ルターは、言ってたこととやったことが、大きくずれたので、多面的にも見えるし、半端にも見えるようですね。
Young Man Luther 『青年ルター』p.239の第2パラグラフから。
これは、世間が一番知っているルターですし、マックス・ウェーバ―からエーリッヒ・フロムまで、社会学のいろんな論文にも一番引用されてるルターでもあります。こういったいろんな論文は、ルターの人生を大雑把な伝記風に描いてから、宗教改革一般を、駆け足で描きます。それは、カルヴァンやノックスを典型として描き出し、様々なプロテスタントの宗派に制度化されたとします。R.H.トーニーがルターとカルヴァンを鋭く対比していますけれども、カルヴァンは、ルターの著作から若き日に衝撃を受けていたからか、プロテスタンティズムの真の立法者になるべきしてなりましたね。
エリクソンの筆遣いは、ウェーバーでさえ、不十分と言いたげです。エリクソンの視点がそれだけ「深い」からだと私は見ます。
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