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将棋駒作家のつぶやき

木口杢

2010年04月01日 | 隷書(無剣・六清・三田玉枝・阪田好等)
回って回って回って回るううううう~♪

おっと失礼、日向です。

ちょっとこの木地を見ていたら歌ってしまいました。

バカボンのほっぺみたいな模様ですね。

「木口杢(きぐちもく)」と言います。

何ヶ月も前に特別注文をしていた木地が、

忘れたころに届きました。

通常の木取りとは、全く異なるため、

殆ど見ることが無い模様です。

板目の中にこんな模様が時々ありますが、

あれは偶然の産物です。

これは全て意識的にこういう模様になっています。

ある方から無剣の彫埋駒をご依頼頂いているのですが、

なかなか思うような木地が見つからず、

ちょっと困っていましたが、これに決まりです!

この木地なら、無剣の太字に負けませんね。

やる気が出てきました!!!

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2 コメント

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これは・・・ (渡辺)
2010-04-01 20:19:35
これはすごい模様の木地ですね!

通常はこのようなものはないのでしょうか。
非常に個性的な駒が出来そうで
完成を早く見てみたい と感じさせますね。

しかも書体が無剣とのこと。
ものすごいものが出来そうです。

そういえば
左のブックマーク部に富士駒の会
のHPが追加になっていますね!
とうとう会のHPも出来たのですね!
日向師が作成されているようで、ご苦労様です。

自分は最近実家の用事でなかなか時間が
とれず作成に集中することが出来ません。
空いた時間にコツコツと練習していきたいと思っています。

返信する
由進師へ (日向)
2010-04-01 23:18:45
木口杢は、特別な木取りによってこのような模様を出すのだそうです。
丸太を大根切りした状態で、相当長い期間乾燥させてから成形します。
加工も難しいのですが、その後も扱いが難しいのが特徴です。
特に水に弱いので、水研ぎができません。
苦労が多い木地なので、現代では誰も使わないのでしょうね。
返信する

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