偉官房長官は午前の定例記者会見で招待者について国会議員からの推薦や働きかけがあったことを認め、さらに夕方の会見では午前の会見で否定していた総理枠の存在を一転して認め、首相や副総理、官房長官、官房副長官らにも招待者の推薦依頼をおこなっていたと公表。来年の「桜を見る会」開催を中止すると発表》。

   『●アベ様お得意の《政治の私物化》の極致…《「桜を見る会」…
            公的イベントを支援者接待と政治資金集めに利用》
   『●「桜を見る会」税金接待…《稲田氏や萩生田氏、世耕氏といった
           安倍首相の側近議員たちも…招待し、もてなしていた》
   『●「桜を見る会」税金による支持者接待および「前夜祭」
      政治資金パーティー…公職選挙法違反および政治資金規正法違反
    「《公職選挙法違反にあたる可能性…政治資金規正法違反疑惑》…
     晋和会では当然きちんと処理されてるんですよね? それとも、
     安晋会の方で処理してるんですか?」

 「中止」で幕引き、火消しする気、満々なアベ様ら。そりゃぁ、無理というもの。
 日刊スポーツの記事【安倍首相は謝罪せず「桜を見る会」ちゃぶ台返し中止】(https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201911130000747.html)によると、《いつもの「くさいものにはフタ作戦-。安倍晋三首相は13日、「私物化」が問題視されている「桜を見る会」を、自らの判断で来年は中止すると発表した》。

 公職選挙法違反および政治資金規正法違反であることが理解できていない模様のアベ様。「中止」で幕引き、火消し…許される訳がない。

 《問題をすり替え、開催中止によって幕引きとする算段》って、ご冗談を。《「民主党もやっていた」だの開催中止の決定だので幕引きできるような話ではない》。
 「中止」で幕引き、火消しを図る気、満々…アベ様は《ひいては集票が期待できる》ので「桜を見る会」と前夜祭を利活用…《公金による買収》をやっていた訳だ。

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http://a-tabikarasu.hatenadiary.com/entry/2019/11/13/182922

今日の東京新聞
購読している東京新聞の記事を紹介します。読者の応援ブログです。
2019-11-13


本音のコラム 「桜も赤くなる斎藤美奈子

 8日の参院予算委員会で、共産党の田村智子議員が追及した安倍晋三首相主催の「桜を見る会」問題が、ようやく波紋を広げはじめている。
 招待客の選定基準が不透明で、首相の後援会関係者850人!)はじめ他の閣僚や与党議員の後援会員が多数招かれていること(私的接待疑惑)。例年1万人程度だった招待客が安倍政権下で18000人にまで膨らみ、予算も3倍超に増えたこと(公金の私的流用疑惑)。個人情報やテロ対策をタテに首相が招待客の開示を拒み、内閣府は招待客名簿を1年未満で廃棄すると述べていること(文書隠蔽(いんぺい)疑惑)。
 そんな接待は私費でやれという人がいるけど、いやいや私費でやったら公職選挙法違反で完全にアウトである。だからこそ桜を見る会が利用されたのではないか。実際、客が選べるなら、首相および政府与党にとって会のメリットは大きい。
 後援会員や支持者への感謝と慰労を示すことができ、ひいては集票が期待できる。招待客の名誉欲や自尊心をくすぐり、ひいては集票が期待できる。芸能人らとの記念撮影はPRになり、ひいては集票が期待できる。税金の無駄遣い? いや公金による買収でしょ。
 菅原一秀前経済産業相のメロン、河井克行前法相のウグイス嬢より規模も悪質さもずっと上だ。新宿御苑の行ってごらんよ。桜の葉っぱも赤面してるよ。 (さいとう・みなこ/文芸評論家)
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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201911140000071.html

コラム
政界地獄耳
2019年11月14日8時38分
「お友達会」あわてて火消しもむなしい

★政界雀の中でくすぶっていた毎年春に新宿御苑で開かれている首相主催の「桜を見る会」は、ついに中止に追い込まれた。8日に行われた参院予算委員会での共産党・田村智子による追及で大きくなり、野党挙げての「首相の私物化」疑惑攻勢で「追及チーム」が立ち上がった。首相・安倍晋三後援会だけでも山口県から850人を連れてくるというので規模も話題になった。政府は名簿を破棄しているとか、さまざまな今までの手法を駆使して火消しに努めたが、桜を見る会に顔を出した山口の後援会の人々、芸能人、著名人が喜々としてネットに写真を誇らしげに載せたため、政府も隠し通せない

★あわてて、ブログや写真をネットから削除する“乗っかった人たち”の努力もむなしい。もちろん首相応援団たちは手をこまねいているわけではない。12日、自民党幹事長・二階俊博は「誰でも議員は選挙区の皆さんに機会あるごとに何かできるだけのことを呼びかけて、ご参加いただくことに配慮するのは当然のことではないかと思います」と相変わらず「まずまず」発言を繰り返す。また公明党代表・山口那津男も「野党も政権を取ったときはそういう行事を主催する場があった」と指摘した。

★確かに10年4月18日の首相動静を見ると「8時31分、新宿御苑。首相の地元、北海道の後援会関係者らと記念撮影」とある。今、政府が野党へブーメランになるように10年前の首相・鳩山由紀夫も同じことをやっているという反撃キャンペーンに沿った発言だ。だが、社会は政権によって変わってしまった。政府が身の丈にあった生活を強い、選ばれた上級国民が桜を見る会に招かれる。この茶番は鳩山が予算内で行うこととはわけが違う。選民思想を強くしたために、いくら二階や山口が助け舟を出しても通用しない社会になってしまったお友達が大好きな首相のお友達会にブーメランが戻ってきたとみるべきだ。(K)※敬称略
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https://lite-ra.com/2019/11/post-5088.html

安倍首相「桜を見る会」中止で私物化問題の幕引き図るも新証拠続々! 安倍事務所がツアー案内、萩生田文科相も貸切バスで大量招待
2019.11.13 09:48

     (2019年の「桜を見る会」(首相官邸HPより))

 国民が払った税金を総理大臣が地元選挙区の何百人という後援会員の接待のために使っていたという、前代未聞の背信行為として波紋を広げている「桜を見る会」問題。本日、菅義偉官房長官は午前の定例記者会見で招待者について国会議員からの推薦や働きかけがあったことを認め、さらに夕方の会見では午前の会見で否定していた総理枠の存在を一転して認め、首相や副総理、官房長官、官房副長官らにも招待者の推薦依頼をおこなっていたと公表。来年の「桜を見る会」開催を中止すると発表した。

 さらにその後、安倍首相は官邸で記者団の前に姿を現すと、こう述べた。

「来年の『桜を見る会』については、すでに官房長官が説明したとおり、私の判断で中止にすることにしました

 時間にしてたったの十数秒。なぜ中止にすることを決めたかや追及を受けている後援会員らの招待問題についての言及は一切なし。だいたい、自分が問題を引き起こしたというのに、「私の判断で中止を決めた」って、いかにも自分が英断を下したかのようなこの言い草はなんなんだ

 だが、これで安倍首相は決着をつけたと思っているのだろう。菅官房長官が会見で「こうした手続きは、長年の慣行でおこなってきているもの」と強調したように、安倍官邸は、招待者の推薦をしていたことを認めることで「民主党政権時代も同じだった」と問題をすり替え、開催中止によって幕引きとする算段なのだ。

 しかし、いま問題になっているのは、政府の「開催要領」では招待者数は1万人が目安とされているにもかかわらず、安倍政権になって参加人数が増加してゆき、今年は約1万8200人にまで膨れ上がっていること、そして安倍首相が数百人規模とみられる地元の有権者である後援会関係者を招待していた、という事実だ。

 しかも、大人数の地元の関係者を招待してもてなしていたのは、安倍首相だけではない。実際、自民党の馳浩・元文科相は、自身のブログでこう綴っている。

〈国会議員仲間にも、あちこちでご挨拶。萩生田光一代議士など、地元の皆さんと一緒に、バスを借り切ってお見えであったし。〉(「はせ日記」2013年4月20日)

 安倍首相の側近中の側近である萩生田光一氏も、バスを借り切って地元関係者を招待していた──。このように、「開催要領」を逸脱する参加者数の増加、それによって予算を3倍以上まで増やしたことは、安倍政権での問題なのである。本日おこなわれた衆院厚労委員会でも会計検査院が「検査していく」と明言したが、「民主党もやっていた」だの開催中止の決定だので幕引きできるような話ではないのだ。

 しかも、ここにきて、安倍首相の公職選挙法や政治資金規制法違反疑惑が濃厚になり、さらには「虚偽答弁」をおこなっていたことまでわかってきた。

 たとえば、日本テレビは昨日、安倍首相の地元後援会関係者から入手したという資料を公表。それは安倍首相の事務所から送られていた「内閣府主催「桜を見る会」参加申し込み 平成31年4月13日(土)」と書かれたもので、そこには参加者の名前を記入する欄とともに、〈後日郵送で内閣府より招待状が届きますので、必ず、現住所をご記入ください〉とも注意書きがなされていた。

 さらに、本日の朝日新聞朝刊は、2018年4月に「あべ晋三事務所」が送付していたという「『桜を見る会』あべ事務所ツアースケジュール」という資料の存在を報道。「桜を見る会」に参加を希望する後援会関係者に対してツアープランを案内したもので、Aコースは葛飾柴又散策で6万9000円、Bコースは目黒雅叙園の有形文化財・百段階段で7万4000円、Cコースは野球殿堂博物館見学、Dコースは屋形船乗船となっており、いずれも一泊二日で1日目には観光と「安倍晋三後援会夕食会」、翌朝の「桜を見る会」(首相夫妻と写真撮影付き)がセットされている。


■安倍首相の虚偽答弁、「安倍晋三後援会 桜を見る会前夜祭」にさらなる追及を!

 つまり、これらの「物証」によってはっきりしたのは、安倍首相の事務所が地元有権者である後援会関係者に「桜を見る会」の参加を募り、ツアープランまで用意して、参加者をとりまとめて招待者として案内を送るよう内閣府に伝達していた、ということだ。

 だが、安倍首相は8日の参院予算委員会で追及を受けた際、こう答弁した。

「『桜を見る会』についてはですね、各界において功績・功労のあった方々をですね、各省庁からの意見等を踏まえ、幅広く招待をしております。招待者については、内閣官房および内閣府において最終的にとりまとめをしているものと承知をしております。私は主催者としての挨拶や招待者の接遇はおこなうのでありますが、招待者のとりまとめ等には関与していないわけであります」

 実態は「功績・功労のあった方々」ではなく自分の地元支援者である有権者を幅広く招待していたことは明々白々だが、その招待者のとりまとめは安倍事務所がおこなっていたのである。にもかかわらず、安倍首相は「招待者のとりまとめには関与していない」と断言し、シラを切っていたのだ。

 案の定、安倍首相は国会で嘘をついていたわけだが、さらに今後の追及が必要なのは、「前夜祭」問題だ。

 昨日の記事でもふれたが(https://lite-ra.com/2019/11/post-5086.html)、「桜を見る会」の前日の夜には安倍首相夫妻が参加する「安倍晋三後援会 桜を見る会前夜祭」なる催しが都内の高級ホテルであるANAインターコンチネンタルホテル東京やホテルニューオータニで開催されているのだが、今年はこの会に地元の「桜を見る会」ツアー参加者を含む約850人もの人数が参加したといわれている。だが、この会費はツアー料金には含まれておらず、朝日新聞が報じた2018年の「『桜を見る会』について(ご連絡)」という資料でも、〈会費 5000円(18歳以上お一人様)※当日、受付でお支払下さい〉と記述されている。

 しかし、参加者の会費5000円だけでこの盛大な「前夜祭」が実施できたのか、甚だ疑問だ


■銀座久兵衛の寿司も出たのに会費5000円は安すぎ!? 公選法違反の寄付に当たる可能性も

 実際、ホテルニューオータニHPにある「パーティープラン」を見ても、いちばん安い「立食プラン」でも1名につき1万1000円からの料金となっている。しかも、昨日おこなわれた野党4党による合同ヒアリングでは、オバマ大統領来日の際に訪れた高級店「銀座久兵衛」の寿司までふるまわれていたことが指摘された。ちなみに「銀座久兵衛」のHPによると、ケータリングの場合、料理代は1名につき1万5000円。200人分を用意したとしてもこれだけで300万円もかかる。ニューオータニには久兵衛の支店が入っているため、このケータリングのサービスを利用したかは不明だが、上記ニューオータニの「立食プラン」には久兵衛の寿司は含まれていない。

 このように、「前夜祭」はとてもじゃないが5000円の会費だけで賄われたとは思えないのだが、もし参加費で賄えていなければこれは公選法違反ということになる。たとえば、きょう放送の『ひるおび!』(TBS)では、政治資金にくわしい岩井奉信・日本大学法学部教授が「5000円(の会費)でニューオータニは無理だろう。私のゼミの催しで利用したときも最低で1万円だった。久兵衛のお寿司なんかが出れば、当然もっと高い」とした上で、こう指摘していた。

「(会費では)足りない部分を安倍事務所なり何なりが補填をしたとなってくると、これは昔、小渕優子(元経産相)さんの問題が出たように、当然、(公選法で禁止されている)地元の有権者に対する寄附行為にあたると。これは大問題にあたるわけですよね」
差額はどうなっているのかというのが、いちばん問題になりますよね」

 しかも、安倍首相が代表の政党支部や関係する政治団体の収支報告書には、この「前夜祭」にかんする収支の記載がない。政治資金規正法では「対価を徴収して行われる催物」は政治資金パーティーと規定されており、その収入や経費などは収支報告書に記載しなければならず政治資金規正法違反の疑いがあるのだ。


■安倍首相は「桜を見る会」大量招待問題を国会で追及された夜も、公邸に支援者を招き入れ…

 いくら安倍官邸が幕引きをしようとしても、これら安倍首相に持ち上がっている違法疑惑について自ら国会の場で説明しなくては、納税者である国民は納得のしようがないだろう。

 だが、この税金で自分の支持者に接待をおこなっていたという大問題に対し、安倍首相は事の重大さ、いや、そもそも自分がやってきたことが「国民に対する背信行為」なのだということを、まったく理解できていないのではないか。

 じつは、この問題に一気に火をつけた8日の参院予算委員会での追及のあと、安倍首相は信じがたい行動に出ていた。同日の首相動静には、こうある。

「6時40分、公邸着。41分から42分、支援者と写真撮影。8時52分、全員出る」

 ついさっきまで地元の支持者への公金を使った接待を指摘されて追及を受けたていたというのに、誰もが入れるわけでもない公的な場所である公邸に自分の支援者を招いて、写真撮影のサービスをおこなっていた──。しかも、この動静の記述からは、支援者が公邸を出たのは写真撮影から2時間後のこと。時間帯を考えれば、夕食が振る舞われていた可能性もある。

 ようするに、いま一体、何が問題になっているのか、安倍首相はわかっていないのではないか。いや、森友・加計問題と同じで、自分を支持してくれる人を大事にするのは当然だ」「税金をどう使おうが総理大臣である俺の勝手だとさえ考えているのではないか。そうとしか思えないのだ。

 はっきり言って、安倍首相によるこの国民を舐めきった態度が改まることはけっしてないだろう。ならば辞めてもらう。それしか答えはない

(編集部)
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●「桜を見る会」税金による支持者接待および「前夜祭」政治資金パーティー…公職選挙法違反および政治資金規正法違反

2019年11月14日 00時00分12秒 | Weblog

[※ 日刊ゲンダイ2017年3月4日)↑]



リテラの記事【「桜を見る会」公金不正に新疑惑! ケータリング業者は安倍首相と昭恵夫人のお友達だった 不自然な入札、価格も倍以上に】(https://lite-ra.com/2019/11/post-5086.html)。

 《「桜を見る会」という公的イベントを私物化し、税金を使って自分や妻の支持者やお友だち数百人規模で接待する一方、「桜を見る会」を利用するかたちで開催したパーティには違法の疑いまで──。まったく腐りきっているとしか言いようがないが、重大な疑惑は、さらにもうひとつある》。

   『●東京電力核発電人災下の福島でも荒稼ぎしたゲス・ヒトデナシな
               詐欺師・ジャパンライフの片棒を担ぐ議員達
   『●《福島県での相談が最も多かった》…福島を食い物にする
          ゲス・ヒトデナシぶり、それに手を貸すアベ様ら
    「《「桜を見る会」…ジャパンライフは招待状と安倍首相の顔写真を
     宣伝チラシに載せ大々的にアピール…安倍首相もまた“広告塔”
     としての役割》を果たしていた訳です。その他、片棒を担いだ
     議員達は? アベ様も含めて、
     《ゲス・ヒトデナシな詐欺師・ジャパンライフの片棒を担ぐ議員達》、
     彼ら自身もゲス・ヒトデナシ。《福島県での相談が最も多かった
     …福島を食い物に。」

   『●アベ様お得意の《政治の私物化》の極致…《「桜を見る会」…
            公的イベントを支援者接待と政治資金集めに利用》
    「アベ様の私的文化的?な《安倍総理のサクラになる会》(©小田嶋隆さん、
     https://twitter.com/tako_ashi/status/1178523901380317184)」
    「「桜を見る会」前夜祭という立派な政治資金パーティーについて、
     《政治資金規正法違反の疑い》だそうですよ。あぁ、でも
     《自民党の最近のルールは「返せば問題ない」と、なかったことに
     できるというもの》でしたねぇ。あれぇ~、もし「資料は破棄した
     といったことになると、「返し」ようもないですよね…」

   『●「桜を見る会」税金接待…《稲田氏や萩生田氏、世耕氏といった
          安倍首相の側近議員たちも…招待し、もてなしていた》
    「《各界において功績・功労のあった方々》…ジャパンライフの会長らに、
     一体どんな《功績・功労》があったのか、大変に興味深いものだ」

 ジャパンライフの会長らに、一体どんな《功績・功労》? アベ様や自民党的には、コチラも《何か問題があるか!!》なの?
 東京新聞の記事【桜を見る会 招待客、与党議員に枠 二階氏、支持者配慮は「当然」】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201911/CK2019111302000119.html)によると、《二階俊博幹事長は十二日の記者会見で、桜を見る会に与党議員が地元支持者を招待することについて「議員が選挙区の皆さんに配慮するのは当然のことだ」と述べた。招待客枠の割り当てに関し「あったって別にいい何か問題があるか」と強調した。石破茂元幹事長も「党の役職をしている時にそんな枠があった」と認めている》。

   『●「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」からの 
         この1年間の無駄…泥縄で有耶無耶にするつもり?
   『●「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」が
         公文書「書き換え」という名の「捏造」=犯罪の引き金

   『●タンカ記念日と15年「「獣医学部いいね」
      と安倍さんが言ったから、2月25日は加計記念日」で滅公奉僕
   『●アベ様の「ダーティな政治手法」スクープ: 「もはや地元の
              安倍事務所が勝手にやったではすまされない」

 アベ様は国会で「私は差配していない」と主張。でも、アベ様を慮って、事務所「は」関与していた訳ね。でも、「もはや地元の安倍事務所が勝手にやったではすまされない」のでは?
 東京新聞の記事【桜を見る会 首相事務所が参加募集 地元後援会関係者が証言】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201911/CK2019111302000118.html)よると、《「桜を見る会」に安倍晋三首相の地元後援会員が多数招待されたとの指摘を巡り、地元・山口県の後援会関係者は「毎年、首相の事務所から案内が来る」と証言した。別の関係者は、桜を見る会に東京観光を組み合わせた旅行プランの申し込みを事務所が受け付け、代理店に申し込む形式で支持者らを参加させていると明らかにした》。
 日刊ゲンダイの記事【首相事務所「桜を見る会」ツアー案内 関与否定は虚偽答弁】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/264662)でも、《国の予算を使って開かれる「桜を見る会」に、安倍首相の地元後援会関係者が多数招待されていた問題で、この会への参加を含む観光ツアーを案内するあべ晋三事務所名義の文書が、地元有権者らに送付されていたことが分かった。13日の朝日新聞が報じた。朝日新聞は「平成30年2月吉日」の日付や安倍首相の地元事務所の電話番号が記載された「『桜を見る会』について」と題した文書を入手。2018年4月21日に開かれた「桜を見る会」とその前日に都内のホテルで行う安倍夫妻同席の夕食会に加え、東京スカイツリーなど4コースの中から選べる都内観光ツアーが提示されており、「招待状は内閣府より直接送付されます」などの注意書きもある》。

 以前からリテラが指摘していたように、「桜を見る会」前夜祭という立派な政治資金パーティーについて《政治資金規正法違反の疑い》。
 東京新聞の社説【桜を見る会 「私物化」は許されない】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019111302000151.html)によると、《安倍晋三首相が、自ら主催する「桜を見る会」に、後援会関係者らを多数招いていた。公金を使った便宜供与なら、違法性を問われかねない。あいまいな説明やごまかしは許されない。毎年四月、東京・新宿御苑で行われる桜を見る会は、各界で功績のある人や著名人を首相が慰労する趣旨で開催され、無料で酒や食事、土産物が振る舞われる。首相がこの場で選挙区の有権者を接待したのなら、公職選挙法が禁じる寄付行為や税金の目的外支出という財政法違反などに当たる可能性が出てくる》。

 さて、案の定、閣議決定済みの「私人」アベ昭恵様が…登場。アベ様やお妃さまの「オトモダチ」が噛んでいた可能性が指摘…《飲食提供事業を独占し、契約価格が約1200万円も吊り上げられてきたのは、安倍首相と深い関係をもつ「お友だち」企業》。すごいなぁ、アベ様ご夫妻。

 《公職選挙法違反にあたる可能性…政治資金規正法違反疑惑》…、さて、どうするつもりなんでしょうねぇ、アベ様? 前夜祭について、《政治資金規正法では「対価を徴収して行われる催物」は政治資金パーティーと規定されており、その収入や経費などは収支報告書に記載》しないといけないのですが…、晋和会では当然きちんと処理されてるんですよね? それとも、安晋会の方で処理してるんですか?

   『●《極右のタニマチ》達の悍ましさ…アノ「安晋会」副会長・
           アパホテル元谷外志雄代表とアベ様の深~い関係
    《「晋和会」が表の公的な資金管理団体なら、安晋会は裏のダークな集金
     装置。「暴力団関係者とも裏取引するという、ダーティな政治手法
     を担う一翼》

 もう言い飽きたけど…言っちゃぁ悪いが、のこのこ出かける人たちの気が知れないね…《バカがどんどん図にのるんだよ、ハハハ》。成田三樹夫さん、《権力にへたへたする役者じゃ意味がない。…バカがどんどん図にのるんだよ、ハハハ》。《どんどん図にの》っている馬さんや鹿さんは、どうやら《役者》や芸能人だけでなく、《安倍首相のシンパ囲い込みのための数時間の花見》という私的行事に血税がドブガネされても《怒る》ことのない方々も含まれそうだ。

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https://lite-ra.com/2019/11/post-5086.html

「桜を見る会」公金不正に新疑惑! ケータリング業者は安倍首相と昭恵夫人のお友達だった 不自然な入札、価格も倍以上に
2019.11.12 10:44

     (首相官邸ホームページより)

 これは安倍首相の税金を使った支持者接待、公的イベントの私物化ではないのか──。先週金曜に参院予算委員会で追及がおこなわれて以降、怒りが広がっている「桜を見る会」疑惑だが、きょうになって多くのワイドショーが「桜を見る会」疑惑を取り上げたことから、一気に政権を揺るがす問題へと発展しつつある。

 こうした流れに、安倍自民党も相当焦っているのだろう。たとえば、自民党の議員や関係者らは「桜を見る会」に参加した際に、安倍首相をはじめ自民党議員による後援会員の接待の場になっていることをブログなどで無邪気に「証言」していたが、ここにきてそうした投稿を削除する動きが加速。党から号令がかかったのだろうが、いまごろ削除しても時すでに遅し。むしろ怪しいことを実証しているに過ぎない。

 そして、これまで“問題ない”という立場を崩さなかった菅義偉官房長官も、ついに本日夕方の定例記者会見で、招待客の選定基準の明確化について「検討する必要がある」と言い出したのだ。

 だが、今後の開催での見直しだけではなく、必要なのはこれまでの検証だ。安倍首相が数百人規模で地元後援会関係者を招待し、接待を繰り広げてきたとなれば、それは公費を利用した有権者の買収、つまり公職選挙法違反にあたる可能性があるからだ。

 さらに、今後の焦点となってくるのは、安倍首相による政治資金規正法違反疑惑だ。

 本サイトでは以前にいち早くお伝えしたが、「桜を見る会」の前日の夜には毎年、「安倍晋三後援会 桜を見る会前夜祭」なる催しが都内の高級ホテルであるANAインターコンチネンタルホテル東京やホテルニューオータニで開催されており、ここに安倍首相も参加。この「前夜祭」参加者によると、会は立食式のパーティで、安倍首相や昭恵氏と記念写真を撮ったり、歌手が登場するなどの盛大なものであるらしい。実際、今年、出演した歌手はブログで〈シャンソン、ラテンに交えてオリジナル新曲も歌わせていただきました〉〈1000人程のお客様〉〈ハードスケジュールの中お一人おひとりに笑顔で丁寧に握手をされる安倍首相と昭恵夫人のお姿に感動致しました〉と、安倍首相と昭恵氏とのスリーショット写真付きで報告している。

 しかし、ここで問題になってくるのは、この「前夜祭」では複数の参加者が「しんぶん赤旗日曜版」の取材に対し、「5000円の会費を払った」と証言していることだ。政治資金規正法では「対価を徴収して行われる催物」は政治資金パーティーと規定されており、その収入や経費などは収支報告書に記載しなければならない。だが、安倍首相が代表の政党支部や関係する政治団体の収支報告書には、この前夜祭にかんする収支の記載がない。つまり、政治資金規正法違反の疑いがあるのだ。

 さらに、豪華絢爛な「前夜祭」の様子をみると、一人5000円の参加費だけで賄えているのか甚だ疑問であり、参加費で賄えていなければこれは供応にあたり公選法違反ということになる。

 「桜を見る会」という公的イベントを私物化し、税金を使って自分や妻の支持者やお友だち数百人規模で接待する一方、「桜を見る会」を利用するかたちで開催したパーティには違法の疑いまで──。まったく腐りきっているとしか言いようがないが、重大な疑惑は、さらにもうひとつある。


■「桜を見る会」のケータリング代金が安倍政権の8年間で2倍以上に!

 それは、「桜を見る会」における飲食物の提供業務を内閣府と契約してきた企業をめぐる問題だ。

 じつは、安倍政権下での「桜を見る会」での飲食物の提供業務は「JCコムサ」という企業と契約。つまり、この7年間、1社の独占状態にあるのだ。

 5月24日の衆院内閣委員会での立憲民主党・初鹿明博議員の追及によると、この契約は一般競争入札ではなく企画競争入札という、企業が金額も含めて提案するというかたちによって結ばれているというが、その契約金額もうなぎのぼりになっているのだ。以下に示そう。

   2013年  972万2000円
   2014年 1349万8000円
   2015年 1349万8000円
   2016年 1922万2208円
   2017年 1920万円
   2018年 2135万5312円
   2019年 2191万3232円

 数字を見てもらえればわかるように、2015年度と2017年度は前年の据え置きあるいは微減しているが、この年はJCコムサのほかに別の会社も入札に参加していたという。つまり、別の会社が入札に参加したときはほぼ据え置き金額を提示しながらも、JCコムサだけが名乗りをあげた年はどんどん契約金額が上がっていっているのだ。

 たしかに「桜を見る会」の参加者数は2014年の約1万3700人から2018年には約1万7500人、2019年には約1万8200人にまで膨れ上がっているのだが、立食パーティの場合、通常は参加者の数が増えれば飲食費は安く抑えられるはずだ。しかし、「桜を見る会」の飲食費は跳ね上がりつづけ、参加者ひとり当たりに換算すると、2013年は810円が、2018年には1204円にまで値上がりしているのである。内閣府は企業の言い値を黙認してきたとしか思えない。


■「桜を見る会」飲食提供会社社長の実弟と安倍首相・昭恵夫人のただならぬ関係

 だが、本題はここからだ。じつはこのJCコムサは安倍首相・昭恵氏と深い関係にある企業なのだ。

 このJCコムサは、おもにピザの製造や「上海エクスプレス」などの宅配・外食事業などを展開する企業で、代表取締役社長である大河原愛子氏は厚労省の「女性の活躍推進委員会」や経産省の「男女共同参画研究会」、内閣府の「男女共同参画推進連携会議」の委員などを歴任してきた人物なのだが、安倍昭恵氏とも繋がりをもつ

 たとえば、大河原愛子社長が代表をつとめる「食品業界女性経営者ネットワーク」が今年10月11日に帝国ホテルで開催した設立15周年記念会のパーティでは、昭恵氏が出席して祝辞を述べている。

 さらに、JCコムサの代表取締役CEOは愛子社長の夫である大河原毅氏が務めているのだが、毅氏は安倍首相と親交がある。安倍首相は2018年にリトアニアを訪問した際、日本の元外交官・杉原千畝の記念館を視察し、視察後に記者団に「杉原さんの勇気ある人道的行動は高く評価されています。同じ日本人として、本当に誇りに思います」などと述べたが、じつは、大河原毅CEOはこの杉浦記念館の修復活動に携わっており、この日、記念館で安倍首相を案内したのも大河原毅CEOだったという。

 しかし、この大河原夫妻以上に安倍夫妻と深い関係にあるのが、大河原愛子社長の弟で、JCコムサの取締役であるアーネスト・M・比嘉氏だ。

 比嘉氏は1952年生まれのアメリカ国籍の日系3世で、1985年にアメリカのドミノ・ピザの営業権を得て日本で事業を展開。2011年には日本を撤退したウェンディーズを再上陸させている起業家なのだが、じつは比嘉氏は安倍夫妻とは「友人」関係にある。

 事実、比嘉氏は昭恵氏のFacebookにもたびたび登場。たとえば、2014年2月23日に昭恵氏は〈今日は東京に戻り手話ダンスの練習 そして友人たちと楽しく美味しい夕食を楽しみました…〉と投稿し、1枚の写真をアップ。そこには安倍夫妻とにっこりと笑う4人の男女が写っているのだが、そのうちのひとりが比嘉氏なのだ。

 さらに、同年12月30日にも昭恵氏は〈友人たちと夕食〉と綴って写真を投稿しているが、そこでも安倍夫妻と比嘉氏の姿がある。昭恵氏が「友人」と綴っているとおり、投稿されたこれらの写真は皆が肩を寄せ合い、いかにも“気の置けない仲間”といった雰囲気で、その親密さが伺える。

 ちなみに、この2つの投稿をもとに首相動静欄を確認すると、〈5時58分、東京都渋谷区のレストラン「ビストロ・シロ」。昭恵夫人や友人と食事〉(2014年2月23日)、〈6時33分、ホテル内のすし店「六緑」で昭恵夫人や友人と食事。同ホテルに宿泊〉(同年12月30日)と、比嘉氏ら会食メンバーは「友人」とだけ記載されている。つまり、これら以外にも、安倍首相が比嘉氏と会食している可能性があるのだ。


■安倍首相・昭恵夫人と「桜を見る会」飲食提供会社社長の実弟が写った写真にあの人物が

 実際、安倍首相がこの比嘉氏と会食したのではないかと疑われている日がある。それは、2015年4月1日。そう、愛媛県・今治市の職員と加計学園関係者が官邸で柳瀬唯夫首相秘書官(当時)と面会した、その前日だ。

 この4月1日の動静では〈7時16分、東京・元代々木町のピザ店「エンボカ東京」。友人と食事。10時、東京・富ケ谷の自宅〉とある。この「友人」というのが加計理事長で、官邸での面会を翌日に控えて念押しのために会食していたのではないか。そんな臆測が広がっていたのだ。

 そのため、昨年4月11日の衆院予算委員会では「この日、誰と会食したのか」と野党側が追及。安倍首相は、こう答えていた。

「これは、元代々木のピザ店で友人と食事をしたわけでございますが、加計氏は入っておりません」
「これは、私のやはり古くからの友人の、日系のアメリカ人のご夫婦等々と食事をしたということでございます」

 つまり、安倍首相は「日系のアメリカ人ご夫婦等々」と食事したのであって、加計理事長とは会っていないと主張したわけだが、この「日系のアメリカ人ご夫婦」の「友人」というのが比嘉氏と妻ではないかとみられるのだ。

 安倍首相としては、「悪巧み」仲間ではなく、日系アメリカ人の友人たちと会食していたと言い張ることで、加計理事長がいなかったと証明したかったのだろう。しかし、これはさらに疑惑を深めるだけの答弁だ。

 というのも、じつは前述した2014年2月23日および12月30日の昭恵氏が投稿した写真に、安倍夫妻、比嘉氏とその妻と見られる人物とともに写っているのは、鉄鋼ビルディング専務の増岡聡一郎氏とその妻と見られる人物なのだ。

 増岡氏といえば、問題の2015年のクリスマスイブに昭恵氏がFacebookに投稿した「男たちの悪巧み」写真で、安倍首相や加計理事長らとともに写っていた人物である。その増岡氏も参加するかたちで、安倍夫妻は比嘉氏と交流をもってきたのである。こうなると、比嘉氏は増岡氏だけではなく加計理事長とも関係をもつ安倍首相の「友人」だった可能性も出てくるだろう。

 安倍首相は疑惑の2015年4月1日に、はたして比嘉氏と会食していたのか。そしてそこに加計理事長はいなかったのか──。疑惑は尽きないが、ともかくはっきりと言えることは、安倍首相が主催する「桜を見る会」で飲食提供事業を独占し、契約価格が約1200万円も吊り上げられてきたのは、安倍首相と深い関係をもつ「お友だち」企業であるということだ。

 安倍後援会が催してきた「桜を見る会前夜祭」の金の流れはもちろん、この独占企業の「お友だち」優遇疑惑についても、徹底した追及が必要だ。

(編集部)
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●「桜を見る会」税金接待…《稲田氏や萩生田氏、世耕氏といった安倍首相の側近議員たちも…招待し、もてなしていた》

2019年11月13日 00時00分52秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



【安倍首相「桜を見る会」の税金を使った不正が国会で明らかに!「地元の自治会やPTA役員を招待」と白状 萩生田・稲田・世耕も…】(https://lite-ra.com/2019/11/post-5079.html)。

 《公選法違反疑惑によって大臣辞任が相次ぐ安倍内閣だが、本日、おこなわれた参院予算委員会では、ついに総理自身の疑惑追及がおこなわれた。そう、「桜を見る会」の私物化問題が安倍首相にぶつけられたのだ…2020年度予算の概算要求で内閣府は「桜を見る会」の関連経費として本年度の3倍を超える5729万円を計上。無駄遣いを見直すのではなく、逆に予算額を増やしてきた》。

   『●東京電力核発電人災下の福島でも荒稼ぎしたゲス・ヒトデナシな
               詐欺師・ジャパンライフの片棒を担ぐ議員達
   『●《福島県での相談が最も多かった》…福島を食い物にする
          ゲス・ヒトデナシぶり、それに手を貸すアベ様ら
    「《「桜を見る会」…ジャパンライフは招待状と安倍首相の顔写真を
     宣伝チラシに載せ大々的にアピール…安倍首相もまた“広告塔”
     としての役割》を果たしていた訳です。その他、片棒を担いだ
     議員達は? アベ様も含めて、
     《ゲス・ヒトデナシな詐欺師・ジャパンライフの片棒を担ぐ議員達》、
     彼ら自身もゲス・ヒトデナシ。《福島県での相談が最も多かった
     …福島を食い物に。」

   『●アベ様お得意の《政治の私物化》の極致…《「桜を見る会」…
            公的イベントを支援者接待と政治資金集めに利用》
    「アベ様の私的文化的?な《安倍総理のサクラになる会》(©小田嶋隆さん、
     https://twitter.com/tako_ashi/status/1178523901380317184)」
    「「桜を見る会」前夜祭という立派な政治資金パーティーについて、
     《政治資金規正法違反の疑い》だそうですよ。あぁ、でも
     《自民党の最近のルールは「返せば問題ない」と、なかったことに
     できるというもの》でしたねぇ。あれぇ~、もし「資料は破棄した
     といったことになると、「返し」ようもないですよね…」

 いろいろな意味で酷過ぎる。《「桜を見る会」…ジャパンライフは招待状と安倍首相の顔写真を宣伝チラシに載せ大々的にアピール》…もう止めたら? 《各界において功績・功労のあった方々》…ジャパンライフの会長らに、一体どんな《功績・功労》があったのか、大変に興味深いものだ。是非、説明を。

 リテラが以前、指摘。アベ様による「桜を見る会」前夜祭という立派な政治資金パーティーは《政治資金規正法違反の疑い》だそうです。後援会の面々を税金で接待するという、あまりの酷さ。同時に、公職選挙法違反も疑われてもしょうがない。税金で接待って、アベ様のアタマは大丈夫か?
 さらに、その取り巻き連中のアベ様模倣…《なんと、稲田氏や萩生田氏、世耕氏といった安倍首相の側近議員たちも、安倍首相と同じように地元後援会も関係者を招待し、もてなしていたというのだ》。すごいなぁ、自民党。さすが、《人材宝庫》。
 アベ様やその取り巻き連中の後援会や支援者の皆さんは、《各界において功績・功労のあった方々》なのね?

 言っちゃぁ悪いが、のこのこ出かける人たちの気が知れないね…《バカがどんどん図にのるんだよ、ハハハ》。成田三樹夫さん、《権力にへたへたする役者じゃ意味がない。…バカがどんどん図にのるんだよ、ハハハ》。《どんどん図にの》っている馬さんや鹿さんは、どうやら《役者》や芸能人だけでなく、《安倍首相のシンパ囲い込みのための数時間の花見》という私的行事に血税がドブガネされても《怒る》ことのない方々も含まれそうだ。

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https://lite-ra.com/2019/11/post-5079.html

安倍首相「桜を見る会」の税金を使った不正が国会で明らかに!「地元の自治会やPTA役員を招待」と白状 萩生田・稲田・世耕も…
2019.11.08 09:45

     (2019年の「桜を見る会」(首相官邸HPより))

 公選法違反疑惑によって大臣辞任が相次ぐ安倍内閣だが、本日、おこなわれた参院予算委員会では、ついに総理自身の疑惑追及がおこなわれた。そう、「桜を見る会」の私物化問題が安倍首相にぶつけられたのだ。

 本サイトでもお伝えしてきたように、「桜を見る会」にかかる支出は第二次安倍政権下で大幅に増えており、予算額は2014年度以降約1767万円で固定されていたのに、支出は年々増え今年2019年度は5519万円と約3倍に。しかも、このことが問題になると、2020年度予算の概算要求で内閣府は「桜を見る会」の関連経費として本年度の3倍を超える5729万円を計上。無駄遣いを見直すのではなく、逆に予算額を増やしてきたのだ。

 しかし、そんななかで「しんぶん赤旗日曜版」10月13日号は、安倍首相が地元・山口の後援会員を数百人規模で招待していることをスクープ。都内観光とセットにしたこのツアーは「後援会の目玉行事」となっていたといい、さらには妻・昭恵氏が名誉会長を務めたスキーイベントの実行委員をはじめ、昭恵氏の農業仲間や日本酒をつくる女性のグループなども招待されている事実を突き止めていた。

 しかも、きょうの参院予算委員会で質問に立った共産党の田村智子議員は、新たな事実を安倍内閣に突きつけた。それは、安倍自民党全体私物化している実態だ。

 田村議員が読み上げたのは、安倍自民党の大臣や閣僚経験者らによる「桜を見る会」の報告。そこにはこんな記述があったのだ。

稲田朋美・元防衛相〈地元福井の後援会の皆様も多数お越し下さり、たいへん思い出深い会となりました。〉(2014年4月12日「日々の活動報告」)

世耕弘成・前経産相〈『桜を見る会』にて 地元女性支援グループの皆さんと〉(「世耕弘成後援会ニュースKawara-Ban」2016年新年号)

松本純・元国家公安委員会委員長〈選挙のうぐいす嬢の皆様をはじめ後援会の皆様と参加致しました。〉(同上2015年4月18日)

萩生田光一・文科相〈総理主催の「桜を見る会」が催され、今年は平素ご面倒をかけている(編集部注:後援会の常任幹事会の皆様をご夫婦でお招きしました。〉(「はぎうだ光一の永田町見聞録」2016年4月18日)

 なんと、稲田氏や萩生田氏、世耕氏といった安倍首相の側近議員たちも、安倍首相と同じよう地元後援会も関係者を招待し、もてなしていたというのだ。

 さらに、松本元国家公安委員長は、このようにも綴っていた。

〈役職ごとに案内状が割り当てられます。参加するにはこの案内状が無ければ入場できません。今回は限られた少数の案内しか入手できず、残念ながら後援会の皆様にご案内することができず、やむなく我が陣営は不参加ということになってしまいました。ご期待いただいていた皆様にはお詫び申し上げます。もっと偉くなりたいですね。〉(「松本純の国会奮戦記」2013年4月20日)

 つまりこれは、自民党は党内で役職ごとに後援会や支援者の招待枠を割り振っているということだろう。

 念のため言っておくが、議員の後援会や支持者というのは、「桜を見る会」の招待範囲に含まれていない税金が投入された公的行事なのだから当然だ。実際、今年1月に閣議で配布された「桜を見る会『開催要領』」にある「招待範囲」には、こうある。

〈皇族、元皇族/各国大公使等/衆・参両院議長及び副議長/最高裁判所長官/国務大臣/副大臣及び大臣政務官/国会議員/認証官/事務次官等及び局長等の一部/都道府県の知事及び議会の議長等の一部/その他各界の代表者等〉

 皇族や大使・公使、政府・自治体関係者の数は、内閣府も「2000人くらいでほぼ固定的」と認めている。ようするに、〈その他各界の代表者等〉が安倍政権下で大幅に増え、予算も増加しているのだ。一方、今回判明した、安倍首相を筆頭に安倍自民党の議員たちが後援会・支持者をもてなす場として税金を使って「桜を見る会」を利用してきた実態……。これが支出増加の原因だとしか考えられないのだ。

 さらに田村議員は「下関の安倍事務所から参加確認があり、希望すれば、内閣府から招待状が送られてくる」という安倍首相の地元・山口の後援会関係者や後援会員の証言を紹介。安倍事務所が取りまとめの窓口となっているのではないかと、安倍首相に質した。


■安倍後援会大量招待を問われた安倍首相は「地元の自治会やPTAの役員…」

 しかし、きょうの国会では、田村議員が安倍首相に答弁を求めているにもかかわらず、内閣府の大塚幸寛大臣官房長を指差して自分は大臣席に座ったまま。こうした場面が何度もつづき、答弁拒否を繰り返した。そして、「後援会や支援者の招待枠を自民党内で割り振っているのでは」という質問には、田村議員が「総理じゃなきゃ答えられない! 総理がお答えください!」と食い下がった結果、安倍首相はしぶしぶ重い腰をあげたのだった。

 だが、その答弁は、紙に目を落としたままそれを読み上げるだけという、無責任極まりないものだ。

「『桜を見る会』についてはですね、各界において功績・功労のあった方々を各省庁からの意見等を踏まえ、幅広く招待をしております。招待者については、内閣官房および内閣府において最終的なとりまとめをしているものと承知をしております。私は主催者として、挨拶や招待者の接遇はおこなうのでありますが、招待者のとりまとめ等には関与していないわけであります。その上で、個々の招待者については、招待されたかどうかを含めて、個人にかんする情報であるため、従来から回答を差し控えさせているものと承知をしております」

 個人情報だから答えられない──。しかも、田村議員が「総理も後援会関係者を多数招待しているのではないか」と追及すると、こんなことを言い出したのだ。

「さまざまな、たとえば地元において自治会等々でですね、あるいはPTA等で役員をされている方もおられるわけでございますから、当然、そういう方々とですね、これは後援会に入っている方々が、これは重複することも当然あるわけでございまして、そういうなかで招待されているものと承知をしております」

 まさに噴飯モノの答弁だろう。ようするに安倍首相は、地元の自治会・PTAの役員を各界において功績・功労のあった代表者だと言い張ったのだ。

 こんなことを言い出したら、全国の自治会・PTA役員を「桜を見る会」に招待しなければ公平性は保たれない。それとも安倍首相は、自分や自民党議員の後援会・支持者でなければ「各界において功績・功労のあった代表者」とは認めないとでも言うのだろうか……。

 しかも、招待者に何の功績があったのか、招待者の検討過程はどうなっているのかを問いただしても、安倍首相をはじめ政府から出てくる答弁は「リストや資料は終了後遅滞なく廃棄している」だの「個人情報であるため回答を差し控えている」の一点張り。税金が投入された公的イベントに持ち上がった私物化疑惑に対し、事実上の答弁拒否を繰り返したのだ。


■「テロ対策で予算が増えた」と言い訳する一方、安倍首相の地元後援者は手荷物検査なしで入場

 まったく税金を何だと思っているのかと怒りを覚えずにいられないが、さらに新たな疑惑も発覚。なんと、「桜を見る会」がはじまる前に、安倍首相の後援者が入場し、安倍首相と写真撮影をおこなっているというのである。

 実際、今年の「桜を見る会」がおこなわれた4月13日の首相動静によると、こうある。

〈午前7時48分、東京・内藤町の新宿御苑着。午前7時49分から同8時31分まで、昭恵夫人とともに警視庁幹部、前田晋太郎山口県下関市長、地元の後援会関係者らと写真撮影。〉

 田村議員によれば、安倍首相は例年、午前8時30分より前に地元後援会関係者と写真撮影をおこなっているというのだが、しかし、「桜を見る会」の開門および受付時間は午前8時30分。つまり、先に入場させて写真撮影するという「後援会活動」を、安倍首相はおこなっているのだ。

 しかし、この問題の追及に対しても、安倍首相は指名を受けているのに立ち上がろうともせず、大塚大臣官房長に答弁を促すだけ。そして、ようやく答弁席に立つと、こんな主張をはじめたのだ。

「招待者の、それぞれの受付時間の対応にかんする情報につきましては、これはセキュリティにかんすることであるため、回答を差し控えさせていただきたい」

 まったく何を言っているんだか。しんぶん赤旗の取材では、下関市の自民党関係者や安倍首相の地元後援会員がこうはっきりと証言しているからだ。

「新宿御苑で一般招待客は並んで手荷物検査がある。しかし“下関組”はバスの駐車場がある“裏口から入るのが恒例だ」

「(新宿御苑に)到着すると、安倍事務所の秘書らがバスの座席をまわって、入場のための受付票を回収する。その秘書が受け付けを済ませ、参加者用のリボンを配る。まとめてのチェックインで手荷物検査はなかった

 政府は「桜を見る会」の来年度予算を今年度予算の3倍を超える5729万円を計上したことについて、「テロ対策の強化や混雑緩和のための措置」とする答弁書を閣議決定している。こうして「テロ対策で予算が増えた」と主張する一方で、実際には安倍首相は、手荷物検査もおこなわせずに後援会関係者を裏口から通しているのだ。

 これで何がテロ対策だ、と言いたくなるが、その上、安倍首相は「セキュリティにかかわるから回答しない」などと逃げたのである。

 ともかく、きょうの国会追及によって、安倍首相がいかに「桜を見る会」を私物化し、自分の後援会員や支持者のおもてなしのために税金をさらに投入しようとしていることが、はっきりとした。税金の無駄遣いの問題を「リスト・資料は破棄した」では済まされない。

 田村議員は「桜を見る会は参加無料なんです。会場内で樽酒その他のアルコール、オードブル、お菓子、お土産をふるまうんですよ。これを政治家が自分のお金で行ったら明らかに公職選挙法違反。そういうことを、あなたは公的行事で税金を利用して、行っているんですよ。これは重大問題、まさにモラルハザードは安倍総理が起こしている」と喝破して質問を終えたが、まさにそのとおりだろう。

 政府はしっかりと調査し国民に報告することを強く要求したい。

(編集部)
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●《安倍の出身派閥・清話会の指定席》な文科相の系譜の酷さ…《受験利権のコントロールが目的だったのではないか》?

2019年11月12日 00時00分25秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/ヤジ飛ばす安倍 責任回避の萩生田】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201911080000106.html)。

 《★だが文科相は第2次安倍内閣以降、下村博文馳浩松野博一林芳正柴山昌彦萩生田と林を除きすべて安倍の出身派閥・清話会の指定席となっている。表向きは道徳教育の積極導入などだったが、実態は受験利権のコントロールが目的だったのではないかと疑われても仕方があるまい》

   『●《野党の質問にヤジを飛ばしている実態…今では政府側が
         野党を“ヤジる”という憲政史上まれにみる下品な内閣》
   『●『「安倍晋三」大研究』(望月衣塑子&特別取材班著)読了…
        《「なぜ安倍さんは〈噓〉をつくのか」という…疑問…》
   『●《人材の宝庫》…《安倍政権史上、過去最高の“お友だち=
     極右”内閣…背筋が凍るような極右議員が勢揃い》(リテラ)
   『●萩生田光一文科相《テロ予告や脅迫で「表現の不自由展」を
     中止させた勢力に加担する行為…表現の自由を圧殺する暴挙》
   『●萩生田光一文科相「身の丈入試」…《権力に近くない家庭の
       子どもは、みんなあの連中の奴隷か私兵にされてしまう》
   『●《人材の宝庫》のはずが…《「経産省内閣」と揶揄される
     安倍政権は歴史に残る犯罪者集団と言われても仕方あるまい》
   『●自称《人材の宝庫》…野党議員ではなく、「あなたじゃないの」
        というヤジを飛ばす先は萩生田光一文科相ではないのか?

    「リテラの記事【安倍首相、錯乱!「総理のご意向」文書を追及した
     野党議員に「あなたがつくったんじゃないの」と
     逆ギレフェイク野次】…によると、《…「萩生田副長官ご発言概要
     について…。ここで安倍首相は、自席に座りながら、今井議員に
     指をさし、こうヤジを飛ばしたというのだ。
     「あなたがつくったんじゃないの」》…」

 コラム・政界地獄耳が、《文科相は…安倍の出身派閥・清話会の指定席となっている。表向きは道徳教育の積極導入などだったが、実態は受験利権のコントロールが目的だったのではないかと疑われても仕方があるまい》と指摘。
 教育産業…教育でカネ儲けしようという心根が理解できない。教育まで私企業化とはね。

   『●大阪元〝ト〟知事、重いツケ、将来への大きな禍根
    「「市場競争を勝ち抜く人材の養成」が教育だってさ、
     すごい時代になったもんです。早く大人になっていて、
     本当に良かった。大阪〝ト〟と大阪市の教員の皆さんに
     ホントに同情しますよ。水までがコモンズでなくなる時代、
     教育までもが教育産業・教育工場とされ、人工光の下で無菌的に
     野菜を育て、巨大デパートで売るがごとく、
     教育までが市場原理とは、呆れるね!」

   『●「原子力」と「核」、言葉は違えど「原発=原爆」である
    「個人的に「教育産業」とか「シルバー産業」という言葉が
     大嫌いです。そいうところで、金儲けしようというのが嫌だ。
     「水ビジネス(水商売)」についても「水=コモンズ」
     「水へのアクセス=基本的人権」という視点で、水道を民営化
     私企業化し、オカネ儲けの手段に使うことに非常に大きな
     危機感を感じます」

   『●「教師はつらいよ。」 『週刊金曜日』(2014年7月11日
                    999号)についてのつぶやき
    「【覆面座談会/おかしいことをおかしいと言えない 
     「学校は管理され、弱音もはけない職場です」】、「世界最長の
     勤務時間…スタンダードが横行…企業論理が学校に浸透…
     安倍政権下での危惧」。「教育産業」でいいのか?」

 また、同コラム【政界地獄耳/安倍首相と菅官房長官の間に隙間風が】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201911050000160.html)によると、《2人の閣僚の辞任は安倍内閣のポスト安倍騒動とみるべきで、官房長官・菅義偉の力をそぐ目的があったのだろう。2人のクビと文科相・萩生田光一のクビの意味は違う。国会を寝かしていても萩生田のクビは取れないし、萩生田は首相・安倍晋三の側近議員。萩生田を追い込むことは政権を追い込むことと同じ意味になる。そう簡単ではない》。
 《萩生田光一のクビ》…ターゲットが明確化。このピースを引き抜けば、アベ様独裁王宮の石垣が崩壊。全く未解明な加計問題をもっともっと蒸し返しましょう。指差しヤジなアベ様もイラつくようですし。

 「幸福の科学大学」って、あぁ~、もう絶望的な気分になりますよね…。
 日刊ゲンダイの記事【萩生田文科相の後押しで「幸福の科学大学」ついに開学か】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/262799)によると、《宗教法人「幸福の科学」が、来月にも大学設置認可を再申請する方針だという。「2014年に申請した際は、教団の『霊言』をもとにした教育内容などが問題視され、開設が認められなかったが、今回は認可が下りるのではないかと注目を集めている。なぜなら、萩生田文科相が幸福の科学と親密で、前回の申請時も認可に向けて奔走したことが知られています」(文科省担当記者) 14年11月に幸福の科学側は当時の下村文科相に対し、認可申請の審査手続きに不正行為があったとして、弁明請求書を提出。その中に何度も名前が登場するのが萩生田氏だ。こう書かれている。<6月10日の面談において、今泉前室長は、自由民主党総裁特別補佐である萩生田光一衆議院議員の仲介による調整によって、「幸福の科学大学」の学長候補者を九鬼副理事長から別の人物に替えて、九鬼副理事長は「総長」として置くこととすれば、細かい問題はあっても工夫によって大学設置認可が可能であるとの趣旨の発言をしていた><「2年目からは堂々と学長やれるから。そこではもう、介入できないから。」と、萩生田議員からも学長を変えれば開設できるという旨のアドバイスがあった>》…。

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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201911080000106.html

コラム
政界地獄耳
2019年11月8日8時35分
ヤジ飛ばす安倍 責任回避の萩生田

★約8カ月ぶりに開かれた衆院予算委員会の集中審議。相変わらず首相・安倍晋三の答弁は的を射ない。ただ、それで8カ月前は通っていたが、予算委員会の空気もそれを見る国民の目も当時とは違う。テーマは学校法人「加計学園」による獣医学部新設を巡る問題。今井雅人が文科省内で作成されたいわゆる「萩生田メモ」を取り上げ「誰かが作った」と質問していると、首相が自席から「あなたが書いたんじゃないの」などと声を上げた。人が話している時にヤジを飛ばされるのを極端に嫌う神経質さを持ち合わせていながら質問にイラつくと自らヤジを放つ首相。当初は答弁したならともかくとぐずっていたが結局「つぶやいた。申し訳なかった」とヤジとして謝罪した。

★どうも加計学園の話題になるとむきになる傾向がある。落ち着かないのだろうか。一方、文科相・萩生田光一は英語民間試験導入をめぐり、試験を決めたとみられる省内の非公開会議の議事録について「基本的には公開していく前提で準備する」と表明した。一見異例に見えるが、萩生田としては自分より前の文科相が決裁したことと責任回避が目的だろう。

★だが文科相は第2次安倍内閣以降、下村博文馳浩松野博一林芳正柴山昌彦萩生田と林を除きすべて安倍の出身派閥・清話会の指定席となっている。表向きは道徳教育の積極導入などだったが、実態は受験利権のコントロールが目的だったのではないかと疑われても仕方があるまい。またその間に森友学園加計学園と学校認可も行われてきた。また学校法人幸福の科学学園が先月25日、文科省に対して2度目の「幸福の科学大学(仮称)」の設置認可を申請している。最近では所管の文化庁が美術展や映画製作の助成金カットなどの采配で政権批判を封じ込める役目も担っている。消費税では怒らない国民も、子供の将来については厳しい目を向ける。政権と派閥挙げての疑惑は解明されるか。(K)※敬称略
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●《松下竜一著…「豆腐屋の四季」は「歌の型を借りた生活綴り方」…まさに25歳の怒れる青年の生活の叫びだった》

2019年11月11日 00時00分51秒 | Weblog

[※ アサヒコム(2007年9月22日)↑:「69年、出版された『豆腐屋の四季』を手にする松下竜一洋子夫妻=松下洋子さん提供」(http://www.asahi.com/travel/traveler/images/TKY200709220092.jpg)]



佐高信さんによる、日刊ゲンダイでの書評【週末オススメ本ミシュラン/「豆腐屋の四季松下竜一著/講談社文芸文庫】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/260456)。

 《「豆腐屋の四季」は「歌の型を借りた生活綴り方」だが、1964年の東京オリンピックの時に「朝日歌壇」の選者の近藤芳美がオリンピックの歌を1首も選んでいない、と指摘しているのは鋭い。…近藤が選んだ松下の「朝日歌壇最初の入選歌」である。まさに25歳の怒れる青年の生活の叫びだった》。

   『●いま「暗闇の思想」を: 朝日新聞(地方版?)社界面トップ
   『●あの3・11原発人災から1年: 松下竜一さん「暗闇の思想」を想う
   『●第八回竜一忌、涙が出ました:
                松下竜一さん「暗闇の思想」を語る小出裕章さん

   『●松下竜一忌での小出裕章さんの講演が本に!!
   『●室原知幸さん「公共事業は法にかない、
               理にかない、情にかなうものであれ」
   『●松下竜一さんと松下洋子さん、そしてカン・キョウ・ケン
   『●「草の根」に思いは永遠に: 松下竜一さんを追悼する“最後”の「竜一忌」
   『●《われわれは大きな不正を正すために何をしたというのか。
     何もしないからこそ、彼らのように重大な失敗を招くこともなかった》

 松下竜一さん《「豆腐屋の四季」は「歌の型を借りた生活綴り方」…まさに25歳の怒れる青年の生活の叫びだった》。当時の朝日歌壇のある選者に関連して、松下竜一さんは《私たちの日々の現実生活そのもののようだ。たとえ首都に華やかに大会が展開されていようとも、私たちが繰り返すのは生きるための労働の日々なのだ》《ここには、そうしなければ生きてゆけぬ生活者の現実がある》と。
 その「豆腐屋の四季」の舞台は、いま、…。



   『●「従わぬ者には容赦ない、国家の暴力性が作品を貫く」…
          松下竜一さん「豆腐屋の四季」の舞台が取り壊し
    「東京新聞の佐藤直子記者のコラム【【私説・論説室から】
     竜一の愛した書斎】…。毎日新聞の大漉実知朗記者の記事
     【松下竜一さん 自宅取り壊し 「豆腐屋の四季」舞台消える】」

 『豆腐屋の四季 ~ある青春の記録~』(全4巻)が、2005年10月に、リブリオ出版より。大活字版。講談社文庫版、河出全集版につづく3種目。



   『●『豆腐屋の四季 ~ある青春の記録~』読了(1/2)
   『●『豆腐屋の四季 ~ある青春の記録~』読了(2/2)

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/260456

週末オススメ本ミシュラン
「豆腐屋の四季」松下竜一著/講談社文芸文庫
2019/08/18 06:00

 “時の人”の滝川クリステルが「おもてなし」とスピーチする映像が繰り返し流れる。

 それを“表なし”なら“裏ばかり”じゃないかと痛烈に皮肉ったのはお笑い芸人の松元ヒロだった。権力といちゃつかないホンモノの反骨芸人である。

 笑いということなら、環境権を掲げ、九州電力の火力発電所建設を阻止しようと裁判に訴えた松下のそれも強烈だった。敗訴の判決が出た時、松下は「アハハハ……敗けた、敗けた」と書いた紙を表示したのである。

 うなだれられるより、哄笑される方が相手は怖い。屈していないからだ。

 「豆腐屋の四季」は「歌の型を借りた生活綴り方」だが、1964年の東京オリンピックの時に「朝日歌壇」の選者の近藤芳美がオリンピックの歌を1首も選んでいない、と指摘しているのは鋭い。

 「そのことに私は近藤先生の姿勢を感じる。先生がいつも凝視しているのは、私たちの日々の現実生活そのもののようだ。たとえ首都に華やかに大会が展開されていようとも、私たちが繰り返すのは生きるための労働の日々なのだ。たぶん、近藤先生は頑ななまでにそこに凝視をしぼって、無数に寄せられたオリンピックの歌(その大部分はテレビを観て作られた歌だろう)を、全首裁断したのであろう

 半世紀以上経った現在も事情は変わらない。問題は近藤亡き後、近藤のような選者がいるかどうかである。

   ○ようやくに魚売りかえる峡の道 蕎麦畑光る月夜となりぬ

 作者名は省かせてもらうが、オリンピックの歌が登場した週に近藤が首位に推した歌である。

 「ここには、そうしなければ生きてゆけぬ生活者の現実がある。オリンピックの感興が薄れた今、私の胸にひそやかに沁みて拡がるのは、月に白々と光るそば畑の景だ。時流のおりおりのできごとの陰にいとなまれる平凡な生活の歌は、一見つつましやかに、しかも時流とかかわらぬ命長い叙情を細く絶えることなく保ち続けるのであろうか」

 松下はこう述懐している。

   ○泥のごとできそこないし豆腐投げ 怒れる夜のまだ明けざらん

 近藤が選んだ松下の「朝日歌壇最初の入選歌」である。まさに25歳の怒れる青年の生活の叫びだった

 ★★★(選者・佐高信
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●自称《人材の宝庫》…野党議員ではなく、「あなたじゃないの」というヤジを飛ばす先は萩生田光一文科相ではないのか?

2019年11月10日 00時00分57秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



東京新聞の社説【相次ぐ閣僚辞任 任命責任を取るのなら】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019110702000160.html)。

 《閣僚の相次ぐ辞任を巡り、安倍晋三首相は「責任を痛感する」としながらも、どう責任を取るのかは語らない。行政を前に進める、と言うだけでは、任命責任を取ったことにならないのではないか。首相は九月十一日に内閣改造を行った。第一次内閣を含めて十一回目となった組閣の狙いを、首相は「安定と挑戦」と強調した。初入閣は十三人に上り、十七のポストが入れ替わる安倍内閣で最も大規模な改造である。ところが安定とは名ばかりで、十月下旬、菅原一秀経済産業相と河井克行法相が、公職選挙法違反の可能性を指摘する…報道を受けて相次いで辞任した。六日間で二人の閣僚辞任は極めて異例》。

 韓国元法相ではあれだけバカ騒ぎしたテレビ…ニッポンの元法相やその家族の公職選挙法違反にも、それ以上のバカ騒ぎすべきではないのか? 《菅原、河井両氏は参考人招致を待つことなく、自ら進んで国会の政治倫理審査会に出席し、説明責任を果たすべきである》けれども、野党議員に文句を言う前に、テレビはその出席を促すよう大合唱して下さいよ。

   『●《韓国の法相人事にはあれだけ国民挙げて賛否を言うのに、
      自国の閣僚人事には論評しないメディアと国民も不思議》
   『●《権力にとって、これほど便利で御しやすい低能メディアも、
       国民も珍しい…一刻も早く立て直さなければ、本当に危険》
    「しかも、千葉県を中心とした甚大な台風被害では、またしても、
     〝赤坂自民亭〟的失敗を繰り返す」

   『●むき出しの「言論弾圧政党」は《人材の宝庫》…《この内閣の
        水準の低さ…自民党は…国民の気持ちを第一に考えな》い

 さて、《約八カ月ぶりに開かれた衆院予算委員会集中審議》というのも異常ですが、久々に開かれた予算委員会でのアベ様の醜悪な指差しヤジ。自分が指差されて、ヤジられるとあれだけ野党を批判するくせにねぇ。あのダークな世耕弘成元経産相に《謙虚に審議に臨むよう促》されていたらしいですよ、アベ様は。
 東京新聞の記事【「加計」で首相ヤジ 世耕氏進言 効果なく】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201911/CK2019110702000237.html)によると、《安倍晋三首相が6日の衆院予算委員会で、加計学園の獣医学部新設問題を追及する野党議員を自席から指差し、ヤジる場面があった。自民党の世耕弘成参院幹事長は10月の参院代表質問で、首相に謙虚に審議に臨むよう促していたが、効果はなかったようだ。野党新会派の今井雅人氏が、萩生田光一文部科学相の関与がうかがわれる文科省文書の作成者を明かすよう求めた。これに対し、首相が「あなたじゃないの」とヤジを飛ばした。今井氏は「侮辱だ」と謝罪を要求。首相は「座席から言葉を発したことは申し訳なかった」と陳謝した。(村上一樹)》。

   『●《野党の質問にヤジを飛ばしている実態…今では政府側が
      野党を“ヤジる”という憲政史上まれにみる下品な内閣》

 同様に、リテラの記事【安倍首相、錯乱!「総理のご意向」文書を追及した野党議員に「あなたがつくったんじゃないの」と逆ギレフェイク野次】(https://lite-ra.com/2019/11/post-5074.html)によると、《絶句するようなヤジを飛ばした…安倍首相が加計問題と英語民間試験の共通性に触れられ逆ギレして飛ばした野次…今井雅人議員が「萩生田副長官ご発言概要」について、萩生田文科相に「文科省でこのメモは見つかったわけですよね。であれば、これは文科省の人が書いたと思われますが」「文科省で見つかったと松野(博一・元文科)大臣がおっしゃっていますから、内容からして誰かがつくっているわけです」と質問をおこなった際のことだ。ここで安倍首相は、自席に座りながら、今井議員に指をさし、こうヤジを飛ばしたというのだ。「あなたがつくったんじゃないの」》…。

   『●アベ様のオトモダチへの依怙贔屓…呆れるほどの
      「屁理屈」も辞さずの「異例の「滅公奉私」」(東京新聞)
    「日刊ゲンダイの記事【入学者定員割れ 加計学園系「千葉科学大」に漂う
     経営不安】…によると、《加計学園の系列校として2004年に
     開学した「千葉科学大学」…安倍首相に近い萩生田光一幹事長代行は
     09年の衆院選の落選後、千葉科学大で名誉客員教授を務めていた。
     また、現在学長を務める木曽功氏は元内閣参与。文科省事務次官だった
     前川喜平氏に獣医学部の新設よろしくと働きかけたと報じられた
     人物だ》。「ぼくたちの友情は潔白などとよくもまあ言えたものだ」。
     ズブズブでダークなオトモダチとの友情を取り巻き連中が必死に隠蔽」

   『●《人材の宝庫》…《安倍政権史上、過去最高の“お友だち=
      極右”内閣…背筋が凍るような極右議員が勢揃い》(リテラ)
    「リテラの記事【安倍が文科相に抜擢した萩生田光一こそ
     問題だらけのタマネギ男だ! 加計問題で圧力、教育勅語礼賛、
     テレビ局に圧力文書…】…教育行政を大きく歪めた加計問題
     主役の一人が、よりによって、文科相とはね! 
     一体どんな発想なの?」
    《前川喜平(右傾化を深く憂慮する一市民)…萩生田新文科大臣には、
     加計学園問題への関与をしっかり質すべきだ。特に、
     2017年6月20日に文科省がその存在を認めた2016年10月21日の
     日付入り文書「10/21萩生田副長官ご発言概要」の記載内容に
     ついては、本人から納得のいく説明を求めるべきだ。》
    《萩生田氏は加計学園の獣医学部新設をめぐって大きな役割を
     演じてきた。たとえば、文科省が公開したメール文書では、
     「広域的に」「限り」の文言を加えるという事実上の
     京都産業大学外しを内閣府に指示していたと名指しされており、
     NHKがスクープした文部省の内部文書
     「10/21萩生田副長官ご発言概要」でも、萩生田氏が文科省に対し
     官邸は絶対やると言っている」「総理は「平成30年4月開学」
     とおしりを切っていたなどと“総理案件”であることを伝えて
     いたことが明らかになっている。こうした関与を本人は厚顔にも
     完全否定…ところが驚いたことに、萩生田氏は安倍首相と加計氏の
     友人関係すら知らなかったと強弁するなど、誰にでもわかる嘘を
     平気な顔で吐いてきた

 「あなたがつくったんじゃないの」!? アベ様は、萩生田氏に向かって言うべきヤジなのでは? 野党議員にではなく、「あなたじゃないの」というヤジを飛ばす先は萩生田光一文科相ではないのですか?

 《六日間で二人の閣僚辞任は極めて異例》。自称《人材の宝庫》。アベ様という「幹」が腐っているのだから、アベ様自公政権・自民党は皆、腐っている。

   『●《安倍派のライバル候補に対する選挙妨害を
       反社会勢力にも通じる人物に頼》む…なぜに報じられないの?
   『●《テンチョンニュース》で決して報じない
     《安倍さんが直接関わった疑惑。民主主義の根幹を壊す犯罪行為》
    「山岡俊介さんの『アクセスジャーナル』の記事【<再度紹介>
     「安倍首相自宅放火未遂事件の闇」で本紙・山岡インタビューも掲載
     (『「安倍晋三」大研究』。望月衣塑子)】…《この疑惑が一過性で過ぎ去った
     のは、表面上しかなぞらない安易な安倍首相叩きに終始したことも大きな原因
     であると思っている。その点、このインタビュー原稿は、
     限られたスペースとはいえ、基本的な奥深い「闇」の部分が説明されている。
     目を通していただければ、そう実感してもらえると思う》」

   『●『「安倍晋三」大研究』(望月衣塑子&特別取材班著)読了…
        《「なぜ安倍さんは〈噓〉をつくのか」という…疑問…》
   『●《人材の宝庫》のはずが…《「経産省内閣」と揶揄される
     安倍政権は歴史に残る犯罪者集団と言われても仕方あるまい》
    「自称《人材の宝庫》のはずが…《悪夢の安倍政権
     《腐ったみかん箱》《「経産省内閣」と揶揄される安倍政権は
     歴史に残る犯罪者集団と言われても仕方あるまい》。人様の政権を
     《悪夢のような》などと、よくも言えたものだね」

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019110702000160.html

【社説】
相次ぐ閣僚辞任 任命責任を取るのなら
2019年11月7日

 閣僚の相次ぐ辞任を巡り、安倍晋三首相は「責任を痛感する」としながらも、どう責任を取るのかは語らない。行政を前に進める、と言うだけでは、任命責任を取ったことにならないのではないか。

 首相は九月十一日に内閣改造を行った。第一次内閣を含めて十一回目となった組閣の狙いを、首相は「安定と挑戦」と強調した。初入閣は十三人に上り、十七のポストが入れ替わる安倍内閣で最も大規模な改造である。

 ところが安定とは名ばかりで、十月下旬、菅原一秀経済産業相と河井克行法相が、公職選挙法違反の可能性を指摘する週刊文春の報道を受けて相次いで辞任した。六日間で二人の閣僚辞任は極めて異例だ。

 きのう約八カ月ぶりに開かれた衆院予算委員会集中審議で、首相は閣僚辞任について「国民に大変申し訳なく、任命した者として責任を痛感している」と答弁した。

 通常の組織で、長たる者に責任を問う場合、引責辞任か減給が通例だ。しかし首相は、そのどちらでもなく「国政に遅滞が生じないよう行政を前に進めることに全力を尽くすことで国民への責任を果たす」と述べるだけで、辞任した閣僚の任命責任を具体的にどう取るのかは明らかにしなかった

 一般社会と政界を同列に扱うのは不適切だとしても、遅滞なく行政を進めるだけで任命責任を取ったことになるのか。そもそも遅滞ない行政は、閣僚辞任に関わりなく内閣として当然ではないか。

 首相が閣僚辞任の責任を取るとしたら、内閣総辞職するか衆院を解散し、国民に信を問うのが筋である。野党側も「内閣総辞職に値する異常事態」と位置付けるのであれば、衆院解散をも受けて立つ気迫で追及せねばなるまい。

 二閣僚辞任のきっかけは、秘書による香典持参や運動員への高額報酬など公職選挙法違反の可能性を指摘する週刊誌報道だが、本人が国会で説明しておらず、国民への説明責任を果たしていない

 野党側は菅原、河井両氏の予算委員会への参考人招致を要求している。与党側は前例がないとして拒否しているが、閣僚辞任に至った原因を究明し、再発防止に努めることも政権与党の責任だ。首相が責任を痛感するのなら、国会での説明を促すことが、最低限の任命責任ではないか。

 「政治とカネ」に関わる問題でもある。菅原、河井両氏は参考人招致を待つことなく、自ら進んで国会の政治倫理審査会に出席し、説明責任を果たすべきである
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●《人材の宝庫》のはずが…《「経産省内閣」と揶揄される安倍政権は歴史に残る犯罪者集団と言われても仕方あるまい》

2019年11月09日 00時00分44秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



日刊ゲンダイのコラム【金子勝の「天下の逆襲」/腐ったみかん箱…歴史に残る犯罪者集団となった安倍政権】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/264227)。

 《悪夢の安倍政権の瓦解が始まった。いまや腐ったみかん箱で、腐敗がはびこっている。モリカケ疑惑を抱える首相を検察はほったらかし。証拠隠蔽から公文書改ざんまで何でもアリになった》。

   『●《人材の宝庫》…《安倍政権史上、過去最高の“お友だち=
     極右”内閣…背筋が凍るような極右議員が勢揃い》(リテラ)

 自称《人材の宝庫》のはずが…《悪夢の安倍政権》《腐ったみかん箱》《「経産省内閣」と揶揄される安倍政権は歴史に残る犯罪者集団と言われても仕方あるまい》。人様の政権を《悪夢のような》などと、よくも言えたものだね。

   『●アベ様曰く「悪夢のような旧民主党政権に戻すわけ…」
         …最悪の《悪夢》なアベ様政権に言われては、ねぇ?
    「「〝マゾヒスティックな信者〟達…飼い慣らされしつけられている
     1/4の支持者2/4の眠り猫な皆さんには、
     《まるで戦前に回帰するように、次々と悪法を強行採決して国会を壊し、
     官邸圧力でメディアを萎縮させ、言論を壊している》(金子勝さん)
     アベ様独裁という最悪の《悪夢》に気づいていないらしい」

   『●《「なぜこんな世の中になってしまったのか」とあって、
      その文字に重なるようにして「今だけ 自分だけ 金だけ」》
    「志真秀弘氏による、レーバーネットの書評【〔週刊 本の発見〕
     「成長している」という嘘を暴く〜金子勝『平成経済 衰退の本質』】…
     日刊ゲンダイのコラム【斎藤貴男 二極化・格差社会の真相/
     安倍政権がやりたいのはただひとつ「差別」ではないのか】」

   『●アベ様独裁・人治主義国家…《末期症状》《もはや始末に
            負えない》となって一体何年たつのだろうか…
    「日刊ゲンダイのコラム【金子勝の「天下の逆襲」/
     情報吸い上げザル管理…二重にタチの悪い独裁国家化が進む】」

   『●《稲田朋美…世耕弘成…安倍側近が…関電受注企業から献金…
        証人喚問を含め、国会の場で徹底的に調査するほかない》
    「日刊ゲンダイのコラム【金子勝の「天下の逆襲」/
     原発マネー還流問題 安倍政権、関電、原子力検察の関係は】」

 アベ様の取り巻き連中の公選法違反》《政治資金規正法違反》《贈収賄…でも、《検察はほったらかし》《司直の手が伸びるかは分からない。大臣辞職どころか、議員辞職ものでしょうに、一体、警察・警察は何やってんだ? 報道は《メディアコントロール》、裁判所は最「低」裁の有様。

 アベ様からして、いまだに首相であり、自民党総裁であり、ましてや、国会議員でいられる不思議。

   『●《安倍派のライバル候補に対する選挙妨害を
       反社会勢力にも通じる人物に頼》む…なぜに報じられないの?
   『●《テンチョンニュース》で決して報じない
     《安倍さんが直接関わった疑惑。民主主義の根幹を壊す犯罪行為》
    「山岡俊介さんの『アクセスジャーナル』の記事【<再度紹介>
     「安倍首相自宅放火未遂事件の闇」で本紙・山岡インタビューも掲載
     (『「安倍晋三」大研究』。望月衣塑子)】…《この疑惑が一過性で過ぎ去った
     のは、表面上しかなぞらない安易な安倍首相叩きに終始したことも大きな原因
     であると思っている。その点、このインタビュー原稿は、
     限られたスペースとはいえ、基本的な奥深い「闇」の部分が説明されている。
     目を通していただければ、そう実感してもらえると思う》」

   『●『「安倍晋三」大研究』(望月衣塑子&特別取材班著)読了…
        《「なぜ安倍さんは〈噓〉をつくのか」という…疑問…》

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/264227

金子勝の「天下の逆襲」
腐ったみかん箱…歴史に残る犯罪者集団となった安倍政権
2019/11/06 06:00

     (第4次安倍再改造内閣で辞任第1号となった
      菅原一秀前経産相(右)と辞任第2号の河井前法相
      (C)共同通信社)

 悪夢の安倍政権の瓦解が始まった。いまや腐ったみかん箱で、腐敗がはびこっている。モリカケ疑惑を抱える首相を検察はほったらかし。証拠隠蔽から公文書改ざんまで何でもアリになった。

 そんなありさまだから、違法献金がバレた高市総務相は謝罪して返金したらおとがめナシ。一方、第4次安倍再改造内閣で辞任第1号となった菅原前経産相、第2号の河井前法相は露骨な公選法違反で言い逃れの余地がなかった。「メロンリスト」の菅原は地元有権者の葬儀で公設秘書が香典を手渡し、河井は7月の参院選で妻の陣営がウグイス嬢に法定上限2倍の日当を払っていたと報じられた。だが、司直の手が伸びるかは分からない

 安倍首相の盟友の甘利元経済再生相は大臣室で現金を授受。小渕元経産相政治資金規正法違反が浮上すると、証拠のフロッピーなどをドリルで破壊した。それでも大臣を辞めれば議員辞職は免れるインチキが常態化ロッキード事件リクルート事件では首相や官房長官経験者でも検察に容赦なく追及されていたものだが、巨悪を眠らせないかつての姿は見る影もない

 捜査当局の堕落は、関電原発マネー還流問題が極めて象徴的だ。郵便不正事件をめぐる大阪地検特捜部の証拠改ざんで懲戒処分を受けた小林敬弁護士が社内調査委員会の委員長に就き、金品授受を取締役会に報告させなかった。

 菅原の前任者の世耕元経産相も悪質だ。世耕は2012~15年、福井県高浜町の元助役が相談役を務めていた「柳田産業」から計600万円の献金を受領。当時、高浜原発3、4号機は福井地裁による再稼働差し止めの仮処分中。官房副長官だった世耕は原子力関係閣僚会議のメンバーで、原発を「重要なベースロード電源」とするエネルギー基本計画に関わっていた。贈収賄の疑いが消えない。

 しかも、関電は13年と15年に電気料金値上げを認可された。関電経営陣と共に世耕もキックバックを受けていた構図が浮かんでくる。16年に経産相就任後は30年度の原発比率を20~22%とする目標を策定。老朽原発をすべて動かさなければ成立しないトンデモ計画をまとめたのである。

 経産省は特別背任の嫌疑がある岩根茂樹社長が指名した検察OBによる第三者委員会の調査を見守るなどと、ヌルい態度を取っている。お手盛り委員会に証拠隠滅を許しているも同然だ。「経産省内閣」と揶揄される安倍政権は歴史に残る犯罪者集団と言われても仕方あるまい。
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●「アンダーコントロール」な訳がない…そもそもウソにウソを重ねて、金(カネ)色の五つの輪をニッポン誘致しておいて

2019年11月08日 00時00分27秒 | Weblog


今日の東京新聞』(http://a-tabikarasu.hatenadiary.com/)から、再びすいません、コピペ・マゴビキさせて頂きました。いつも、ごめんなさい。【本音のコラム 「嘘から出てきた実」 北丸雄二】(http://a-tabikarasu.hatenadiary.com/entry/2019/11/01/093734)。

 《五輪マラソン札幌案で、どうにもわからないのは「最後の段階まで相談も議論もなかった」と苦言を呈する小池都知事の怒りが、一体どこに向けられているのかということです。…でも、そもそもなぜ変えられたのかが問題の核心。それがもっともな理由ならゴネるのは(心情はわかりますが)みっともない。そしてその核心とは、東京の夏は「温暖でアスリートに最適」と言って招致した「(うそ)」のことです》


   『●放射能汚染で「太平洋は終わり」との声が出るほどの
             重大事故だというのに、この国は……
   『●世界に向けて「汚染水漏えい問題はない」と言い切ってしまったょ……
   『●金(カネ)色の五つの輪…《問題点を検証できる新聞のような
          メディアが軒並みスポンサーに入ってしまっては…》
   『●《安倍晋三首相は…「まったく問題はない。汚染水の影響は、
           港湾内で完全にブロックされている」と強調した》

 「アンダーコントロール」が聞いて呆れる。《メディアコントロール》な報道機関やアベ様の広報紙・誌が完全に「アンダーコントロール」状態。《メディアが軒並みスポンサーに入ってしまっては》、金(カネ)色の五つの輪の《問題点を検証》できる訳もなく…。
 日刊ゲンダイの書評【ニュースこの1冊/放射能の健康被害を無視して進む東京五輪】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/264152)によると、《暑さ以上に重大な、福島原発事故による放射能の問題について、忘れている人も多いのではないか。…東京五輪の危険を訴える市民の会編著「東京五輪がもたらす危険」(緑風出版 1800円+税)は、医師や科学者、避難者たちによる警告の書。アスリートや観客にもたらす放射能被曝の危険性について、改めて詳述している…つまり五輪開催中の短期間の滞在でも危険は避けられず、生涯にわたって健康リスクを背負うことになると本書。また、野球とソフトボールの会場となる福島あづま球場の放射線量は、セシウム137ベースで最大6176ベクレルの土壌汚染があることや、東京と関東圏の水道水中の放射性セシウムを吸着フィルターで測定すると、5カ月で最高908ベクレルという高い値となることなども明らかにしている。政府は今、福島原発で100万トンもたまっているとされるトリチウム汚染水を海洋投棄しようとしている…いま一度、東京五輪の是非について考えるべきではないか。》

 押し付けられた札幌をコキおろす、下品さ、醜悪さ。アスリートの「ア」の字もなし。「アンダーコントロール」な訳がない…そもそもウソにウソを重ねて、金(カネ)色の五つの輪をトウキョウに誘致しておいて、何がコンパクト五輪? さんざんドブガネを続け、安上り? 《東京の夏は「温暖でアスリートに最適」》なのか!?

 日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/ワンチームじゃなく“自分ファースト”】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201911020000108.html)によると、《パリで午後4時半すぎ、気温42・6度を記録したと発表した。猛暑は東京の比ではない。IOCは7月8月にやることがおかしいと世界から言われることを恐れ、おじけづくパリが辞退しないように、分散開催の前例を東京で作りたかった…ただ、札幌市や北海道に敬意も協力の一言も言わない小池に「ワンチーム」などといわれる筋合いはない。来年の都知事選のため、小池のおかげどころか自分ファーストを見せつけられた》。
 IOCも小池百合子「ト」知事も所詮そんな程度。「身の丈」にあった処世術。

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http://a-tabikarasu.hatenadiary.com/entry/2019/11/01/093734

今日の東京新聞
購読している東京新聞の記事を紹介します。読者の応援ブログです。
2019-11-01


本音のコラム 「嘘から出てきた実北丸雄二

 今日の午後にも4者協議で結論が出る五輪マラソン札幌案で、どうにもわからないのは「最後の段階まで相談も議論もなかった」と苦言を呈する小池都知事の怒りが、一体どこに向けられているのかということです。

 そりゃ誰だって相談もなく頭ごなしに既定路線を変えられたら頭にきます。でも、そもそもなぜ変えられたのかが問題の核心。それがもっともな理由ならゴネるのは(心情はわかりますが)みっともない。そしてその核心とは、東京の夏は「温暖でアスリートに最適」と言って招致した「(うそ)のことです。

 私たちはみな東京の8月が「温暖」などではないことを知っています。「マラソンしたら死ぬぜ」とマジで話していました。だから300億円もかけて道路舗装に手を加えたり打ち水をしようなどとさえ呼びかけられ、同時に、そんなのは文字通り焼け石に水だとも知っていました。

 小池さんが怒るべきはその最初の嘘に対してであり、その嘘の責任者です。でもエラい人たちは誰も(「福島はアンダーコントロール」という復興五輪にも)それを咎(とが)めない、謝らない

 開催時期の縛りや競技規則の勝手な変更など、五輪は常に「頭ごなし」でした。札幌移転費用のゴタゴタであらためてカネの問題も再燃する-。嘘から出てきた(まこと)の姿にたじろぐ東京の11月です。(きたまる・ゆうじ/ジャーナリスト)
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●首里城焼失…安里進さん《再建は急がなくていい。左右も上下もなく、多くの県民が参加できるようにしてほしい》

2019年11月07日 00時00分16秒 | Weblog

[※【電子号外】首里城正殿と北殿が全焼 他建物への延焼続く けが人の情報なし (琉球新報 2019年10月31日)↑]



阿部岳さんよる、沖縄タイムスのコラム【[大弦小弦]首里城「計算されたゆがみ」】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/493286)。

 《▼今また、失って初めて存在の大きさを知った、と話す人が多い。27年間立ち続けた正殿はその姿で県民の心を支え、県民が思いを投影してアイデンティティーの象徴になった。… ▼前回の復元が国中心だったのに対し、今は県民の熱が高まる。安里さんは「最大の変化。再建は急がなくていい。左右も上下もなく、多くの県民が参加できるようにしてほしい」と望む》。


         

   『●《首里城正殿と北殿、南殿など6棟が全焼》…大変に残念だ
   『●首里城焼失…《戦後を含め、沖縄の再起を象徴する建物でも
       あろうか。今回も、と強く願わずにいられない》(筆洗)

 《県民の心のよりどころとなってきた宝》の再建を願います。
 先のブログでは…国はドブガネな辺野古破壊を直ちに止め、《思いやる》先を番犬様ではなく、真に沖縄の皆さんのために向けるべきだ。国はもちろん、多くの皆さんが支援して下さり、1日も早い《県民の心のよりどころとなってきた宝》の再びの復元を強く勁く願っています…と言いました。しかし、阿部岳さんのこのコラムで、安里進さんは《再建は急がなくていい左右も上下もなく、多くの県民が参加できるようにしてほしい》と仰っています。是非、沖縄の多くの皆さんが納得される形で、《戦後を含め、沖縄の再起を象徴する建物》が再建されることを願っています、ゆっくりでも着実に。

   『●「政府は沖縄を分断し、苦渋の判断をさせ続けている」:
            「住民分断」「沖縄差別」を恥じぬアベ様ら
    《明治期まで四百五十年続いた琉球王朝に仕えた家系の出。敗戦翌年、
     台湾から沖縄へ戻った。日本軍が司令部壕(ごう)を置いた首里城は
     跡形もなく、足元に転がる軍靴から人骨がのぞいた。一緒にいた母は
     「国破れて山河あり、というけれど山河もないわね」と肩を落とした》

   『●現在進行形の「身代わり」: 「反省と不戦の誓いを…
            沖縄を二度と、身代わりにしてはならない」
    《沖縄は先の大戦で、日本国内で唯一、住民を巻き込んだ凄惨
     (せいさん)な地上戦の舞台となりました。今は復元されましたが、
     司馬さんが那覇を訪れた四十二年前、旧琉球王府の首里城は
     ありませんでした。日本軍が高台の首里を陣地とし<兵も石垣も
     樹(き)も建造物もこなごなに砕かれた>(…)からです》

   『●「沖縄は米国の植民地ではない。私たち沖縄県民は、
      米国民との友好は望むが、服従は望んでいない」――。
    《明治維新後の政府は琉球を南の関門と位置付け、正式に日本に併合する
     ため一八七二(明治五)年、王国を琉球藩とする旨宣告。対中関係の
     断絶などを要求し抵抗されるや七九年、王府・首里城に処分官が
     六百人近い軍と警官隊とともに乗り込み服従を迫った。最後の国王、
     尚泰(しょうたい)は三月末、ついに城を明け渡し、約四百五十年
     続いた琉球王国は滅亡。四月四日、沖縄県設置が布告された》
    《万国津梁は、世界の懸け橋の意味。琉球王国の尚泰久
     (しょうたいきゅう)王が一四五八年に鋳造させ、首里城に掲げた
     「万国津梁の鐘」に由来する》
    《明治政府は1879年4月4日、琉球藩を廃し、沖縄県を置く旨を
     全国に布告した。琉球処分」(琉球併合)といわれる廃琉置県である。
     これに先立ち政府は先鋭の武装警官や兵士ら約600人で首里城を
     包囲し、武力で威圧した上、尚泰王や官員らを城から追い出し占拠した》

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https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/493286

[大弦小弦]首里城「計算されたゆがみ」
2019年11月4日 08:27

 首里城の御庭(うなー)は真四角ではない。創建当初は真四角だったが、17~18世紀ごろにずれた。県立博物館・美術館の前館長、安里進さん(72)は「計算されたゆがみ」と表現する

▼「直線は緊張を生む。あえて逃げ道をつくり、緊張を避ける琉球独自の美意識が育った」。城壁も緩やかな弧を描く。角が鋭い本土の城壁とは対照的だ

▼安里さんは龍潭のほとりで生まれ育った。復帰直前、首里城の復元が持ち上がったころは琉球大生で、現場の発掘調査に抗議したことがある。城は搾取の象徴に映った。国事業で完成した時も、派手な朱色を奇異に感じた

▼その後、歴史研究者として25年間復元に関わり、自宅から毎日見るうちに気づいた。琉球の美を美と感じられなかったのは、象徴的な「形」がなかったから。首里城だけでなく感性や文化も戦争に奪われていた

▼今また、失って初めて存在の大きさを知った、と話す人が多い。27年間立ち続けた正殿はその姿で県民の心を支え、県民が思いを投影してアイデンティティーの象徴になった。こう書くと故人の評伝のようだが、それがふさわしいように感じる

▼前回の復元が国中心だったのに対し、今は県民の熱が高まる。安里さんは「最大の変化。再建は急がなくていい左右も上下もなく、多くの県民が参加できるようにしてほしい」と望む。(阿部岳
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●消費税…《自分よりも弱い立場の取引先に負担を回し、そうされた者はさらに弱い取引先に……最も弱い者が破滅する》…

2019年11月06日 00時00分22秒 | Weblog

[※ 斎藤貴男著『決定版 消費税のカラクリ』(ちくま文庫) 筑摩書房(http://www.chikumashobo.co.jp/photo/book/large/9784480436023.jpg)↑]



斎藤貴男さんによる、WebRonzaの記事【結局、弱い者が負担を強いられる弱肉強食の消費税/デフレ経済で崩れた消費税は消費者が負担するというストーリー。しわ寄せはどこに?】(https://webronza.asahi.com/politics/articles/2019092900001.html)。

 《泣かされたままでは潰れるしかない仕入れ業者は、自分よりも弱い立場の取引先に負担を回し、そうされた者はさらに弱い取引先に……。そして結局、もう誰にも負担を押し付ける先がない、最も弱い者が破滅する。この繰り返しで30年が過ぎた。弱い者いじめができなければ生き残れない社会は消費税によっても形成されたのである》。

   『●《消費税が抱える根源的な問題》はなにか? 《常に弱い
       立場の側がより重い負担を強いられる》最悪な消費税制…
    「斎藤貴男さん…【政府やメディアが刷り込んだ“消費税の目的”
     の嘘/“社会保障の充実と安定化”のための増税という
     謳い文句とは正反対の現実】」

 《泣かされたままでは潰れるしかない仕入れ業者は、自分よりも弱い立場の取引先に負担を回し、そうされた者はさらに弱い取引先に……。そして結局、もう誰にも負担を押し付ける先がない、最も弱い者が破滅する》。斎藤貴男さんのWebRonzaの最初の記事でも指摘。《消費税が抱える根源的な問題》はなにか? 《常に弱い立場の側がより重い負担を強いられる》最悪な消費税制…。《弱い者いじめができなければ生き残れない社会は、消費税によっても形成されたのである》《弱肉強食の化身のような税》。
 消費税制を廃止しよう!

   『●『消費税のカラクリ』読了
   『●あとの《増税》祭り…《家計に痛みを強いる施策が続々と動きだす》
                   …自民党議員全員が第Ⅳ象限なのでは?
   『●薔薇マークキャンペーン《消費税増税凍結
     (むしろ…5%に減税することを掲げる…)》…むしろ消費税制廃止を
   『●《むしろ「自民、単独過半数割れ 安倍一強に赤信号」
        でしょーよ。》と報じられない…ズルズル消費増税か?
   『●あとの《増税》祭り…《家計に痛みを強いる施策が続々と動きだす》
               …自民党議員全員が第Ⅳ象限なのでは?
   『●《巻き上げられた消費税は…土建屋政治や大企業の減税や、
      近年では軍事費などなど、権力の金儲けや戦争ごっこに乱費》
   『●《常に弱い立場の側がより重い負担を強いられる》最悪な
     消費税制…《これほど不公平かつ不公正なイカサマ税制もない》
   『●悍ましき《大増税か安楽死の推進か…「尊厳死」の議論の
     本質が、社会保障費の削減に他ならない》(斎藤貴男さん)
   『●斎藤貴男著『決定版 消費税のカラクリ』…消費税制は
     《いかに不公正で…「魔法の杖」》かを指弾した《警世の書》

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https://webronza.asahi.com/politics/articles/2019092900001.html

結局、弱い者が負担を強いられる弱肉強食の消費税
デフレ経済で崩れた消費税は消費者が負担するというストーリー。しわ寄せはどこに?
斎藤貴男 ジャーナリスト
2019年09月29日
増税|消費税|益税|脱税|軽減税率

10月1日から消費税が8%から10%に上がります。長年、消費税のあり方を追及してきたジャーナリストの斎藤貴男さんが、消費税の根源的な問題について考えるシリーズ。今回は消費税が抱える構造的な矛盾について論じます。(論座編集部)


税率が違うのにどうして同じ価格?

 「吉野家」の牛丼は店内で食べるか、お持ち帰りかで値段が違います。でも、「松屋」や「すき家」だと、どちらでも同じ。ハンバーガーはと言えば、「モスバーガー」と「ロッテリア」が別価格派で、「マクドナルド」が統一価格派なんだって! ――

 最近の新聞やテレビでは、こんな話題がしばしば取り上げられている。消費税率が10%に引き上げられる10月1日には、同時に“軽減税率”なる制度も新設され、飲食料品は8%のままに据え置かれるのだが、レストランなどでの飲食には適用されない。そこで、テイクアウトも可の外食店の対応に関心が集まった。

 というわけで議論は沸騰。「店の中でも外でも料金が同じなのはシンプルでいい」、逆に「チェーンごとにバラバラなのはわかりにくい」などといった声が、メディアの世界ではことのほか喧(かまびす)しい、のだが……。

 なんだか変だ。いや、軽減税率の発想そのものや、その適用対象(飲食料品の他に週2回以上発行される新聞の定期購読)が決定された経緯などに関する疑問については、とりあえずおく。本稿が指摘したいのは、かの牛丼店やハンバーガーショップが、売り方によって異なる税率の商品を、どうして同じ価格で販売することができるのか、ということなのである。

 実は、そのことは自体は別段、おかしな話ではない。どこまでも企業内部における会計の問題だ。彼らはまず統一した販売価格を設定し、そこから2通りの本体価格を割り出していく。ごく単純化して言えば、店内消費の利益率を低く、テイクアウトの利益率を高く見積もればよい理屈だ。

 ただ、こうした考え方は、従来の通俗的な理解とはかけ離れている。政府やマスコミが繰り返し強調し、一般に深く刷り込まれてきたのは、もともとコスト+利益で決定されていた本体価格に、5%や8%の消費税分を乗せて売る、という手順ばかりだった。だからこそ、時に「10%のほうが計算がしやすくなっていい」などと言い出すトンチンカンなメディアや、それに感化された消費者が現れる

 だが、実際は違う。もちろん事業者なら誰だって、そうやって売りたい。が、そう簡単にはいかない、できないのが商売の現実だ。

 牛丼店やハンバーガーショップの動きは、はからずもそうした実態の一端を垣間見せてくれた。私たちはこの機に、今度こそ、消費税という税制の本質を思い知らねばならない。


消費税は消費者が負担しない場合もある

 ここまでの記述を、もしかしたら難しく感じられた読者も少なくないかもしれない。消費税は消費者が負担する税なのに、事業者だの商売の現実だのと何の関係があるのか、などというふうに。

 だが、そこからして間違いなのだ。負担の主を言うならば、消費税は消費者が負担している場合もあるが、そうでない場合もある、というのが正解である。これは消費税の「イロハのイ」であると承知しておこう。

 関連法規によれば、消費税とは、①原則すべての商品・サービスのあらゆる流通段階で課せられ、②年商1000万円超の事業者を納税義務者とする税である。つまり小売り段階だけでなく、商取引のことごとく(医療や福祉サービス等の例外はある)で発生し、消費者には納税義務がない。

 もっとも、②のタテマエは、納税義務のある事業者が、商品やサービスの販売価格に消費税分を上乗せ(転嫁)し、その金額を顧客から預かって、しかるべき計算を施して税務署に納める、というストーリーだ。消費税増税に賛成か否かにかかわらず、多くの人々は、このシナリオと現実とを混同してしまっている。

 ところが、日本は自由主義経済の国である。電力や水道、鉄道のような公共料金はともかく、普通の商品やサービスの価格は市場原理によって形成される。景気がよくて売り手市場、しかも競争も激しくなければ、負担は相対的に弱い買い手側に押し付けられてシナリオ通りになるのだが、現在は、というより過去20数年間は、消費税導入当時のバブル経済とは正反対の、デフレ経済下にあり続けてきた。

 近隣に“価格破壊”を謳(うた)う家電量販店を建てられた電器店や、納品先の大手メーカーに頭が上がらない町の下請け工場が、利益を出したうえ、さらに相手から消費税を預かる値決めなどできるはずがない。だからといって、納税義務が免除されるわけでもないので彼ら弱い立場の事業者は、借金してでも消費税を納めさせられる羽目になる。

     (拡大酒類が軽減税率の対象外だと知らせる案内。
      この店では消費税の税率が10%になる商品には新しい
      税込み価格をすでに明示している=2019年9月25日、前橋市元総社町)


弱いものに負担を回す社会をつくった

 苦しいのは競争が激しい都市部のスーパーも同じだ。増税即値上げでは客が離れる。やむなく価格を据え置いて、ただし人員削減や時給のカットなどによる人件費の削減、あるいは仕入れ価格に増税分を乗せさせないなどの方法によるコストダウンも可能な場合がある。後者は強要すれば公取委に摘発されかねないが、ビジネスのおける力関係が、法律だけで説明できるとは限らない。

 泣かされたままでは潰れるしかない仕入れ業者は、自分よりも弱い立場の取引先に負担を回し、そうされた者はさらに弱い取引先に……。そして結局、もう誰にも負担を押し付ける先がない、最も弱い者が破滅する

 この繰り返しで30年が過ぎた。弱い者いじめができなければ生き残れない社会は、消費税によっても形成されたのである


消費税につきまとう「損税」という現実

 消費税ほどミスリードがはびこる税もない。

 以上のような、納税義務者が価格に消費税を「転嫁」できない状態を「損税」というのだが、そう書くと必ずいちゃもんをつけてくる人々がいる。利益を削ってでも、借金をしてでも、結果的に納税できたからには帳簿上、“転嫁できた”形になるわけだ。だから、「転嫁できないなんてあり得ない」という理屈だそうである。物は言いようだと呆れるしかない。私は商売というものの実質を語っている。

 8年ほど前、NHKのニュース解説番組で消費税増税反対論をぶった私は、終了後の楽屋で、さっきまでスタジオで論争していた元大蔵官僚に、まさにそう言われたことがある。「帳簿の上では、ですね」と返した記憶があるが、彼はその数年後、大学教授および政府税制調査会専門家委員会特別委員の肩書で著した啓蒙書で、次のように述べていた。

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 好ましいことではありませんが、転嫁できない場合もあるでしょうから、家計の負担の最大額も少なくなるはずです。「1980円の商品の価格を、消費税が上がったからといって2000円超にはできない」などといった事業者や企業の声が出ていますが、そうなれば実は家計にとっては好ましい話なのです。
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 あるいはまた、

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 消費税率の引き上げ分の消費者への転嫁をなるべく少なくする、という事業者の努力には大きなメリットがあります。それは消費者にとってそれほど価格が上がらない、物価が上がらないことを意味するからです。事業者にとっては大変でしょうが、前の章で書いたような物価への影響は減り、景気への短期的な悪影響も弱まる方向に働きます。ただ事業者が価格に転嫁しない代わりに人件費などを削減すると、今度はそれが消費者の給与や雇用に跳ね返ってきて、困ることになるかもしれません。(いずれも森信茂樹『消費税、常識のウソ』(朝日新書、2012年)
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 弱い事業者の負担を好ましいと言ってみたり、転嫁できない理不尽を筋違いにも努力と呼んでみたり。あくまでも消費者の増税に対する警戒心を和らげる目的で書かれた文章で、それだけに他への配慮が著しく欠落しているのは確かだけれど、法律がでっち上げたシナリオとは異なる実態を、元大蔵官僚が公に認めた事実は大きい。この本を見つけて読んだ時、素直に嬉しいと思った。


問題は「益税」なのか?

 それでも多くの人々は、「損税」など存在しないと言いたがる。消費税に矛盾があるとすれば、それは「益税」という名のネコババではないか、と。

 「益税」とは、年商1000万円未満の「免税事業者」が商品やサービスの価格に消費税分を上乗せして販売し、とはいえ納税義務がないので、その分を合法的に利益にできてしまうことをいう。実際、政府は消費税導入に臨んで、政府が中小零細事業者らの反対を抑えるため、彼らにさまざまな“アメ”をしゃぶらせた経緯がある。納税義務の有無を分ける「免税点」も、当初は年商3000万円と、かなり高く設定されていた。

 「益税」とはいっても、免税事業者とて仕入れや必要経費には消費税を上乗せされた金額を支払うのだから、“ネコババ”とまで言われるほどの儲けにはならない。いずれにしても、彼らへの“アメ”はこの間にずいぶん小さくなり、免税点も2003年には1000万円へと引き下げられて、大方の事業者が納税義務を負った。その一方で、デフレ・スパイラルが深まって、「益税」ならぬ「損税」が常態化した。

 手元に興味深い判決文がある。1990年3月26日、東京地裁。元参院議員で「サラリーマン新党」の最高顧問だった青木茂氏(故人)ら20人が、消費税法は消費者を「納税者」、事業者を「徴税義務者」だと想定しているとの解釈を前提に、「益税」のような不合理を許した諸制度は法の下の平等を定めた憲法14条などに違反しているとして起こした国家損害賠償請求訴訟で、鬼頭季郎裁判長が原告請求の「棄却」を言い渡したものである。

 すなわち消費税は憲法に違反していない。合憲であるとされたわけだが、私たちが深く考えてみるべきは、この判断が導かれた論理だ。

 判決理由は次のように述べていた。

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 税制改革法一一条は、「事業者は、消費に広く薄く負担を求めるという消費税の性格にかんがみ、消費税を円滑かつ適正に転嫁するものとする」と抽象的に規定しているに過ぎず、消費税法および税制改革法には、消費者が納税義務者であることはおろか、事業者が消費者から徴収すべき具体的な税額、消費者から徴収しなかったことに対する事業者への制裁等についても全く定められていないから、消費税法等が事業者に徴収義務を、消費者に納税義務を課したものとはいえない。
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 さらに、

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 先に述べたように、消費税相当分の転嫁の仕方は、事業者の対価等の決定如何に委ねられており、その運用如何によっては、消費者に対する実質的な過剰転嫁ないしピンハネが生じる可能性もなくはない。この点において、消費税負担者である消費者側から見れば、消費税分につき、自己の負担すべき額の決定が恣意的に行われるように見える余地はある。
 しかしながら、消費者が消費税相当分として事業者に支払う金銭はあくまで商品ないし役務の提供の対価としての性質を有するものであって、消費者は税そのものを恣意的に徴収されるわけではない。そして、法律上の納税義務者である事業者が、恣意的に国から消費税を徴収されるわけでもない。したがって、消費税法は、租税法律主義を定めた憲法八四条の一義的な文言に違反するものではない。
--- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- ---

などともある。


弱肉強食の化身のような税

 消費税とは、小売商と消費者の間(事業者と顧客の間)における、要するに物価以外の何物でもない。転嫁できるもできないも、とどのつまりは売る側の腕と状況次第。力関係で勝れば転嫁に加えて便乗値上げもできようが、劣れば自分で引っ被るしかなくなる弱肉強食の化身のような税。問題だらけでないとは言わないが、税とは取れさえすればよいのであって、実質的に誰が負担させられていて、誰が死のうと一家心中しようと知ったこっちゃないという政府の論理司法も支持する。だって、だってだってお国のためなんだもん♪ とだけ、この判決は言っていた。

 「益税」を俎上に載せるための提訴ではあったが、結論は今日に至る「損税」についてもそのまま使われている。倫理や人道に照らした善悪を棚に上げておく限り、この判決は消費税の核心を抉(えぐ)ってあまりあった。

 その内容が当時から広く伝えられ、真っ当な議論が積み重ねられてきていたとしたら、消費税が時の政権によって魔法の杖”か“打ち出の小槌”のようにして使われる無残もなかったに違いない。だがこの間、マスメディアはほとんど何も報じてはこなかった――

 これは一体、どういうことなのだろう。ここまでいいかげんな税制が、いつまでも存在を許されたままでよいものなのか。

 よいはずがない、と私は確信している。


消費税の滞納者が多いわけ

 国税庁はさる8月、2018年度の「租税滞納状況」を発表した。それによれば、同年度中に新たに発生した「新規発生滞納額」は、国税全体だと約6143億円で、前年度比0.2%減。この間の法人税減税や所得税の累進性の緩和、それら直接税のデフレによる税収減および税務当局の徴収強化などの理由から、最も多かった1992年度(約1兆8903億円)のわずか32・5%にまで減少したが、税目別を見ると、消費税だけが約3521億円と、当時よりも新たな滞納を増やした例外的な現象を起こしている。

 新規発生滞納額全体の、なんと57・3%を占めたというのだから驚きだ。と思いきや、これでも60%を軽く超えていた2015年度と比べたら、まだしも少しは改善された姿だとの由。

 

 国税収入の6割が消費税だとでもいうのなら、滞納もそれに見合った数字になるのは仕方がない。だが実際は、目下のところ、国税収入に占める消費税の割合は、せいぜいが30%程度に留まっている。

 とすれば、消費税の新規発生滞納額が多すぎる状況は異常ではないか。考えられる原因はただひとつ。利益に対して課せられる法人税や所得税とは違い、消費税は利益があってもなくても、たとえ大赤字であろうとも、何らかの取引を行った納税義務者には課されるという、他に例を見ない特性だ。

 滞納には重い処罰が待っている。初めのうちは分納などの相談にも応じてももらえるかもしれないが、たび重なれば税務署員に、「そこらへんのサラ金で借りてこいとすごまれるし、期限を過ぎて差し押さえをくらえば、破滅に追い込まれるのが常である。商売をする人間の常識だ。

 だから事業主たちは、「死」にさえ一本道で通じている滞納など、滅多なことではしたくない。それでもしてしまうしないわけにはいかないのが、消費税の滞納なのである。


■無理がありすぎる税制

 無理がありすぎる税制。それが消費税だ。社会保障を充実させるためには“尊い犠牲”も必要だようんぬんと、訳知り顔は言う。だけれども、時の政権が重ねてきたその種の公約が、ことごとくウソであり続けている倒錯は、すでに前回の記事で見た通りである。

 にもかかわらず、新聞もテレビも、肝心なことは絶対に伝えない。8月の国税庁発表がまともに取り上げられなかったのは例年と同様。わずかに報じたマスコミも、見出しを挙げると、こんな具合だ。

 〈税滞納、20年連続減=ピーク時の3割以下に――国税庁〉
                (時事通信8月7日付配信)
 〈財産隠しなど国税告発最多〉(朝日新聞8月8日付東京本社版朝刊)
 〈10月消費増税/確定申告、納付額に注意、国税庁、資金確保補呼びかけ〉
                    (日刊工業新聞8月14日付)――。

 報道というより、あえて問題の本質を外した、税務署の礼賛かキャンペーンだ。そんなことですまされてよいなら、記者など必要ない。税務署に原稿を書いてもらえば、よほど“目的”に適った、正確な記事に仕上げられるものだろう。

 少々長くなってしまった。さて、次回は何を書こうか……。
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●2019年度文化庁映画賞《文化記録映画部門の優秀賞》を受賞…三上智恵・大矢英代監督『沖縄スパイ戦史』

2019年11月05日 00時00分40秒 | Weblog

[※ 『沖縄スパイ戦史』(三上智恵大矢英代共同監督) (LOFT)↑]



琉球新報の記事【文化庁映画賞贈呈式 「沖縄スパイ戦史」監督2人に賞状 三上氏「お墨付き意外」 大矢氏「歴史伝える」】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1016175.html)。




 《文化庁の2019年度映画賞の贈呈式が28日、東京都のグランドハイアット東京であった。文化記録映画部門の優秀賞に選ばれた「沖縄スパイ戦史」の三上智恵大矢英代の両監督も宮田亮平文化庁長官から賞状を受けた。三上さんは受賞に感謝した上で、国際芸術祭あいちトリエンナーレへの文化庁補助金不交付決定に抗議の意を表し、撤回するよう再考を求めた

   『●大矢英代さん「私たちは、過去の歴史からしか学べません…
               私たちが何を学ぶのかが今、問われている」①
   『●大矢英代さん「私たちは、過去の歴史からしか学べません…
               私たちが何を学ぶのかが今、問われている」②

 大矢英代さんは、《私たちは、過去の歴史からしか学べません…私たちが何を学ぶのかが今、問われている》と言います。《軍の命令で「強制疎開」…結果、風土病のマラリアで3600人もの人が亡くなった…そもそもなぜ米軍が上陸しなかった島々で「強制疎開」なのか》…『沖縄スパイ戦史』。《この歴史を私たちの世代がしっかり伝えることが、二度と同じ悲劇を繰り返さない一歩になると信じている》とも。

 《三上智恵さんは受賞に感謝した上で、国際芸術祭あいちトリエンナーレへの文化庁補助金不交付決定に抗議の意を表し、撤回するよう再考を求めた》。さすが、三上さん。

   『●加害者性と被害者性…「私たち一人一人が被害者となり、
              加害者となり得る戦争。戦争はどこかで今も…」
    「【記憶の澱/NNNドキュメント’17】…。
     《先の大戦の記憶を、今だからこそ「語り、残したい」という人々がいます。
     …心の奥底にまるで「」のようにこびりついた記憶には「被害」と「加害」、
     その両方が存在しました》」

   『●「戦争のためにカメラを回しません。
      戦争のためにペンを持ちません。戦争のために輪転機を回しません」
   『●『沖縄スパイ戦史』(三上智恵・大矢英代共同監督): 
           「「スパイリスト」…歪んだ論理が生み出す殺人」
   『●三上智恵・大矢英代監督映画『沖縄スパイ戦史』…
       「戦争というシステムに巻き込まれていった人たちの姿」

   『●中山きくさん「戦争は体験してからでは遅い」、
       城山三郎さん「平和の有難さは失ってみないとわからない」

   『●「改めて身に迫るのは、軍隊というものが持つ
      狂気性」(高野孟さん)と、いまも続く沖縄での不条理の連鎖
    《マガジン9連載コラム「沖縄〈辺野古・高江〉撮影日誌」でおなじみの
     三上智恵さんが、大矢英代さんとの共同監督で制作した
     映画『沖縄スパイ戦史』が7月下旬からいよいよ公開…
     「軍隊は住民を守らない」…「戦争や軍隊の本質を伝えたい」》。

   『●「安倍政権が旗をふる「極右プロパガンダ映画」が 
      世界中に発信されるという恥ずかしい事態が現実に」!?
   『●『沖縄スパイ戦史』と《記憶の澱》…
     「護郷隊…中高生の年頃の少年たち…スパイと疑われた仲間の処刑…」

    《▼日本軍第32軍の周辺で起きた本島中南部の激戦を「表の沖縄戦」と
     すれば、映画が描くのは北部の少年ゲリラ兵部隊護郷隊」や八重山
     戦争マラリアなどの「裏の沖縄戦」。綿密な取材による証言と資料映像で、
     6月23日以降も続いた遊撃戦の実相をつづる》

   『●自衛隊配備・ミサイル基地建設…『沖縄スパイ戦史』「自衛隊
              …昔と同じく住民を顧みない軍隊の本質」暴露
    「レイバーネット…のコラム【<木下昌明の映画の部屋 243回> 三上智恵
     大矢英代監督『沖縄スパイ戦史』/住民500人を死に追いやった犯罪】」

   『●沖縄デマによる市民の分断: 『沖縄スパイ戦史』の両監督…
               「反基地運動は中国のスパイ」デマも同根
   『●『沖縄スパイ戦史』: 「それまで『先生』と島の人たちに
           慕われていた山下が抜刀した」…「軍隊の本性」
   『●与那国島や石垣島、《沖縄は名護市辺野古だけでなく、
         宮古島もまた国防のために政府に翻弄されている》
   『●沖縄イジメ…《この74年間、沖縄戦以来、陸兵が軍服を
          着て宮古島を闊歩する姿など誰も見たことはない》
   『●《戦争が廊下の奥に立つてゐた》…《そんな時代にしては
          ならない》はずが、癒党お維や与党議員ときたら


 文化庁のWPの【令和元年度文化庁映画賞について】(http://www.bunka.go.jp/seisaku/geijutsubunka/eiga/1409747.html)によると、文化庁映画賞受賞は以下の三作品、そして、その贈賞理由。

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○文化記録映画部門贈賞理由

『ぼけますから、よろしくお願いします。』監督:信友直子 2018年/102分
老齢化や看護は,誰しもが避けることができない人生の課題である。これは,その試練に淡々と向かい合おうとする家族の物語である。老夫婦の日々は,時に悲しく,時に過酷で,見る人をも辛くさせる。しかし,その試練に黙々と対処する老夫婦の姿に触れている中に,やがてやるせなさや愛おしさを共有し,静かな感動へと誘われていることに気付く。認知症という難しい課題を扱いながら,普遍的な物語へと昇華させた稀有な作品である。
(塚田芳夫)

『沖縄スパイ戦史』監督:三上智恵,大矢英代 2018年/114分
第二次世界大戦の末期,沖縄本島北部へ大本営が送り込んだ陸軍中野学校の青年将校たち。映画は,彼らが十代半ばの少年を組織しゲリラ戦を遂行したこと,スパイ容疑者のみならず,病人や怪我人が足手まといとして殺害されたことなど,当時の生存者の証言や資料を丁寧に掘り起こして敗戦末期の軍隊の恐ろしさを浮き彫りにする。語られることの少ない本島北部の悲劇について,沖縄戦の新たな視点での貴重な記録となっている。
(山田顕喜)

福島は語る』監督:土井敏邦 2018年/170分
原発事故という大きな現実の中で,生きざるを得ない人びとがいる。その人たちは今,何を思い,どうしようとしているのか。映画は14人の声を,丹念に長い時間をかけ記録していく。お互いの信頼関係の中で,人びとは徐々に語りにくかった思いをしずかに,整理するように語る。制作者はその証言に正面から向き合い,そのことで,福島の現実を直視しようとする。この映画はドキュメンタリーの一つの到達点といってよい作品である。
(原田健一)
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 文化庁、ほんのちょっぴり見直した。

   『●《失われた古里》、失われた《本来は恵みをもたらす田畑の土》 
                …原状回復して見せたのか? 誰か責任は?
    「《失われた古里》、《もどれない故郷》、失われた
     《本来は恵みをもたらす田畑の土》…原状回復して見せたのか? 
     誰か一人でも責任をとったのか?
     それでも経済産業省は核発電の《維持推進を掲げる》…
     東京電力核発電人災から8年なのに、この体たらくだ
     核発電「麻薬」中毒患者達は、経済性から核発電輸出からは撤退しよう
     としているが、…国内では、核発電所を再稼働し、新規建設をしたくて
     しょうがない訳だ。3.11の核発電人災の反省など一切なし」
    《「福島は語る」という映画…土井敏邦監督が福島県民ら十四人に
     インタビューした記録映画である。そこに杉下初男さんが出ていた。
     杉下さんは石材業を営み、本の中では、飯舘の白御影石は安くて色が
     ブルーなので東京で人気だった、と書いてある。
     映画で杉下家の本当の悲劇は、事故の何年も後だったと知った。
     杉下さんは原発事故のせいとも、放射能のせいとも語っていないが、
     故郷を離れ、避難生活を送ることの厳しさを感じた》

   『●武藤類子さん《沖縄で闘っている人の言葉…「国を相手に
        ケンカしたって勝てない。でも、おれはやるんだ」》
    「レイバーネットのコラム【●木下昌明の映画の部屋 250回/
     原発事故に翻弄された14人~土井敏邦監督『福島は語る』】
     …。《映画は、生活を根こそぎ奪われ、人生を翻弄された
     14人の被災者に焦点を当てている。…暮しの中から被災後の困難を
     浮かび上がらせているのが特徴だ》」

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https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1016175.html

文化庁映画賞贈呈式 「沖縄スパイ戦史」監督2人に賞状 三上氏「お墨付き意外」  大矢氏「歴史伝える」
2019年10月29日 06:30
文化庁 沖縄スパイ戦史 あいちトリエンナーレ

     (「沖縄スパイ戦史」の文化庁映画賞の文化記録映画部門
       優秀賞受賞で賞状を受ける監督の三上智恵さん(右から2人目)と
       大矢英代さん(右)=28日、東京都のグランドハイアット東京)

【東京】文化庁の2019年度映画賞の贈呈式が28日、東京都のグランドハイアット東京であった。文化記録映画部門の優秀賞に選ばれた「沖縄スパイ戦史」の三上智恵大矢英代の両監督も宮田亮平文化庁長官から賞状を受けた。三上さんは受賞に感謝した上で、国際芸術祭あいちトリエンナーレへの文化庁補助金不交付決定に抗議の意を表し、撤回するよう再考を求めた

 三上さんは、辺野古新基地建設高江ヘリパッド新設など国を批判する作品を制作してきたことから「国の文化庁からお墨付きをもらう日が来るのは意外。私自身は全く反日のつもりはなく、自分の古里を守るのに立ち上がらざるを得ない人の声に耳を傾けるのが私たちの仕事だ」と話した。

 現在、琉球新報海外通信員も務める大矢さんは「駆け足で撮影したのには今の時代に対する危機感があった。この歴史を私たちの世代がしっかり伝えることが、二度と同じ悲劇を繰り返さない一歩になると信じている」と決意表明した。
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●《記者…個人に140万円の損害賠償》SLAPP訴訟…川崎市議選元候補者が《「差別する自由」を求めている》?

2019年11月04日 00時00分17秒 | Weblog


阿部岳さんによる、沖縄タイムスの記事【「在日コリアンを誹謗中傷」と批判した記者を提訴 川崎市議選の元候補者】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/475419)と、
阿部岳さんのコラム【【記者の視点】「差別する自由」など存在しない】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/475527)。

 《神奈川新聞に演説が「デマ」だと書かれ、名誉を毀損(きそん)されたとして、川崎市議選の元候補者佐久間吾一氏(53)が石橋学記者(48)個人に140万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が24日、横浜地裁川崎支部であった。石橋記者側は演説が在日コリアンに対する差別の扇動で、記事は的確だとして請求棄却を求めた。佐久間氏は「在特会」の後継団体「日本第一党」最高顧問の支援を受けて4月の川崎市議選に出馬し、落選した》。
 《神奈川新聞の石橋学記者を名誉毀損で訴えた川崎市議選の元候補者、佐久間吾一氏は「差別する自由」を求めているように見える。表向き、差別の意図は否定する。しかし、提訴で自ら焦点を当てた「コリア系が占拠」演説自体、市から差別的言動をしないよう警告された上で借りた公共施設で述べている。その後、コリアンコミュニティーの真ん中で「完全解決」ののぼりを上げるなど、本人と支援者が差別の意図を持って攻撃を繰り返しているのは明らかだ。それなのに、裁判では「敵視」「誹謗中傷」とは書くな、と主張している》。

   『●子供にもSLAPPする国: 三上智恵監督・
     映画『標的の村 ~国に訴えられた沖縄・高江の住民たち~』
   『●宮古島《市が原告市民から名誉毀損を受けたとして提訴》
     ・撤回…既にSLAPP訴訟による委縮効果は十分に発揮?
    《議案は、言論を封じ込めることを目的にしたスラップ訴訟
     であるとの指摘が上がったほか、市民の批判が市の名誉毀損に
     あたるとする根拠自体があいまいで批判が強かった。撤回は当然だ》
    「アサヒコムの記事【フリー記者への提訴は違法 N国・立川市議に
     賠償命令】…《判決は、久保田氏の提訴について、「N国党首の
     立花孝志参議院議員がスラップ訴訟だと説明する動画を公開している」
     と認定。記事は名誉毀損には当たらず、「提訴は裁判制度の趣旨に
     照らして著しく相当性を欠く」として、ちだい氏が精神的な苦痛を
     受けたと結論づけた。ちだい氏は会見で、「同じような訴訟が広がると、
     批判ができなくなる民主主義にとって致命的だ」と話した》」

 記者の取材や言論・報道を邪魔することだけが目的の提訴。訴えることのみが目的としか考えられない、ジャーナリストの口封じをする効果がねらい、報道の萎縮のみを狙う訴訟。在りもしない特権には騒ぐのに、明確に存在する「在日米軍特権」にはダンマリな暴力集団による、記者個人をターゲットにした卑劣な訴訟。そして、「差別する自由」を主張する醜悪さ。《もし石橋記者が敗訴すれば、差別的言動は差別というレッテルから逃れ、自由になり、再び爆発的に拡大するだろう。…司法は、「差別する自由など存在しないことを明示しなければならない》。

   『●『「朝日」ともあろうものが。』読了 (1/2)
    「『「朝日」ともあろうものが。』…。徳間書店、2005年10月。
     烏賀陽弘道著。オリコン裁判(※)で注目を集めている著者。
     (※)オリコン裁判: わずか数十行の「サイゾー」へのコメントで、
     雑誌は訴えられず、烏賀陽さんのみが訴えられた裁判。
     訴えることのみが目的としか考えられないフリーランスへの恫喝裁判
     名誉棄損で数千万円の巨額請求により、烏賀陽さんに無条件に
     数百万の弁護士費用などが発生する。フリーランスのジャーナリストの
     口封じをする効果がねらい。…山岡俊介さんや三宅勝久さんの
     ケースと同様」

 上記ブログのコメント部分(https://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/0191cfcf2da2deac290e377475b8f687#comment-list)。烏賀陽弘道さん、《●2009年8月3日 烏賀陽、逆転勝訴しました。 東京高裁でオリコンは判決を待たずに自らが「敗訴」を宣言する「請求放棄」をしました。法的には「自分の請求(提訴)には理由がないので、提訴を放棄する」という宣言です。33ヶ月にわたって争われてきた「オリコン裁判」はオリコンの敗北宣言で終結しました。烏賀陽を応援してくださった世界中のみなさんに心から感謝します。みなさんの励ましのおかげで33ヶ月間、ちっとも心細くなかった。ありがとうございました》。

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https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/475419

「在日コリアンを誹謗中傷」と批判した記者を提訴 川崎市議選の元候補者
2019年9月26日 05:32

 神奈川新聞に演説が「デマ」だと書かれ、名誉を毀損(きそん)されたとして、川崎市議選の元候補者佐久間吾一氏(53)が石橋学記者(48)個人に140万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が24日、横浜地裁川崎支部であった。石橋記者側は演説が在日コリアンに対する差別の扇動で、記事は的確だとして請求棄却を求めた。

     (企業所有地に住宅が密集する川崎市川崎区池上町。
      所々に廃屋もある=24日)

 佐久間氏は「在特会」の後継団体「日本第一党」最高顧問の支援を受けて4月の川崎市議選に出馬し、落選した。

 これに先立つ2月11日、市内の公的施設で講演会を開き、「いわゆるコリア系の方が日本鋼管の土地を占領」「革命の橋頭堡(ほ)になった」「闘いが今も続いている」などと演説した。

 演説について、石橋記者は署名記事で「悪意に満ちたデマによる敵視と誹謗(ひぼう)中傷」と非難した。佐久間氏はこの記述に根拠がないとし、「選挙への悪影響を最小限に食い止めるため司法の場で潔白を証明する」として同月25日に提訴した。

 9月24日の閉廷後、佐久間氏は「コリアンを標的にはしていない」と主張した。

 石橋記者側は演説について「在日コリアンが社会秩序を破壊する目的で違法に土地を占拠しているとの印象を与える」として、批判記事は的確な論評だと述べた。石橋記者は同日、「原告は反差別の声を上げると面倒だという萎縮効果を狙っている。個人だけでもメディアだけでもなく、差別に反対する全ての人たちに対する攻撃だ」と語った。

 川崎市川崎区池上町にある旧日本鋼管(現JFEスチール)の社有地には工場で働くため朝鮮半島から渡ってきた人々や子孫が多く住む。JFEは取材に対し、「不法占拠とは考えていない。話し合いで解決したい」と述べた。(編集委員・阿部岳


◆標的にされた街、川崎区池上町

 電線が低く垂れ、迷路のように路地が入り組む。家が壁を寄せ合い、崩れかけた空き家もある。川崎市の臨海部に位置する川崎区池上町は独特の表情を見せる。

 元は荒れ地だった。隣に工場を構えていた旧日本鋼管(現JFEスチール)が戦前、朝鮮半島出身の労働者らを住まわせたという話が伝わる。戦後にかけ、在日コリアンのコミュニティーができた。今は賃貸契約がない200人ほどが住む。

 この町を標的にしてきた佐久間吾一氏らが直接乗り込んだのは今年3月末。4月投開票の市議選に向け、第一声の場所に選んだ。不法占拠」「完全解決とのぼりを掲げたそれを見て泣き崩れる女性住民もいた

 第一声の現場近くに住む女性(73)も、異様な光景に衝撃を受けた。「突然あの人たちが来て、出ていけと言われた。どきどきしすぎて、病院に行こうかと思った」

 亡くなった夫は在日2世で、自身は日本人。4月からは町内会長としてJFEや市、消防を交え、入り組んだ土地問題を話し合っている。「会社にも出て行けと言われたことはないのに」と憤る。
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https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/475527

【記者の視点】「差別する自由」など存在しない
2019年9月26日 06:22

 神奈川新聞の石橋学記者を名誉毀損(きそん)で訴えた川崎市議選の元候補者、佐久間吾一氏は「差別する自由を求めているように見える

 表向き、差別の意図は否定する。しかし、提訴で自ら焦点を当てた「コリア系が占拠」演説自体、市から差別的言動をしないよう警告された上で借りた公共施設で述べている

 その後、コリアンコミュニティーの真ん中で「完全解決」ののぼりを上げるなど、本人と支援者が差別の意図を持って攻撃を繰り返しているのは明らかだ。それなのに、裁判では「敵視」「誹謗(ひぼう)中傷」とは書くな、と主張している。

 差別はマイノリティーから反論の言葉を奪い、暴力的に沈黙を強いる。解消に向けた歩みは、そこに差別があると指摘するところから始まる。メディアはその役割を担う

 石橋記者は24日、「メディアこそが差別をなくす闘いの先頭に立つべきだと考えて書いてきた」と話した。その言葉通り、署名入りで、自身の責任において差別を非難し続けてきた

 川崎市は全国初の罰則付き差別根絶条例制定に動いている。市民や弁護士の運動、そして報道は差別にたがをはめる先進的な成果を導いてきた。だからこそ、石橋記者個人も狙われた。

 もし石橋記者が敗訴すれば、差別的言動は差別というレッテルから逃れ、自由になり、再び爆発的に拡大するだろう。差別の対象とされる沖縄を含め、全国から注目する理由がある

 司法は差別する自由など存在しないことを明示しなければならない。(編集委員・阿部岳
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●湖東記念病院人工呼吸器事件…冤罪服役13年、【元看護助手、再審で無罪が確定的に 滋賀の病院患者死亡】

2019年11月03日 00時00分44秒 | Weblog


東京新聞の社説【西山さん無罪へ 一日も早く名誉回復を】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019102402000194.html)。

 《滋賀県の呼吸器事件で再審開始が確定した西山美香さん(39)の弁護団は、検察側から「新たな有罪立証をしない」との書面が届いたと発表。西山さんの無罪が確実になった。早期の名誉回復を求める。…これまでの冤罪(えんざい)事件で繰り返されてきた捜査や司法のおごりではないか。今回、新規の立証をあきらめた検察の判断は当然の措置だが、遅きに失したと言うほかない》。

   『●金沢地裁原発差し止め判決: 井戸謙一元裁判官
   『●裁判所も歪む…《国が開発の政策的な枠組みを決め、その下で
       電力会社に》核発電所を…《そして裁判所も一体となり…》
    《原発訴訟で原告勝訴を決めた、たった3人の裁判長――その苦悩
     描いたのが『原発に挑んだ裁判官』(朝日文庫、著・磯村健太郎
     山口栄二、660円)だ。元京都大学原子炉実験所助教・小出裕章氏が
     評論する。…そして裁判所も一体となり…。…北陸電力志賀原発
     2号機の運転差し止めを命じた金沢地裁判決(井戸謙一裁判長)…》

 アサヒコムの記事【元看護助手、再審で無罪が確定的に 滋賀の病院患者死亡】(https://www.asahi.com/articles/ASMBR3GFGMBRPTIL008.html)によると、《滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年5月、男性患者(当時72)の人工呼吸器を外して殺害したとして殺人罪で懲役12年が確定し、服役した元看護助手の西山美香さん(39)のやり直し裁判(再審)で、大津地検が新たな有罪立証をせず、「(再審の)早期終結を希望する」と大津地裁と弁護団に伝えたことがわかった。再審公判での無罪が確定的となった形だ。弁護団が23日、大津市内で会見して明らかにした。弁護団によると、検察側は地裁と弁護団にあてた18日付の書面で、再審公判で新たな有罪立証はせず、確定審の証拠などに基づいて適切な判断を求める▽西山さんが捜査段階で殺害を自白したとする調書などを地裁が証拠から排除しても異議は申し立てない▽1回結審で今年度内の判決を求める――とする方針を明らかにしたという。弁護団長の井戸謙一弁護士は…》。

   『●《日本の刑事司法はおそろしいほどに後進的…代用監獄…
          人質司法》…さらに、司法取引まで投げ渡す大愚
   『●検察による恣意的・意図的な証拠の不開示、証拠の隠蔽や
             喪失、逆に、証拠の捏造…デタラメな行政
   『●《良心に従い職権を行使する独立した存在》ではない
     大久保正道裁判長である限り、アベ様忖度な「行政判断」が続く
   『●《「自白の強要をされたという認識に変わりはない」と反論…
            いまだにこんな水掛け論になるのかと嘆かわしい》
    「《日本の刑事司法はおそろしいほどに後進的代用監獄人質司法
     …《日本の刑事司法制度は国際的水準に達していない》。
     「人質司法」は未だに《国際的にも悪評が高い》。
     《弁護士の立ち会い…多くの国・地域で認めている制度》である
     にもかかわらず、ニッポンでは認められていない。
     《録音・録画(可視化)》もほとんど進まず、
     《事後検証が不可能に近い》。《弁護士の立ち会いが任意段階から
     認められていれば、誤認逮捕という人権侵害もなかったはずだ》」

 今年3月の東京新聞の記事【呼吸器事件 再審確定 元看護助手、無罪の公算 最高裁】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201903/CK2019031902000286.html)によると、《西山さんは〇四年七月に逮捕され、取り調べ段階で「人工呼吸器のチューブを外して殺害した」と自白。公判で否認に転じたが、〇五年十一月の一審大津地裁判決は「自白は自発的で迫真性もある」などと判断。懲役十二年を言い渡し、最高裁で確定した。西山さんは和歌山刑務所で服役し、一七年八月に満期出所した》。

 西山さんは冤罪で服役し、13年…《青春時代の十数年間を監獄で過ごさねばならなかった》。
 《再審開始決定までの七つの裁判所の判断は、この矛盾に言及しなかった》。弁護士も立ち会わず、長期拘留して密室で自白を迫る。警察や検察により、被疑者に有利な証拠は隠蔽される。同じことの繰り返しだ。

   『●木谷明さん《冤罪を回避するために法曹三者…
      無実の者を処罰しないという強い意志、意欲をもって仕事にあたること》
   『●山口正紀さん《冤罪…だれより責任の重いのが、無実の訴えに
            耳を貸さず、でっち上げを追認した裁判官だろう》
    《四十年間も潔白を訴えていた大崎事件(鹿児島)の原口アヤ子さんに
     再審の扉は開かなかった。最高裁が無実を示す新証拠の価値を
     一蹴したからだ。救済の道を閉ざした前代未聞の決定に驚く。
     「やっちょらん」-。原口さんは、そう一貫して訴えていた。
     殺人罪での服役。模範囚で、仮釈放の話はあったが、
     「罪を認めたことになる」と断った。十年間、服役しての
     再審請求だった…疑わしきは被告人の利益には再審請求にも
     当てはまる。その原則があるのも、裁判所は「無辜(むこ)の救済」
     の役目をも負っているからだ。再審のハードルを決して高めては
     ならない》
    「再審するかどうかを延々と議論し、《三度にわたり再審開始決定
     出ながら》、最後に、ちゃぶ台返し。最「低」裁は何を怖れている
     のか? 誤りを潔く認めるべきだ。山口正紀さん、《冤罪は警察・
     検察だけで作られるものではない。…マスメディアにも責任…。
     だが、だれより責任の重いのが、無実の訴えに耳を貸さず、
     でっち上げを追認した裁判官だろう》。」

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019102402000194.html

【社説】
西山さん無罪へ 一日も早く名誉回復を
2019年10月24日

 滋賀県の呼吸器事件で再審開始が確定した西山美香さん(39)の弁護団は、検察側から「新たな有罪立証をしない」との書面が届いたと発表。西山さんの無罪が確実になった。早期の名誉回復を求める。

 滋賀県の病院で二〇〇三年、植物状態の男性患者=当時(72)=が死亡した。

 当直の看護助手だった西山さんは「人工呼吸器のチューブを外した」と自白。殺人容疑で逮捕され懲役十二年が確定、一七年まで服役した。

 西山さんは公判で否認に転じ、服役中の一〇年に再審を請求。棄却が四回続いた後の一七年暮れ、大阪高裁は「自然死の可能性あり」と再審開始を決定、今年三月に最高裁も支持し再審開始が確定した。

 「再審開始なら無罪判決」が、刑事司法の流れ。近年は検察側が有罪主張をしないケースが多いが、今回、検察は四月の三者協議で争う姿勢を示した。しかしその後一転、「新たな有罪立証せず」に転換した。その理由を「取り調べられた証拠に基づき、裁判所に適切な判断を求めることとした」とするが、積極的な有罪立証に白旗を揚げたも同然である。

 そもそも、無理が多い捜査だった。軽い知的障害があり、捜査員に迎合しがちな西山さんに「チューブを外した」と自白させた。その自白が周囲の状況と矛盾してくると「アラーム音を消すための特殊機能(知る人が極めて少ない)を使ってチューブを外し、後でつなぎ直した」と新たな自白をさせつじつま合わせを重ねていった。

 この結果、起訴前の鑑定書は「チューブは外れていた」と書いていたのに、確定判決は「つなぎ直した(接続していた)」と表現が変わった。再審開始決定までの七つの裁判所の判断は、この矛盾に言及しなかった

 捜査の側は、逮捕した容疑者を有罪にするため、密室の取調室で追い込む自白に矛盾があっても、メンツを守るために新たな自白を迫る裁判所は、捜査の内容を信用し矛盾を見逃す、もしくは無視する

 これまでの冤罪(えんざい)事件で繰り返されてきた捜査や司法のおごりではないか。今回、新規の立証をあきらめた検察の判断は当然の措置だが、遅きに失したと言うほかない。

 来春までには西山さんの無罪判決が出ると予想される。西山さんは二十代前半で逮捕され、青春時代の十数年間を監獄で過ごさねばならなかった。一日も早く真っ白にしてあげたい。
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●首里城焼失…《戦後を含め、沖縄の再起を象徴する建物でもあろうか。今回も、と強く願わずにいられない》(筆洗)

2019年11月02日 00時00分02秒 | Weblog

[※【電子号外】首里城正殿と北殿が全焼 他建物への延焼続く けが人の情報なし琉球新報 2019年10月31日)↑]



琉球新報のコラム【<金口木舌>県民の苦難なぞる】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1018089.html)と、
同紙の【<社説>首里城焼失  県民の力合わせて再建を】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1018088.html)。
東京新聞のコラム【筆洗】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2019110102000150.html)。

 《首里城公園の開園式で当時の大田昌秀知事は「県民の心のよりどころ」と述べた。県民がさまざまな思いを託してきた首里城が31日、焼失した…県民が何度も立ち上がったように、鮮やかな朱色の姿が再び見られることを信じている》。
 《首里城が焼け落ちた。沖縄戦で破壊された琉球王国の象徴を取り戻そうと情熱を注いだ多くの人の努力で復元を果たし、県民の心のよりどころとなってきた宝が一夜にして灰になった。なすすべのない光景に、わが身を引き裂かれたような悲しみと喪失感に沖縄全体が包まれている》。
 《▼柳宗悦がたたえた後、首里城は沖縄戦の砲撃で、破壊されている。それを含めて少なくとも過去に四度、壊滅的な被害を受けた▼そのたびに再建されている。戦後を含め、沖縄の再起を象徴する建物でもあろうか。今回も、と強く願わずにいられない》。


       

   『●《首里城正殿と北殿、南殿など6棟が全焼》…大変に残念だ

 沖縄タイムスの【社説 [首里城焼失]説明と原因究明を急げ】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/491926)より、《未明、真っ赤に燃える首里城。目撃した住民は立ちすくんだ。崩れ落ちた正殿の姿に、登校する子どもたちは涙した。「またこんな光景を見るなんて」。かつて戦火に焼かれる首里城を見た高齢者は悲嘆に暮れた。多くの県民が惨劇を悲しみ、驚きを隠さなかった。なぜこんなことが起きたのか。》

 また、同紙の記事【「言い表せない喪失感」 首里城焼失に打ちひしがれる沖縄知事 復元予算「想定難しい」】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/491960)では、《沖縄県の玉城デニー知事は首里城が焼失した31日の対策会議や記者会見で、首里城を訪れた感想として「大変なショックを受けた。アイデンティティーのよりどころを失ってしまった」と語った。沖縄戦後、首里城を復元したいという県民の強い思いが実現したことにも触れ、「言葉で言い表すことのできない喪失感に包まれ、胸が痛む思いでいっぱい」と打ちひしがれた》。

 《今こそ、その底力を見せよう》。
 西江昭吾記者による、同紙のコラム【[大弦小弦]首里城大火】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/491925)では、《▼悲しんでばかりはいられない。首里城再建へ一歩ずつ踏み出したい。市民から寄付の申し出が相次いだ那覇市は募金箱を設置。国内外で支援の呼び掛けがあるのも心強い。逆境にへこたれず、乗り越えてきたのがウチナーの歴史今こそ、その底力を見せよう。(西江昭吾)》。

 《県民の心のよりどころとなってきた宝》が、一瞬にして、焼失…。沖縄の多くの皆さんがショックを受けられ、悲嘆に暮れ、《言い表せない喪失感》を感じておられると思います。

 《鮮やかな朱色の姿が再び見られることを信じている》、《今度の首里城焼失も必ず乗り越えられる》《戦後を含め、沖縄の再起を象徴する建物でもあろうか。今回も、と強く願わずにいられない》。
 国はドブガネな辺野古破壊を直ちに止め、《思いやる》先を番犬様ではなく、真に沖縄の皆さんのために向けるべきだ。国はもちろん、多くの皆さんが支援して下さり、1日も早い《県民の心のよりどころとなってきた宝》の再びの復元を強く勁く願っています。

   『●「政府は沖縄を分断し、苦渋の判断をさせ続けている」:
            「住民分断」「沖縄差別」を恥じぬアベ様ら
    《明治期まで四百五十年続いた琉球王朝に仕えた家系の出。敗戦翌年、
     台湾から沖縄へ戻った。日本軍が司令部壕(ごう)を置いた首里城は
     跡形もなく、足元に転がる軍靴から人骨がのぞいた。一緒にいた母は
     「国破れて山河あり、というけれど山河もないわね」と肩を落とした》

   『●現在進行形の「身代わり」: 「反省と不戦の誓いを…
            沖縄を二度と、身代わりにしてはならない」
    《沖縄は先の大戦で、日本国内で唯一、住民を巻き込んだ凄惨
     (せいさん)な地上戦の舞台となりました。今は復元されましたが、
     司馬さんが那覇を訪れた四十二年前、旧琉球王府の首里城は
     ありませんでした。日本軍が高台の首里を陣地とし<兵も石垣も
     樹(き)も建造物もこなごなに砕かれた>(…)からです》

   『●「沖縄は米国の植民地ではない。私たち沖縄県民は、
      米国民との友好は望むが、服従は望んでいない」――。
    《明治維新後の政府は琉球を南の関門と位置付け、正式に日本に併合する
     ため一八七二(明治五)年、王国を琉球藩とする旨宣告。対中関係の
     断絶などを要求し抵抗されるや七九年、王府・首里城に処分官が
     六百人近い軍と警官隊とともに乗り込み服従を迫った。最後の国王、
     尚泰(しょうたい)は三月末、ついに城を明け渡し、約四百五十年
     続いた琉球王国は滅亡。四月四日、沖縄県設置が布告された》
    《万国津梁は、世界の懸け橋の意味。琉球王国の尚泰久
     (しょうたいきゅう)王が一四五八年に鋳造させ、首里城に掲げた
     「万国津梁の鐘」に由来する》
    《明治政府は1879年4月4日、琉球藩を廃し、沖縄県を置く旨を
     全国に布告した。「琉球処分」(琉球併合)といわれる廃琉置県である。
     これに先立ち政府は先鋭の武装警官や兵士ら約600人で首里城を
     包囲し、武力で威圧した上、尚泰王や官員らを城から追い出し占拠した》

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https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1018089.html

<金口木舌>県民の苦難なぞる
2019年11月1日 06:00
首里城火災 金口木舌

 「戦前のゆったりとした時間の流れる首里の景観を鮮明に覚えている。復元に立ち会えることがうれしい」。1989年11月、首里城正殿復元に向けた「首里城木遣(きやり)」に参加した91歳の女性の言葉を本紙が伝えている

▼木遣行列は古謡「クェーナ」を歌って復元をたたえ、平和を祈った。首里城は92年に復元された。首里城公園の開園式で当時の大田昌秀知事は「県民の心のよりどころ」と述べた。県民がさまざまな思いを託してきた首里城が31日、焼失した

▼三山統一から日本政府による琉球併合(「琉球処分」)まで約450年間、琉球の王府だった。併合後は日本軍の拠点とされ、国宝に指定されたものの神社と位置付けられた

▼戦前は改修もままならず、荒廃して取り壊しも議論されたという。そして沖縄戦で徹底的に破壊された。戦後、米国が跡地に琉球大学を設置した。首里城復元は大学移転後の80年代にようやく進んだ

▼近代の同化政策、戦災、戦後の米統治。首里城の歴史は県民の苦しみをなぞるようでもある。近年は成長する沖縄観光の目玉として県経済を支えてきた

▼再び復元されることを願い、支援の声も上がっている。50年に焼失した金閣寺など、貴重な建築物の復元に向けて官民を問わず支援が広がった例は多い。県民が何度も立ち上がったように、鮮やかな朱色の姿が再び見られることを信じている
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https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1018088.html

<社説>首里城焼失  県民の力合わせて再建を
2019年11月1日 06:01

 首里城が焼け落ちた。沖縄戦で破壊された琉球王国の象徴を取り戻そうと情熱を注いだ多くの人の努力で復元を果たし、県民の心のよりどころとなってきた宝が一夜にして灰になった。なすすべのない光景に、わが身を引き裂かれたような悲しみと喪失感に沖縄全体が包まれている。

 沖縄最大の文化遺産を失った損失は計り知れない。だが打ちひしがれてばかりもいられない。鮮やかな朱に彩られた姿をもう一度復元させるため、県民の力を一つにし、再建へと立ち上がりたい。

 琉球王国の歴史そのものである首里城は、国王の居城として政治・文化の中心だった。正殿には「舟楫(しゅうしゅう)をもって万国の津梁(しんりょう)となし、異産至宝は十方刹(じっぽうさつ)に充満せり」と刻まれた「万国津梁の鐘」を掲げ、独立した国としてアジア各地へ繰り出す外交・貿易の拠点であった。

 近代以降は王国の崩壊とともに苦難の歴史をたどった。1879年に松田道之琉球処分官が日本陸軍熊本鎮台分遣隊の一個中隊を伴い首里城に入城し、国王を追放して日本軍の駐屯地として占拠した。

 1925年に国宝となったものの、沖縄戦で第32軍の司令部壕が地下に設けられたことで米軍の砲撃にさらされ、国宝は灰燼(かいじん)に帰した。

 一度失われた文化財の整備復元は困難の多いプロジェクトだった。文献や写真資料を基に瓦や柱の一つ一つに至るまで当時の技術を再現し、歴史家、工芸家、技術者らの英知を結集した施設として復元は成し遂げられた。

 首里城の復元で県民は沖縄の歴史・文化を再認識した。ウチナーンチュのアイデンティティーを強め、誇りをもたらした。2000年には主要国首脳会議の夕食会開催、首里城跡の世界遺産登録を果たし、新しい時代へ繰り出す沖縄を国際社会に発信した。

 その正殿、南殿、北殿の主要施設が火災で崩れ落ちてしまった。展示収蔵していた文化財はどうなったのか。心配だ。首里城は2月に国の許可を得て県に管理が移ったばかりだ。県の責任が問われる。

 火元は何だったのか。管理状況や消火体制に不備はなかったか。出火原因を突き止めるとともに文化財の防災対応について検証しなければならない。沖縄の貴重な文化財を二度と焼失の危機にさらさないためにも、徹底した究明が不可欠だ。

 沖縄戦による破壊を含め、首里城は歴史上4回ほど全焼したことがあったという。そのたびに再建されてきた

 幸い30年前に始まった復元事業の成果は残っている。しっかりした体制が整えられれば、再び首里城をよみがえらせることは十分に可能だ。

 火災で焼失したフランスの世界遺産ノートルダム寺院、熊本地震で被災した熊本城も、早期復旧を願う多くの寄付や支援があり、修復へ向かっている。今度の首里城焼失も必ず乗り越えられる
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2019110102000150.html

【コラム】
筆洗
2019年11月1日

 調和の取れたたたずまいと堂々とした様子のその城を、琉球の古歌はたたえている。<首里杜(しよりもり) げらへて げらへたる 清(きよ)らや 上下(かみしも)の世 揃(そろ)える ぐすく>(歌謡集『おもろさうし』)。つくり上げた様の美しいことよ、琉球の世の中をひとつにあわせる城よ▼沖縄の首里城である。五百年以上前に建てられて以来、丘の上から、日常も戦禍も、沖縄の歴史を見てきた。人々にとっては、ひとつの文化や歴史の象徴であろう▼外から訪れる人にとっても、沖縄の美の象徴だった。民芸運動の創始者、柳宗悦(むねよし)は、日本のほぼすべての城下町を訪ねたが、美しさはここが一番であると断言している。<世界に誇り得る美しいものは非常に少(すくな)くなりました。その間に在(あ)って…首里は特筆されてよい>(『琉球の人文』)。その城が、焼け落ちた▼古語は知らなくても、「清らや」という言葉の響きが似合うと感じさせる建物が、火を噴いている。細工で飾られた朱色のあの外観が失われていくのを多くの人が泣きながらみつめていた。テレビの映像で、喪失感を味わった人も多いだろう▼柳宗悦がたたえた後、首里城は沖縄戦の砲撃で、破壊されている。それを含めて少なくとも過去に四度、壊滅的な被害を受けた▼そのたびに再建されている。戦後を含め、沖縄の再起を象徴する建物でもあろうか。今回も、と強く願わずにいられない
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●《首里城正殿と北殿、南殿など6棟が全焼》…大変に残念だ

2019年11月01日 00時00分14秒 | Weblog

[※【電子号外】首里城正殿と北殿が全焼 他建物への延焼続く けが人の情報なし (琉球新報 2019年10月31日)↑]



琉球新報の記事【首里城正殿と北殿、南殿など6棟が全焼 那覇市消防発表 消火活動続く】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1017478.html)。

 《現場に最も早く到着した消防隊員は正殿に向かって左の方から屋根の高さまで上る炎を確認した。火の回りは、正殿から北殿に燃え移り、その後正殿から南殿へ延焼…》。



 同紙から【【号外】首里城正殿と北殿が全焼 他建物への延焼続く けが人の情報なし】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1017456.html)が出された。PDFはこちら(https://030b46df30379e0bf930783bea7c8649.cdnext.stream.ne.jp/archives/002/201910/20191031gogai.pdf)。


 同紙の【【動画】首里城火災】(https://ryukyushimpo.jp/movie/entry-1017492.html)。《午前9時現在までの首里城火災の経緯…》も。その動画はこちら(https://youtu.be/NuFhvQ2qsXs)。

 沖縄の皆さん、関係者の皆さん、特に、被害にあわれた皆様に、お見舞い申し上げます。
 それにしても、全焼してしまうとは…大変に悲しい。まずは、アベ様や最低の官房長官のドブガネな辺野古破壊を止めろ、との声も上がっています。




   『●「政府は沖縄を分断し、苦渋の判断をさせ続けている」:

            「住民分断」「沖縄差別」を恥じぬアベ様ら
    《明治期まで四百五十年続いた琉球王朝に仕えた家系の出。敗戦翌年、
     台湾から沖縄へ戻った。日本軍が司令部壕(ごう)を置いた首里城は
     跡形もなく、足元に転がる軍靴から人骨がのぞいた。一緒にいた母は
     「国破れて山河あり、というけれど山河もないわね」と肩を落とした》

   『●現在進行形の「身代わり」: 「反省と不戦の誓いを…
            沖縄を二度と、身代わりにしてはならない」
    《沖縄は先の大戦で、日本国内で唯一、住民を巻き込んだ凄惨
     (せいさん)な地上戦の舞台となりました。今は復元されましたが、
     司馬さんが那覇を訪れた四十二年前、旧琉球王府の首里城は
     ありませんでした。日本軍が高台の首里を陣地とし<兵も石垣も
     樹(き)も建造物もこなごなに砕かれた>(…)からです》

   『●「沖縄は米国の植民地ではない。私たち沖縄県民は、
      米国民との友好は望むが、服従は望んでいない」――。
    《明治維新後の政府は琉球を南の関門と位置付け、正式に日本に併合する
     ため一八七二(明治五)年、王国を琉球藩とする旨宣告。対中関係の
     断絶などを要求し抵抗されるや七九年、王府・首里城に処分官が
     六百人近い軍と警官隊とともに乗り込み服従を迫った。最後の国王、
     尚泰(しょうたい)は三月末、ついに城を明け渡し、約四百五十年
     続いた琉球王国は滅亡。四月四日、沖縄県設置が布告された》
    《万国津梁は、世界の懸け橋の意味。琉球王国の尚泰久
     (しょうたいきゅう)王が一四五八年に鋳造させ、首里城に掲げた
     「万国津梁の鐘」に由来する》
    《明治政府は1879年4月4日、琉球藩を廃し、沖縄県を置く旨を
     全国に布告した。「琉球処分」(琉球併合)といわれる廃琉置県である。
     これに先立ち政府は先鋭の武装警官や兵士ら約600人で首里城を
     包囲し、武力で威圧した上、尚泰王や官員らを城から追い出し占拠した》

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https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1017478.html

首里城正殿と北殿、南殿など6棟が全焼 那覇市消防発表 消火活動続く
2019年10月31日 09:11
首里城 首里城火災

     (正殿と北殿が全焼するなど激しく燃えた首里城=
      31日午前6時55分、那覇市首里(小型無人機で撮影))

 首里城城跡の消火に当たる那覇市消防局は31日午前8時、守礼門前で会見を開き、正殿と北殿、南殿、書院・鎖之間(さすのま)、黄金御殿、二階殿の6棟が全焼したと発表した。奉神門へも延焼しかけている。焼損面積は約4200平方メートルに上る。現在は、近隣の7消防本部からの応援も含めて計30台、約100人の人員で消火に当たっている。全体的に火の勢いは収まってきているが、鎮圧には至っていない。

 那覇市消防中央署の照屋雅浩署長によると、現場に最も早く到着した消防隊員は正殿に向かって左の方から屋根の高さまで上る炎を確認した。火の回りは、正殿から北殿に燃え移り、その後正殿から南殿へ延焼したとみられる。

 この日未明の北東の風2・3メートル、気温は23・6度、湿度は約69%だった。【琉球新報電子版】
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