あじさい物語

七色の紫陽花のような日々の心模様
       

青空に父を思う~父の命日~

2018-10-02 21:30:59 | Weblog
こんばんは。

今日は父の命日。

1980年だったから、38年が過ぎたのか・・・。
今日の横浜のように指宿の空はどこまでも青く、山々がくっきりときれいだった。
父が「見回したい」と言って・・起こしてあげた・・母だったか・・そして、美しい指宿の空と山をゆっくりと見て「もう、よか」と言った。

寂しいね。

「親の死に目にあえないぞ」と私の結婚に反対だった。私が結婚するということは、指宿から横浜に行くことだったから・・・。父は母のことを思っていたと思う。

でも、父とのお別れに私はいた。大阪にいた兄も・・・。

父の優しさだったのかもしれないと思う。私を後悔させないために・・・。

今日の命日。

お棺にいれた父の大好きだった金木犀と指宿のおしろいばなを薩摩焼の花瓶に挿した。
そして、手を合わせた。

それから、お別れした午前10時に職場のデスクでも静かに手を合わせた。

毎年、命日を迎えるのだけど、毎年違う。
今年は室蘭のMちゃんが室蘭で手を合わせている写真が届いた。
みんなで手を合わせたという。
そして、娘が幼稚園にトンボが飛んできたよって。
ああ、父ちゃんだ。
室蘭まで見に行ったのかな。
「元気に遊んでいるね。お参り、ありがとう」ってね。
(余談だけど、滅多に来ないのだけど、職場に室蘭の方からお電話があった。はじめ、北海道と話していて、話すうちに室蘭だと言われる。不思議だなあ。思いが室蘭に飛ぶ)

帰宅してから、父の好きだった「すんかん」つまり「お煮染め」を作った。
大好きな「ついでこん」でね。
父もお煮染めを作るのが上手だった。おいしかった。

そして、お供えした。
ありがとう、ありがとうと言いながら。
年取ってからの子どもだった私を育てるのはたいへんだったと思う。
よく育ててくれたと思う。
だから、ありがとうです。
お煮染めです。



私がトンボのことを父というのは、お葬式の日に、お仏壇に大きなトンボが一匹飛んできたのです。10月なのに・・・。とても不思議でした。
こんなことがあるなんて・・・。その後、要所要所でトンボに出会います。
だから、ああ見ていてくれるんだ、守っていてくれるんだと思うのです。
不思議なことがたくさんあります。

母も同じ10月。
今頃天国で楽しく話しているでしょうか。
愛されてかわいがられて育った私、体に気をつけて楽しく過ごすことが親孝行かなと思う。

妹にもラインでメッセージを送った。

父のあぐらの中に入っていた私、妹は母のところ。
父母の前でラジオの音楽で「きんらんどんすの・・・」と踊っていた。

思い出は大切に未来へのジャンプとしたい。

父母の命日は元気をもらう日かもしれない。

親はいつまでも子どもにプレゼントしてくれるのね。

ありがとう、父ちゃん。

おやすみなさい。






コメント (4)
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