東京で、初雪・・・。
心底冷えましたね。
南天の葉っぱに雪。
おはなし会へ向かおうとするちょうどその時、窓ガラスから、白いものが見えました。
「わぁ、雪だ!」寒さも忘れて、暫し空を見上げました。
今日は、今年最初の「和の家櫻井」のおはなし会です。
高い天井の古民家は、さぞ寒かろうと準備していたのですが、部屋の中は、ストーブの火が温かさを演出していて、ほっこりいい感じでした
皆さんもとても元気でした。
季節の歌は、今日の雪を見て、「雪」にしました。
「雪やこんこ~ あられやこんこ~」
東京の雪景色の歌ではないけれど、
雪の日の楽しさが伝わる、穏やかないい歌ですよね
今日の最初のお話は、『十二支のはじまり』
やはり、その後は干支話。
今日のメンバーの方に、寅年の女性が3人いらっしゃいました。
皆さん、数え歌も手遊びもとってもお上手なのです
二話めは、初夢の話で『夢見小僧』
感想の中で、「昔話にでてくる結婚話って、身分が低く、少々弱そうな男子が、お金持ちの一人娘や、お姫様と結婚する話が多いですよね。」がありました。
確かに・・・。これぞ草食男子のお話!?
「良い婿さんが来てくれたら、その家は、益々栄える」という願望がそんな話を生み出したのかもしれませんね。
三話めは、『雪女』
激しい吹雪の一夜の恐ろしく悲しい出来事。
寂しくて切ない感情が、心に残るお話です。
こうした「言ってはいけない。見てはいけない。開けてはいけない・・・」のお話はたくさんあります。
異類間の情は、わびしさが残り、心の痛いお話が多いですね。
だからこそ、人も動物も自然も、それぞれが共存して、それぞれの場で生きること
その領域を侵してはいけないこと、優しい目で見守ることが大事なんだと教えてくれます。
心底冷えるこんな日にぴったりだったかな