今日は、午後から汗ばむくらいのお天気になりましたね。
夏休みを挟んで2か月ぶりの火曜語りの会でした。
ただ今、井上靖(1907 - 1991)の代表作『あすなろ物語』を読み進めています。
有名な一節、
「あすは檜になろう、あすは檜になろうと一生懸命考えている木よ。でも、永久に檜にはなれないんだって!それで明日なろうというのよ」
は、中学3年生で初めて読んだ時から色褪せることがなく、心にインプットされています。
今日は、2章めです、『寒月がかかれば』
皆から「神童、神童」と呼ばれた鮎太は、勉学一本でなく、鉄棒やケンカで背伸びするように変わって行きます。
明るく豊満な女性雪枝との出会いは、鮎太の心身をなかなか男らしく成長させていくのです。
雪枝の言葉「男は強くなければ駄目よ」と、鮎太は何度喝を入れられたでしょう。
火曜の会のみなさんから、今回の語りは、雪枝がとっても良かったと言われまして、
雪枝のようなどーんとした、ちょっと姉御風なところあるのかしら・・・ね。
それにしても、井上さんの小説は面白いです。
ユニークで美しくてそれでいて艶っぽくて。
読む度に、前には読み込めなかった新しい発見があり、本当に面白いです。
黙読だと、3,4章めなどは、すっと流してしまうところですが、
しっかり声に出して語るので、丁寧に読んでいくことができます。
火曜の会の皆さんにも、充分味わってほしいなぁと思います。
さて、10月1日(土)は
「お昼のジャズコンサートwithやえちゃんのおはなしの会」です!
「子どもと一緒にジャズを聴こう!」と謳っていますが、
ジャズやおはなしが好きな大人の方!
遠慮なさらずに、どんどん参加してくださいね。
お待ちしております♪