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将棋駒作家のつぶやき

リサイクル駒5 ~その2~

2012年05月26日 | リサイクル駒
駒が到着しました。

駒を取り出だす前に気になったのがこの駒箱です。

少し変った形をしています。

趣があっていい感じです。

こういう角箱もありですね。

何気なく蓋の裏側を見ると、



こんなラベルが貼ってありました。

主な文字を拾ってみますと、、、

GILDED WOODEN CUPS
PATRONYED BY PEOPLE
    御用
 金銀木盃調製所
   漆器商店
  LACHER SHOP

東京市日本橋区新材木町新城重義
岩代國若松市上大和町新城猪之百

と書いてあります(一部不鮮明)。

東京が「市」ですし、岩代國ってどこ?

一体何時の作品なんだ??

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2 コメント

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Unknown (rienrikiriki)
2012-07-25 16:30:14
当方祖父の遺品に外観のよく似た木箱があり、蓋裏の丸いラベルには
外周:東京日本橋区(メのかわりに品)新材木町・新城猪之吉
中間周:福島県(へんが日の下に糸、つくりが系)若松市七日町新城漆器部
内周:美術漆器 木盃 並ニ 貴金属品 製造販売
との文字があります。
中身は酒盃(朱塗りに金の桐紋)です。

主題の駒の方は制作年代が古く明治初期(東京市だから)と思われ、当方の酒盃はそれより後(文字が右から左へ読めるので戦前であることは間違いありません)ですが、おそらく同じ製造所の作品ではないでしょうか。
岩代國は現在の福島県、若松市は会津若松市です。
ちなみに、七日町の新城猪之吉さんは「末廣」醸造元です。
返信する
rienrikirikiさんへ (日向)
2012-07-26 18:58:34
うわー、貴重な情報ありがとうございます。
元々は酒杯の入れ物だったのですね。
コメントを読んでいましたら、一瞬タイムスリップした様な気分になりました。
ありがとうございます。
返信する

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