娘の卒業

３月２４日　金曜日　ときどき


娘の大学院の卒業式。
５時半に起きて、ひとりで近くの美容室に行く。
美容師さんと話をして自分で髪飾りを作って、着物の準備をして、着物の本を買ってきて・・・頼りないお母さんゆえ自分で何でもする。

思ったより早くにヘアセット、振袖の着付けとできて迎えに行く。

我が娘ながら振袖姿がとてもきれいだった。２０歳のときよりいっそう素敵。
姿勢もいいから（ピアノの先生のおかげ）とてもいい。
美容師さんもベルギーやロンドンで研修に行きコンクールなどに貢献している前向きな方だから、私はその姿勢が好きなんだけど、流石だなあと思わせてくれた。ありがとう。
６時からやってもらえたのもラッキーだった。

武道館では少し桜が咲いている。
その下を袴姿の女学生、少しかしこまった男子学生。若者の持つ生き生きさ。
そして多くの家族。おばあちゃん、子ども。
私はこんな雰囲気が大好き。
若者たちと温かく見守る保護者。あったかい。

娘は先に行き、私たちは遅く着いたのにもかかわらず、前のとてもいい場所に座れる。
周りの人が優しい。この大学のいいところ。のびのびとして温かい。

母の戦死した夫がたまたまこの大学の出身だったって、子どもたちがこの大学の附属高校に進学してから初めて知った。
縁があったんだ、運だな、巡り合わせだと思った。
そして私が学生時代に児童文学を教わった著名な作家の方も・・・・この作家の作品は教科書に出てくる。

式もとても良かった。
出身の生島ヒロシさんの話は私たちの世代にしているようで心に残る。和やかな雰囲気を作ってくれた。
何回も歌ってきた校歌いいなあ。いっしょに歌う。
我が母校・・・か。娘が高校のとき珍しい応援部で旗手をつとめたのを思い出す。
可能性ある若者たちに輝く未来あれ！！

朝、お友達が娘のために途中下車して一緒に行ってくれ、お友達にはお世話になるばかり。ありがとう。

式が終わって「先輩」と呼ぶ声。高校での部活での後輩だ。いいねえ。
それから娘は大学にもどり、研究をした宇宙研へ。
６年間の学生生活。娘のがんばりにも敬服するけど、夫にもお疲れさまでしたと言いたい。
そして弟（昨日は宇宙研に荷物とりに行ってくれたとか）と妹の協力。
おじいちゃん、おばあちゃん、おじさん、おばさん、今までの多くの先生、友人たち、多くの方々への感謝を忘れずに健康で優しく賢くと願う。
娘には学んだことを社会に貢献してほしい。

大学院の卒業式・・・娘は立派な大人なのだからと初めは行かないつもりだったけど行って良かった。
地方にいると行けないし・・・なによりも私に学生の雰囲気が新鮮な力をくれる。
とても学ぶものがある。
新たな気持ちになれる。

娘よ、卒業おめでとう！！

よく頑張ったね。

また新しい出発です。