桔梗おぢのブラブラJournal

突然やる気を起こしたり、なくしたり。桔梗の花をこよなく愛する「おぢ」の見たまま、聞いたまま、感じたままの徒然草です。

ツワブキ(石蕗)探索

2010年11月14日 19時39分46秒 | 

 土曜日は久しぶりにハローワークに行って職捜しをしました。
 平日と較べると、訪れる人の数は少ないものの、相談に応じてくれる担当官の数も少ないので、長時間待たなければならないのは同じです。備え付けのパソコンで求人情報を視て、相談の順番を待つ間、坂川へ散策に出ました。



 川べりには竹をドーム型に組んだ得体のしれないものがありました。
 来週二十一日から始まる「松戸アートラインプロジェクト2010」なるフェスティバルのオブジェのようですが、三角コーンが置かれたままになっているところを見ると、製作の途中なのでしょう。パンフレットによると、テーマは「森」で、松戸駅前や坂川沿いにオブジェを置いたり、シンポジウムを開催したりするようです。

 ここ何日か暖かな日がつづいています。そのおかげか、前世が冷血動物だったと思われる私は血流もリンパも巡りが悪いのに、不思議と足だけは暖かいのです。ただ、暖かいとはいっても、外に出れば手指だけは冷たいままなので、手よりも心臓から遠いはずの足が暖かいのを不可思議に思いながら歩いています。

 先日見つけたツワブキ(石蕗)を観察に行きました。

 

 このツワブキが咲いているのは……。



 本土寺裏にあるこんな急な石段を下ったあと……。



 こんな急坂を上って行く途中、右手の樹の繁みの中です。



 少し離れたところにも一叢だけありました。

 

 道の端を右、左、とキョロキョロ見回しながらツワブキの花を探索して歩きました。これはまったく別の場所。
 これら以外にこの散歩で見つけたツワブキの花はあと二か所。いずれも民家の庭の中だったので、写真を撮ることはできませんでした。



 幸田(こうで)第3公園という公園にあるイチョウ(公孫樹)です。



 周辺をグルリと巡って本土寺の参道に出たら、こんな掲示が目に入ったので、ちょっと首を傾げながら、「アレアレ」と呟きました。
 首を傾げたのは日中の参観料と夜間の料金が別立てになっていることでした。料金は日中と同じ¥500(小学生¥300)。日中のチケットでの再入場はできませんと朱文字で注記があります。

 日中の閉門時間は午後五時。ライトアップの入場は午後六時から、となっていますから、言葉は悪いけれども、日中の参観客 ― あえて参拝という言葉を使わないのは、くる人が日蓮宗の信徒ばかりではないだろうと思うゆえですが、本土寺では入山料金を参観料とはいわず、参拝料といっています ― を、一旦キッチリと閉め出しておいて……ということなのです。

 しかし、ほとんどは遠くからわざわざきてくれる人で、紅葉目当てにくるのでしょうが、ライトアップしているなら、夜も見たいという人もあるでしょう。
 広大な寺域を維持管理して行くのとライトアップそのものにもお金はかかるでしょうから、部外者である私がはた迷惑な感想を述べるのは控えるべきかもしれませんが、浅草の浅草寺はライトアップするからといって、料金は取りません。第一、浅草寺には塀や囲いがなく、どこからでも出入り自由なのですから、料金を取ろうにも、取りようがないのですが……。

 浅草寺とは参拝客と参観客の数が比較にならぬので、賽銭と物品販売だけではやって行けぬだろうし、夏の紫陽花や菖蒲にしても、手入れにかかる諸掛かりは「ただ」ではないのだから、対価を取ることに反対ではありません。
 けれども、再び遠くからやってくる人がほとんどであろうということを考えると、せめて通しの割引料金を設定するということはできなかったのだろうか、と首が傾いでしまったわけです。

 これまでずっと入るのを敬遠してきたのに、万灯行列を見物させてもらった際、折角近くに引っ越してきたのも何かの縁なのだから、一度くらいは参観料を払って入らせてもらうか、と心を入れ替えたのに、やっぱりなぁ、とまた敬遠気味に心の引いて行く私です。

 ライトアップの左に貼られたポスターは「お堂シャンソンの夕べ」と題したシャンソンコンサートのお知らせ。
 ライトアップは二十六日の金曜日でおしまい。終わった翌日がコンサートです。料金は¥1000で、境内参観料もコミコミですが、まあ、手を変え品を変え、なかなか忙しいようです。



 外から覗く限りでは、紅葉はあと一週間後ぐらいではないかと思えます。今日のような曇り空だと、陽光に透けて見えるような美しさは望めませんが、暖かい日曜とあって結構な賑わいを見せておりました。



 参道沿いの店も貴重な稼ぎ時です。
 観光客がまず通ることはなく、地元の人しか買わないような農家の玄関先の無人販売とは異なって、大根も柿もその他の野菜も、一応見目麗しいものを並べてあります。そのぶん五割程度高い値がついていました。



 本土寺の樹の上で睨み合う蒼鷺と鴉。
 鴉は無言でしたが、蒼鷺のほうが盛んに「エーッエーッ」と喚いていたので気づきました。拡大してあります。かなり遠い距離でした。




 近くにはまだ歩いたことのない径が残っています。幟に釣られてひょっこり小径に入ってみたら、見目麗しくないとはいいませんが、いかにも畑から抜いてきたばかりという野菜と柿が並んでいました。



 柿を買いました。四つ入りで¥100也。
 食べてみたら、非常に堅くて、甘みもあまりない。残り三つはもう少し熟成期間を置くことにしました。



 途中でこんなものを拾いました。鈴懸の実です。



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2 コメント

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はるじ殿 (桔梗)
2010-11-15 20:40:17
鶴はよく松の木のてっぺんに止まったりしますね。
蒼鷺が止まったのは偶然目にしただけで、初めて見ましたが、脚を考えてみると、細いものならつかめる脚をしているのですね。
千鳥しかり、鴫しかり、です。
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Unknown (はるじ)
2010-11-15 18:50:11
睨み合う蒼鷺と鴉…かわいいです。
鷺は、でかいくせに
ああやって木に止まるのですね。
知りませんでした。
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