桔梗おぢのブラブラJournal

突然やる気を起こしたり、なくしたり。桔梗の花をこよなく愛する「おぢ」の見たまま、聞いたまま、感じたままの徒然草です。

九年ぶりの入院

2021年08月06日 20時26分34秒 | つぶやき

 久しぶりに入院することと相成りました。九年ぶりです。
 入院といっても、それほど大それたことではありません。
 目的は大腸の検査。
 かすかな下血が見られたので、ポリープがあるのだろうとの診立てだったのです。検査して、何事もなければ入院の必要はなし、あればその場で切除を行なうので、最低一晩の入院が必要。そう事前にいわれていたので、着替えの下着とパジャマ代わりのショートパンツと大きめのTシャツをトートバッグに詰め込んで検査に臨みました。



 大腸ポリープの切除を経験するのは二度目です。前とは病院が異なるので、段取りも違っています。入院するのに気乗りがしないのは一緒です。
 受付を通すと、しばらく待たされたあと、看護師がやってきて、点滴室と書かれた部屋に案内されました。



 検査に臨むのに当たって、二日前と前日の夜七時に、それぞれ画像左のラキソベロン液、同八時に右のセンノシド錠を二錠服みました。



 そして前日は、この紙パックに入っている、鶏と卵の雑炊(朝)、ゼリーミール二つとビスコ(昼)、煮込みハンバーグと白がゆ(夜)。
 味はごく普通で、量的にもさほど不足はありませんが、普段の食事はとらない代わり、というわけですから、恐らく消化器内に残らないようなつくり方がしてあるのでしょう。



 そして検査当日……。
 病院に着いたのは朝早く(午前八時)、このマグコロール散をチビリチビリと飲みます。九年前の日録をひもといてみると、検査に先立って服んだのはスクリット配合内用剤で、同じ大腸検査・腹部外科手術前処置用下剤ですが、病院で服まされたのではなく、家で服んできたのでした。
 肛門からエアーを入れて腸壁を伸ばすので、腹がはち切れるのではないかという痛みを覚えた記憶が蘇ってきましたが、今回は特段のことはありませんでした。
 大腸ドットコムというサイトによると、ヘタッピな医師にかかると、腹がはち切れそうな痛みに苦しみ、上手な医師であれば、ほとんど気づかないうちに終わってしまうということですが、今回はほとんど痛くなかった代わり、いつまでもゴソゴソと腸内で蠢く感じがあったので、中の上か。
 組織を採取。たんなる良性のポリープか、あるいは悪性か。ポリープが二つあり、無事切除。検査の結果、二つとも良性でした。



 乳酸リンゲル液です。



 数時間で終わりますが、久しぶりの点滴生活です。



 十二年前、胃潰瘍で入院したとき、クリスチャンの友が無事の退院を願って送ってくれた守護神ミカエル。
 いつもは自宅の鴨居に吊るしてありますが、二度の入院では特段困ったことにはならなかったという縁起をかついで、今回も登板願うことにしました。
 ただ、ベッド周りには吊るすところがなかったので、サイドテーブルの上に置いて見守ってもらうことにしました。

 ポリープを二つ切除した時点で、(良性だったので)入院は一晩だけと決まりました。
 入院時に提出する書類(病院関係者の指示に従うという誓約書とか連帯保証人だとか)に記入したり、独り身だといろいろ面倒です。
 入院は一晩だけなので、テレビカードは買わないことにしました。荷物が多くなるのを嫌って本や雑誌のたぐいは持ってきていません。そもそも目の衰えが始まってから読書というものをしていない。すると、無聊を慰めるものはスマートフォンしかありません。パソコンのキーボードでもミスタッチすることが多くなってきたのに、太い指でスマートフォンのちっちゃなキーボードをイジったところで、ミスタッチの連続。キャリアに勧められるままに買ったスマートフォンだからかどうか、触っていないのに画面が飛んだりします。



 入院の翌朝-退院前に供された朝食です。
 左上の丸い小鉢ははんぺんと小松菜の煮物、下はお粥。真ん中はお粥の味付け用の味噌ですが、なんとも微妙な味。右上の四角い小鉢は胡瓜&キャベツ&人参の酢の物かと思ったら、さにあらず。これも微妙な味。右下は麩が三つだけ入った味噌汁。
 入院前にとった最後の食事は三十六時間も前だったというのに、食欲はありませんでした。夜勤のナースから、食欲がない場合はポリープの切除に問題があったという可能性がある、と脅されましたが、やってきた医師の診立てでは特段の異常はみられないので、無事退院という運びになりました。



 退院後は庵に帰ってからまた出直してくるのもしんどい思いがしたので、足取りは覚束なかったのですが、病院帰りに日課の慶林寺参拝を済ませました。
 残り花-今年は終わったと思っていたハス(蓮)の花がまだ残っていました。

 今日六日はヒロシマ七十六年です。増加する一方の新型コロナの新規感染者数と、私としてはやらないほうがよかったんじゃないのでしょうか、と思うオリンピックのせいで、TVニュースの扱いも二の次三の次。すっかり影が薄くなっています。


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