昨晩の一件のお問合せメールで当社でW124のメーターフルO/H時にサイドブレーキ警告灯や燃料警告灯をLED化している事において耐久性や明るさについての疑問を投げかけて来たユーザーさんがいらしたので今回は警告灯のLED化につきまして解説致しますね。
但し、ユーザーさん御自身で警告灯のLED化をされる場合には自己責任にてお願い申し上げます。又、ウインカーインジケーターL,R、燃料警告灯、ハイビームインジケーター、サイドブレーキ警告灯以外の箇所のLED化につきましては様々なリスクを伴う為に当社では推奨致しておりません。
尚、お客様御自身で製作されたLED警告灯を装着されてメーター基盤の破損などの故障発生の場合も当社には何ら責の及ぶ事は御座居ませんので悪しからず御了承下さいませ。
本LED化における部品規格、入手方法、製作手順等のお問合せにつきましても一切の回答は致しませんので悪しからず御了承下さいませ。
多分、前ブログのこの画像をご覧になってお問合せ戴いたのだと思いますが。。。
当社は点灯頻度が高く、比較的よく球が切れる箇所についてLED化を推奨致しております。
例えば計器盤を照らす照明。。。
W124のモデルにあってはメーター背面にセットされた3Wの電球💡の光をメータークラスター上部左右にある導光板にて光を伝導させてクラスター上部前側から計器盤を照らす構造になっております。
故に単に電球💡をLEDに交換してもLEDの光の指向性は電球の光とは異なる指向性な故に電球💡よりも暗くなってしまう率が高くなります。
オマケに新車から30年選手の個体のメータークラスター上部左右に入る導光板もかなり劣化が進み電球💡の光を集光する部分も水飴状に溶けているモノも実際に多いです。
よって、当社では導光板を撤去して計器盤への光照射位置にLED基盤をセットしてLEDの照度も明る過ぎない光量を電気的に設定して、自動車と言う使用条件において一番問題となる『微妙な電圧変動』によるLEDのチラつきを防止しています。
更に激安LED部品にありがちなメーター下部左側にある照度調整ノブが効かなくなると言う問題も当社製品では解消されておりますのでご安心下さって結構です。🤗
発光色は電球色💡の他に無色透明やブルーなども選べますがオリジナルを大切にするなら電球色💡ですな。。。
と、、、照明に関して言えば通常の使用であればコレでほぼ半永久的に切れると言う問題は解消される訳であります。。。
次に冒頭のお話の警告灯類のLED化。。。
此方も点灯頻度が高いインジケーター類につきましてLED化を行なっております。
電球はメーター下部左側の充電警告灯以外は全てこの形状。。。
ウインカーインジケーターL,Rも共通。。。
燃料警告灯もコレでヨイ。。。
当社ではコレを加工してLED化を行います。
ソケット端子に対応するダイオードを半田付けして。。。
上部にチップLEDを載せます。
此方は燃料警告灯、サイドブレーキ警告灯に用いられるモノなので赤色発光ダイオードです。
いざ点灯試験。。。
赤色にて正常点灯を確認して完成。
と、こんな具合で製作致しておりますがLEDは電球💡とは異なる光源ですので電気的にも車載使用と言う事で各種対策を要します。
LEDを発光させる為に抵抗器を直列で接続させる手段が非常に多いですが、自動車と言うモノはエンジン回転によってオルタネーターを回転させていますのでバッテリー端子間🔋電圧が常時一定ではありません。。。
純正のオルタネーターであっても微妙な電圧の上下は御座居ますのでその電圧変動がLED点灯時のチラつきにも繋がります。
よって机上で『電圧12V、LEDの定格電流値20mA』などと決めて抵抗器の値を計算値で決定して回路を設計してしまうと、、、オルタネーターの回転数やエアコンなどの負荷で常に電圧は変動致しますのでLEDの微妙なチラつきにも繋がります。。。
又、エンジン始動直後等の高回転時にバッテリー端子間🔋電圧は14.2V位まで上がる事も御座居ます。。。
そうすると最初の計算値で用いたバッテリー電圧12Vを越す数値となる為にLEDの定格電流値を越す事もあり、最悪はLEDが切れてしまいます。
もっともLED発光状態でのチラつきの時点でLEDにかかる負担は大きいのでLEDは短命に終わる事が多いですね。。。😎
社外のア◯バン◯のオルタネーターなど装着されていたらLEDなど一撃ですな。。。🤣
ウチの製品も瞬殺だった話が実際にありますからね。。。
当社ではそんな問題を解消すべく製品の改良を行い、既に17年来の熟成された技術を提供しています。。。
と、まあウチのLED製品は以上の様な感じで市場に出ております。。。