今日は、3月11日。
祈りの日です。
それぞれの中に、癒されぬ悲しみがあると思います。
ただ、祈ることしかできませんが、
苦しみの中にある人に、どうか安らぎのひと時がありますように。
今日は、ひまわり幼稚園のおはなし会でした。
年少中さんには、進級に向けて。
年長さんは卒園のお祝いのおはなし会です。
一年ぶりです。
みんな大きくなりました。
絵本も、わらべ歌も、素語りも身を乗り出してよ~く聴いていました。
年長さんは、小さかった年少さんの頃を思い出します。
3年間の成長を見ることができました。
年長さんは、終わりの歌を歌った後も、みんな立ち上がろうとせず、
私の少しの言葉に反応して「ねえ、やえちゃん・・・」と言葉を繋げてくるのです。
先生も、やさしい微笑を浮かべ、私と子どもたちのやりとりを目を細めて見守ってくれていました。
年長さんとは、最後だものね。
子どもたちのいろいろな質問にも答えました。
年長さんとの、この大切な時間を愛しみました。
子どもたちも自由にたっぷり話せて満足気で、実にいいお顔でした。
時間がオーバーしても、子どもたちの様子を見ながら、待っていてくださった先生に感謝です。
最後は、「みんなの心も体も元気になるおまじないをするね」といって、
オリジナル手当歌を歌いながら、背中をさすって回りました。
先生にも。
嬉しそうに、そして、気持ちよさそうにしていました。
先生が「いつまでもやえちゃんと話していたいねぇ」と一言。
私も、「ほんとのほんとのさよなら。また、いつか会えますように」と言ったら、
子どもたちが、びっくりするような嬉しい言葉をかけてくれました。
偶然、何人かが同じ言葉を言ったのです!
「あ~、やえちゃんと家族になりたい!」
ホールに響きました。
私の胸にも響きました。
どんな気持ちで言ってくれたのでしょう。
ありがとう。
幸せな言葉をもらいました。
春から、みんな小学一年生
希望を胸に、元気に入学式迎えてくださいね
こんな純粋な出会いは、ないでしょう。
幸せです。
子どもたちとお話し会の中で生まれる絆、それを噛みしめています。
私の会は、派手さも子どもたちにウケるようなパフォーマンスもないけれど、
目と目を合わせ、心に結びついた声を出し、良い絵本、お話をまっすぐ届けるという想いは
いつも変わらずあります。
これからも、子どもたちの心に寄り添うおはなし会、共感共鳴できるおはなし会を心して。