桜が散ってツツジの季節になろうとしている。
寒さもとれてずいぶんと暖かくなってきた。
さて、クーが亡くなって一週間が経とうとしている。
彼が亡くなってもいつものように朝が来て一日が始まり、一日が終わっていく。
この一週間足らず、思っていた以上に苦しく辛い日々だった。
それは私だけでなく、妻にしても息子にしても、離れて暮らしている娘も同じだろう。
何であんなに小さな子犬を守ってあげられなかったのか、と自分を責める苦しさもあった。
たかがわんこが亡くなったくらいで、大の大人が・・・。
と思われるかも知れないが、辛いのだ。
仕事に集中している時はそうでも無いが、ふと我に返ると、今回の事が頭をよぎる。
彼は今ひとりで何処に居るのだろう、などと考えてしまう。
「ペロ(先代の犬)、クーがそっちに行ったのでやさしく導いてくれ」
「クー、そっちにペロという心の優しいオネーサンが居るので彼女のところに行きなさい。決してワンワンと吠えないように、そして虹の橋の前の草原で一緒に遊んでいなさい・・・」
などとバカみたいなことを頭の中で考えているのだ。
しばらくは辛い日々が続くのはしかたない事なのだろう。
クーの写真集めも800枚を超えたところだ。
年齢別に整理している。
やはり幼い時の写真が少ない。
ハードディスクのどこかにあるのだろうが、フォルダーが幾重にも階層しているモノもあり見つけるのも一苦労している。
集め切れたらUSBメモリにでも複写して息子と娘に渡すつもりだ。