駒師「日向」のブログ 本店

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将棋駒作家のつぶやき

梅一作 書き駒 ~その2~

2020年06月23日 | 駒修理
将棋駒の原型は書き駒、

諸説ありますが、それは違いない様です。

古くは竹簡なるものもありますので、

素材は竹、そこに墨で文字を書いたものが主流だったと思います。

竹は成長が早く、手に入れやすい素材、昔の麻雀牌にも使われていた様です。



研磨の技術が向上していれば、将棋駒はもしかしたら竹材が主流になっていたかも知れません。

しかし、液体の漆で文字を書くとなると竹は滲むので不向きですね。

将棋駒が「黄楊+漆」になったのは江戸時代、

多くの先輩方の試行錯誤によって、今の形が出来上がったのだと思います。

感謝しなくちゃいけませんね。


コメント
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