駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

初代書 Round7 ~その16~

2024年12月15日 | 一字書
初代光匠書です。

この書体の、7番目の作品が私用です。

駒の角が欠けたり、

漆が剥がれたりしたものを

修理しています。

画像は研ぎ直しをしているところです。

#1000ぐらいで軽く空研ぎすると、

木地に入り込んでしまった汚れや、

くすみ、極小キズなどを落とすことができます。

ただし、削り過ぎには要注意です。



模様、目節、色合い、黒点、シラタ、木地形成など、

何かしらの問題があり、

お客様には出せない端材だけを使用しています。

これでまた駒の寿命が延びました。
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