駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

栄作 源兵衛清安 ~その5~

2016年08月26日 | 将棋駒製作
画像は弦巻勝さんの写真館から拝借したものです。

⇒弦巻勝のWEB写真館

彫刻が済んだ大量の駒に

一斉に目止めと漆入れを行い、

それを乾燥させているところだと思います。

まずもって、一般の方が目にする事はない画像でしょう。

弦巻さんの取材力がなせる業です。

改めて敬意を表します。


ちょっと話は横道にそれますがご勘弁を。。


私が生まれる前の出来事ですので、全て人から聞いた話ですが、

東京オリンピックが開催された1964年頃というのは、

日本が戦後からの復興を遂げ、

経済成長を実感出来る状況になった時期だったそうです。

忙しかった日本人にも娯楽に興じる少しの余裕が出始め、

手近な大衆娯楽だった囲碁、将棋、麻雀等を

楽しむ一大ブームが起こり、

先ごろ他界された大橋巨泉さんは、

その時代の寵児だったそうです。


将棋駒業界もこの追い風に乗り、

駒は飛ぶように売れ、駒師の皆さんは、

それはそれは忙しかったそうです。

冒頭の写真はそんな時期に撮られた一枚でしょう。

とにかく大量に、そして早く、

駒を作る必要に迫られていた状況が、

伝わってきます。

つづく

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