意地悪な気持ちからでも、そうでなくても、人を攻撃すると、結局は自分が攻撃されることになります。ですから、「剣を打ち返して、鋤となせ」なのでしょう。
Young Man Luther 『青年ルター』p.235の第2パラグラフから。
小作農たちは、12か条のマニフェスト、行動宣言を出版し、ルターにも送りました。その時点で、小作農たちが反旗を翻していましたし、大量虐殺も体験していました。しかし、今度ばかりは、小作農たちは、指導者も自分達の言葉になった聖書も手元にある1つの階級として、話をしたんでした。それは、新たに自分を確かにされることでした。小作農たちの語り口は、単純にして、威厳がありました。「キリストは、尊いくも、自ら血を流されて、私どもを、身分の低い者も、高い者も、取り戻し、買い戻してくれました」、小作農たちが退却する場合として約束していたのは、「聖書から筋を通して説明がつく場合だけ」ということでした。
小作農たちの反乱は、聖書に基づいてたのでした。その語り口は、単純にして威厳があったといいます。解放の神学のエルスト・カルデナルが紹介するソレンチナーメの農民たちと同じです。それは同時に、矢内原忠雄先生の語り口とも同じです。またそれは、井上ひさしさんの語り口とも同じです。