~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

オープン参加!!イベント・おはなし会・ワークショップ情報!!

★7月21日(日)15時開演 愛依の風クラシックお話コンサート♪『アラベスク~魅惑の冒険物語』立川チャボヒバホール★nonowa国立ペーパーウォール「やえちゃんのたのしいよみきかせ」7月28日(日)11:00~(参加無料)★わらべうたの会『わらべの会』第1金曜日家庭支援センターひかり11:15~・第2木曜日恋ヶ窪市民プール11:00*無料どの地域からも参加できます。★愛依の風・たのしい語り塾新規開講!毎月月木金4~6日。★2018年、おはなし会・保育士研修・わらべうた・絵本・素話講座、ご依頼お待ちしております。 全国どこへでも参ります!プログラムや形式などお気軽にご相談ください。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

川端康成「富士の初雪」

2008年07月17日 | 本の紹介いろいろ
日中はとても暑かったですね。
夜になってもまだ、体にじーんと熱がこもっていました。

今日は、いい月がでていましたから、少しは涼めるかと思いベランダにでてみました。
さらっと風が通り抜け、月の光に薄い雲が映え、ゆっくりと流れていました。
そのまましばらくじっと眺めておりました。
月が雲に隠れたり、また顔を現したり、本当に静かな良い気持ちになりました。

今日は一冊古本を買いました。
 川端康成の短編集『富士の初雪』昭和33年発行。初版本です。

夏になると、私は、川端を読むのです。なぜでしょうか、高校生の時からです。
たぶん、『伊豆の踊り子』を高1の夏に読んでからだと思います。
幻想的でとても美しい世界。時の刻み方も、自然の描写も、そして、人の情も、色も艶やかでまた深い。
読んでいると、心がとても静かになってきて、木の香や森の緑、雪の白そして、物語色の風を感じます。とてもよい香りがしてくるのです。
私にとって川端の小説は、熱冷ましになるのです。

『富士の初雪』は背表紙を見ただけで打ち水を一瞬うけた感がありませんか?
同じく川端を愛する方が、この中の「岩に菊」のことを紹介してくれ探したというわけです。

「作者が故郷で見たという岩には、女の幽霊が出るという。その女は岩陰で男を待っていて凍えて死んだ、という話。この作品では、主人公は幻想の中で、その女の幽霊と会話をする。」

「岩に菊」「女の幽霊」というだけでも、惹きつけられます。また、暑い今には肌にひんやりとした氷を滑らせてくれるような期待が・・・。

古本は、独特な風情があります。いつもより、ゆっくりじっくり読むのがいいのです。ページが破けないように大事にめくりながら。

毎年夏に伊豆に旅行にいきます。もう20年近く訪れています。
ちょっとした、ガイドマップは作れそうです。
私が伊豆が好きなのは、緑深く、山の幸海の幸、良い温泉に恵まれているからというだけではありません。
文豪たちが憩い集まったという文学の香り漂うその地に心休めて、その風に触れたいそんなところでしょう。

それにしてもきれいなお月様。
久しぶりにゆっくり眺めました。





かわいい!チェブラーシカ

2008年07月17日 | 趣味話
 大好きなチェブラーシカ。まもなく公開です!

みなさんご存知でしたか?
もちろん!かな。
ロシアでは、国民的人気を誇る人形童話のキャラクターです。
このキュートでかわいい子は何者?サルでも熊でもありません。正体不明なのです。
ある日、果物屋さんに運ばれて、そこのおじさんに名づけられたのは、起こしてもすぐに倒れてしまうので、「チェブラーシカ(ばったり倒れ屋さん)」!

公開される映画は全四話のチェブラーシカ完全版です。
どこか切なくて、哲学的なんです。この物語。
「この街には、いったいどれくらいいるんだろう。ひとりぼっちの人が。」
人間の心が注ぎ込まれた人形たちが織り成す、歓び哀しみの世界。
一度見たら、皆さんも、きっとこの子のファンになると思います。
近くの映画館で上映されることがとても嬉しい。

東京では、渋谷と立川です。
いま、立川ECUTE3Fで、チェブラーシカフェスティバルが開催されています。
かわいいグッズがいっぱいです

手が磁石でくっつくようにできていて、どこにでも、ぴたっと。
とっても可愛くて、思わず買ってしまいました。


愛くるしさは格別。どことなく、姪っ子に似てるな・・・。