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ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』
第17章。「バラバラな自分をまとめる:決めるのは自分」です。p.297の,第2パラグラフから。
ときどき,ピーターは,「なんでうちの親はもっとマシなことができなかったんだろうか」,それは,ナチスのホロコーストの生き残りだったからだとか何とか説明して,話を腰を折ることがありました。またまた,私は,「幼い子の話を邪魔しているのが,守りの自分でしょ,しばらく,お隣の部屋に行っててもらえませんか」とピーターに頼みました。そして,そのたんびに,ピーターは,悲しみに向き合うことができました。
ピーターさんにも,いろんな解離した自分,ばらばらな人格となった自分がいますね。いつも人のことを悪く言う批判的な自分,今日出てきたのは,言い訳をいろいろする守りの自分です。いろんな自分が出てきますから,話はあっちに行ったり,こっちに来たりの繰り返しです。でも,話がいろいろ変わるのが,発達トラウマ障害DTDの人のセラピーでは,普通です。
ニッポン人は,人格が解離するケースは欧米ほど多くない感じですが,ピーターさんみたいに,話の中身がコロコロ変わるのが,やはり普通です。
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