あじさい物語

七色の紫陽花のような日々の心模様
       

尾鷲にて熊野古道~馬越峠・八鬼岳口~

2017-08-20 19:40:15 | Weblog
ただいま、帰還中。

今は沼津に向かっています。何度か乗り換えてね。

尾鷲を出て、鈴鹿、刈谷の創作の友人に思いを寄せながら、電車の走りに身を任せています。尾鷲駅です。



朝は、ホテルまで、レンタカーの方が迎えに来てくれて、その会社で手続きをして車を借りました。

行くまでにいろいろ話せば、少し遠回りをして案内してくださる。
親切です。

まあ、今、思うに、尾鷲では、二度としないだろう経験をした。
というのは、馬越峠(まごせとうげ)を見たくて行ったのだけど、山道も山道・・・

いつか、広い道に出るだろうと思っていたら、なんだか変。

結局、ここで引き返しました。



ぼこぼこ道で車がやっと通れて、今にも、くぼみにはまりそう。両側にシダが生い茂り、まあ、判断をまちがったというわけです。

これまた、あとから思うに、ナビの目的地の名前の設定が違ったみたい。
ナビの名誉のために?峠には行っていたと思う。手段はどうであれね。

悔しいので、そのあとも、行きつ戻りつ、たどり着いたのがここ、馬越峠の美しい石畳でした。





先人たちは、どういう思いでこの熊野古道を歩いたのでしょうか。
想像が膨らみます。

ここに行く前に、寄った八鬼岳(やきだけ)の古道の入り口。



いろいろな災難にあったり、途中で倒れたりで、思いを遂げられなかった方々もたくさんいたようで、供養の碑もあり、手を合わせました。


昨日の熊野速玉大社、熊野本宮大社、熊野那智大社の三山参詣の思いはいかばかりだったでしょう。
私たちは、便利な世の中に生きて、簡単に行けますが、昔の人の成就した思いとはずいぶん違うだろうと思います。


今、電車は静岡を出ました。

若者がたくさん乗っています。

2泊3日の青春18切符の旅、こうしてできたことを当たり前に思うことなく、ありがたく、感謝したいと思います。
石畳を見て、古道を見て、昔の人がいて、今の私たちがいることを強く思います。
先人たちに、すばらしいものをプレゼントされたように、私たちも後世にいいものを残さなきゃ、伝えなきゃと思いました。

尾鷲は、海もとてもきれいでした。




レンタカーの方も、小さい頃は、潜ってサザエを採っていたと話してくれました。
なかなか、行くことのない紀伊半島、確かに和歌山に来た足を踏み入れ、私の47都道府県制覇を確信しました。

それにしても、ゆきあたりばったり、足の向くままにの今回の旅もとても楽しいものでした。

誰にともなく、ありがとう!!です


コメント (2)
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