今月は『おだんごぱん』月。
今日は、小学一年生クラス訪問最終日。
おだんごぱんが一年生の教室にも、廊下にも、子どもたちのところへも、ころころころがって、楽しいおはなしの輪が広がりました。
『おだんごぱん』 曲:美月愛依
ぼくは、天下のおだんごぱん!
ぼくは、粉箱 ごしごしかいて
集めて とって それに クリーム
たっぷり まぜて バターで焼いて
それから 窓で ひやされた!
けれども ぼくは~
おじいさんからも おばあさんからも
(うさぎさんからも、おおかみさんからも、くまさんからも)
逃げ出したのさ!
おまえなんかに つかまるかい!
間に手拍子をいれて、リズムよく歌いながらおはなしは進んでいきます。
全部で、5回歌います。子どもたちは、少しずつ にこにこしてきて、歌うごとに
手拍子がひろがります。
「おだんごぱん」がじわじわ溶け込んでいくようです。
おはなしの「おだんごぱん」は、ころころころがって、うさぎ、おおかみ、くまから逃げていき、最後にきつねにパクッとされてしまいます。
あっけらかんとして、とっても愉快な作品。
子どもたちからは、「あっ!」とか「えっ!」とか「えー、食べられちゃった」
と、声がもれます。
「おだんごぱん」の冒険はこれで、おしまい。
私の一番最初の語り聞かせの作品で、こよなく愛しているおはなしです。
歌をつけることで、子どもたちと一緒に作品の世界を楽しく旅できます。
おはなしの後、子どもたちからたくさん感想をもらいました。
女の子が、ちょっとはにかみながら、「今日、気持ち悪かったんだけど、おはなし聴いたら元気になった。」と、
そっと手をあげて、小さな声で言いました。
「良かったな。みんないいお顔。」
ほっとする瞬間です
今月はあと一度、増田書店のおはなし会(5月25日(日)11:00~)で語ります。
一緒に『おだんごぱん』歌おうね。