エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

希望は必ずある

2016-07-17 02:59:14 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 

 
日本人の政治意識と、権威信仰   丸山眞男教授の処方箋
 丸山眞男教授の文書に「日本人の政治意識」があります(『丸山眞男集』第三巻、p.323 -329)。もともとは、1948年、昭和23年に、岩波書店の従業員組合のための講和だった......
 

 

  発達トラウマ障害DTD愛着障害の子ども。いつでも大事なのは、ピィスティスです

 ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.139の第2パラグラフから。

 

 

 

 

 ジャスティンがセラピーに劇的に反応した訳は、おばあちゃんがなくなる前に、ジャスティン自身が一歳になるまでの経験を育むでいたからだ、とすぐに分かりましたね。つまり、ジャスティンの最も基底部の、一番中心にある脳が、良い素材を与えられていたんです。もしも、ジャスティンが生まれた時から犬小屋で育てられていたら、ジャスティンの将来はずっと希望のないものになっていたことでしょう。コナーが、レオンと同様、生まれてから18ヶ月まで事実上ネグレクトされ、苦しめられたことを思うと、心配になりました。1つの希望は、夜と週末、コナーの両親が世話をしている間は、コナーも感覚が育つ経験ができた、ということでした。

 

 

 

 

 

 どんな苛酷な経験を子どもがしていても、希望がどこかに隠れている希望は必ずある、ということでしょう。

 

 

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