ルターとその他の修道士らとは、対照的でした。
Young Man Luther 『青年ルター』p.234の第2パラグラフ、14行目途中から。
そしてここで、革命的なビューリタニズムが始まります。それは、大勢に異を唱える個人主義と、美的な禁欲主義と、残忍な独善性が混じり合ったものでして、プロテスタンティズムをかなりの部分、特色付けるものになりました。ルターが理解しがたかったのは、ルターが何を生み出してきたのか、ということでした。あらゆる命令、あらゆる忠告に反して、ルターはヴィッテンベルグに急行し、1週間の間、来る日も来る日も説教しましたが、それはまた、力強く、控えめにして、ユーモアセンスのあるものでした。ルターは言いました、「人を傷つけるかもしれないものを全て打つ壊そうとすれば、女も酒もなくさなくちゃなりませんよ。」と。ルターは、ザクセン地方のビール生産の中心地で、最後の言葉をどうやって無事に言い切ったのかは、分かりません。しかし、ルターは自分の主張をハッキリさせたことは確かなことです。こうして、ルターは自分の友達の中に最初の敵が出来ましたが、その友達はルターを「反動屋」と呼び出したのでした。
これを読むと、内村鑑三やハンナ・アーレントが、自分の立場を鮮明に主張する時に、多くの友達を失ったことを思い出しますね。大事な友人を失う悲しみは、人間が体験する悲しみの中でも、大きいものでしょうね。内村は、天皇に写真に頭を下げるのが「足りない」という形で、ハンナ・アーレントは、アイヒマンは悪魔ではなく、お役所仕事をしただけだったといった時…。
私どもも、本当に正しいことをする時には、そんな悲しみを体験する場合が多いものです。ですから、本当に正しいことは、声高には言わないものですよね。アベ・詐欺師ちゃんと悪魔の仲間たちがしてるみたい、声高に、暴力的には言わない。本当に正しいことは、むしろ、控えめに、ユーモアセンスの中で言うものです。
ですから、正しいかどうかは、その言い方ですぐに見分けがつきまっせ!