駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

淇洲書 ~最終回~

2011年05月12日 | 金龍・淇洲
完成しました淇洲書です。

事情があって、最後は超特急で仕上げました。

写真を1枚撮ったら、別れを惜しむ間もなく

箱詰めです。

早く依頼主のところへ届けなくては。。。。

とりあえず、また一仕事が終わりました。

ありがとうございました。

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淇洲書 ~その11~

2011年04月21日 | 金龍・淇洲
研ぎ出し後、入念に乾燥させたところです。

ツヤが全くなくなり、まるで白粉を塗ったようです。

ここから面取りを行い、その後最後の研磨に入ります。

完成まであと一息です。

油断しないように致します。。。


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淇洲書 ~その8~

2011年04月18日 | 金龍・淇洲
研ぎ出しが終わりました淇洲書です。

ぬるま湯を使っていますので、

表面の油分がすっかり失われ、

まるで洗顔した後のような

さっぱりした顔をしています。

ここで、漆の滲みと塗り漏れ、

塗りムラをチェックします。

水分を吸いこんだため、

目に見えないレベルですが、

木地が曲がっている可能性もあります。

暫く放置して、出来る限り水分を取り除きます。



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淇洲書 ~その7~

2011年04月10日 | 金龍・淇洲
入念な彫りのチェック、

2度の目止めを行い、

ようやく漆を入れました淇洲書です。

暦は春ですが、福岡はまだ少し肌寒く、

漆の乾きはゆっくりです。

漆入れの作業は、滲みが最も怖いですが、

同時に漆の入れ損ないにも注意が必要です。

拡大鏡で白い部分が無いか

チェックしましたので大丈夫です。

ゆっくりで良いので、綺麗に乾くことを祈るばかりです。


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淇洲書 ~その6~

2011年04月08日 | 金龍・淇洲
ようやく全ての彫が終了し、目止めを施した直後です。

ちなみに、小生の場合目止めは「2度塗り」です。

やはり一番怖いのは「滲み」です。

故にどうしても入念な作業になります。


ただ、あまり目止めをし過ぎると、

細い字の部分が埋まってしまい、

漆が入らなくなります。

この辺の加減が難しいところです。

乾いたら漆を入れます。

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淇洲書 ~その5~

2011年04月05日 | 金龍・淇洲
表裏の彫が終了し、残りが駒尻の銘だけに

なりました淇洲書です。

彫りのチェックは無事完了していますので、

ここさえ失敗しなければ、先に進めます。


最近、駒銘は全て楷書で統一しています。

草書の方がカッコイイのですが、

誰が見ても読める字の方が良いと思っています。

木村文俊師の銘は、「楷書」と決まっていた様で、

あのスタイルが小生も好きです。

自分の名前ですし、また楷書しか書けませんので、

正直に行きたいと思います。

ただ、最近書道を少し勉強していますので、

行書や草書が書けるようになった時は、

それらにも挑戦したいと思います。

順調に行けば、4月中旬には完成できそうです。


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淇洲書 ~その4~

2011年03月29日 | 金龍・淇洲
こちらも慎重に彫り進めています淇洲書です。

表面の歩兵から始め、金将を彫り終えたところで

ちょっと休憩です。

残るは大駒だけになりました。

(裏面はまだです)

ここまでのところ、自分らしく彫れており、

満足しています。


彫刻機なら、おそらく1時間ぐらいで完成して

いるのでしょうね。

価格も手ごろで直ぐ入手可能でしょう。

便利な世の中ですから、それが普通だなーと思います。


でも、そんなことは十分解っていながら、

「人の温もりを感じる手彫りの駒が良い」

と言って下さったご依頼主には感謝の気持ちで一杯です。

機械には100年経っても表現できない

「生きた字」を刻んでみせます。



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淇洲書 ~その3~

2011年02月20日 | 金龍・淇洲
全ての字母紙を貼り終えました淇洲書です。

木に紙を貼るだけの一見簡単な作業ですが、

実は結構面倒です。

油断すると、ズレたまま貼り付いてしまいます。

ライトで透かしながら、位置を確認しています。

しかし、淇洲書はいい書体ですね~

水無瀬や錦旗よりも断然カッコイイと

思うのですが。。。。。

まっ、それは好みの問題ですね。

ところで、淇洲書は別名「錦旗」と呼ばれるそうです。

いつものというか普通の錦旗とは別物としてです。

13世名人の関根金次郎氏が七段の時、

淇洲書の駒を譲り受け、その直後から快進撃が始まり、

名人になったそうです。

無敗の様子が錦の御旗を掲げて戦う官軍の様であり、

そこから錦旗と呼ばれる様になったとのことです。

縁起の良い駒としても有名です。

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淇洲書 ~その2~

2011年02月13日 | 金龍・淇洲
木地均(なら)しが終わったところです。

字母紙を貼る前に表面を平らにしておかないと、

出来上がった時に可笑しな事になります。

今回の木地は薄いながらも虎斑が入っていますので、

特に気をつけています。

気のせいかも知れませんが、虎斑の部分って

少し柔らかい様な気がするんです。

そのせいでしょうか、サンダー跡が

結構深く入っています。

ペーパーで削っては確認し、

削っては確認する作業の連続です。

しかし地味な作業ですねぇ。。

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淇洲書 ~その1~

2011年02月07日 | 金龍・淇洲
新しくオーダーを頂戴しました淇洲書です。

ある青年の親御さんからのご依頼品です。

将棋に情熱を傾けるわが子を応援する気持ちが

溢れています。素晴らしい親子関係ですね。

この書体はその青年が自ら選んだ書体です。

山形県が生んだ天才、竹内淇洲の書です。

いつ見てもいい字ですね~

木地も良いです。

御蔵島黄楊の柾目薄虎斑入り、

非常に上品で華のある木地です。

気合を入れて3ヶ月以内に作ります。


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出品中です。

2010年06月30日 | 金龍・淇洲
福岡への引越しでちょっと更新が滞っており

申し訳ありません。

そんなタイミングで出品されている金龍です。

お時間のある方はご覧下さい。

家中ダンボールだらけで、どうにもなりませーん。

すみませーん。。。。

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真っ白な木綿のシャツ

2010年06月23日 | 金龍・淇洲
9月の展示会へ出品予定だった金龍書です。

今回の転居によりそれができなくなりましたので、

オークションへ出すことに致しました。

この作品、以前お伝えしたとおり、

敢えて板目で揃えています。


今日は、板目に対する個人的な考えを

少し書かせて頂きますね。

一般的に板目は、相対的に価値が低いとされています。

木取り(どの方向から木を切るか)の違いですので、

やや曲がりやすい傾向はありますが、材料は同じです。

希少性の違いはありますが、

残りは「好みの違い」であり、

それほど大きな差だと小生は思っていません。

海岸に打ち寄せる波の様な板目模様は、

それはそれで素敵ですし、磨きこんで行くと

独特の色合いに変化して行きます。

また、対局者の目線で考えれば、

シンプルな木地ほど目が疲れません。

服装と同じで、得てして「飽きの来ないもの」は、

シンプルな素材を活用したものが多いと感じます。

そうですね、、、例えるなら、

「仕立ての良い、真っ白な木綿のシャツ」

それが板目に対する小生の見方です。


高級木地はそれはそれで厳然たる価値があり、

素晴らしいのですが、

それが全てではないと思っています。

高級木地しかご覧になったことの無い

オークション代行会社の方から、

「見た目がシャム黄楊っぽいね」

なんて言われてしまい(どこが!!??)、

ちょっと残念でしたが、

これも本黄楊木地が見せる確かな一面なのです。

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おまけ付き 将棋駒

2010年05月29日 | 金龍・淇洲
遊びこころで作ってみました。根付です。

漆が少し滲んだ桂馬でしたが、

捨てるには忍びなく、活用法を考えてみました。

携帯電話のストラップなんかにいかがでしょう?

結構おしゃれ??

「桂馬跳び」は、ステップアップが著しい様を表す

前向きな表現ですよね。

左馬もいいけど、桂馬もなかなか縁起良さそうです。

このままオマケとして付けることにしました。

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金龍書 島黄楊 板目 彫駒 

2010年05月27日 | 金龍・淇洲
修正を行ったため再掲になってしまいました、

金龍書 島黄楊 板目 彫駒です。

修正した例の桂馬は、、、、、、

写真左側で何食わぬ顔をして並んでいます。


通常板目木地は、柾目木地に混在してるケースが殆ど、

つまり、柾目木地の一部がやむなく板目になっている

状態が多いです。

この作品は、板目の中でも割と主張の強い木地を

選りすぐり、「オール板目」にしています。

柾目はもちろん、杢っぽい木地なども一切

入れていません。「純粋板目」です。

その価値は、ご覧になる方によって変わるでしょう。

小生は面白いと思っておりますが。。。。

全く評価されないかも知れません。

作品は、9月に予定しております展示即売会行きと

なりました。

ありがとうございました。

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修正中です。金龍書の桂馬。

2010年05月24日 | 金龍・淇洲
ようやく重い腰を上げて修正に取り掛かりました、

島黄楊・金龍書・彫駒です。

将棋の駒は、1枚でも欠けると道具としての機能を

失ってしまいます。

そんなことを考えながら、気乗りしない作業ですが、

やっています。

駒づくりは技術力以外に、忍耐力と集中力が問われます。

小生の様に忍耐力が乏しい人間は、

いつまで経っても修業中になってしまうのでしょうね。

こういう状況の時は、体を動かして気分をリフレッシュ

するのが小生流です。

気力の源は体力ですよね。

ちょっと出かけてきます。

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