駒師「日向」のブログ 本店

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将棋駒作家のつぶやき

香落ち上手戦記 下手居飛車穴熊1  ~その1~

2019年06月14日 | 対局日誌
ブログを見て頂いている某将棋道場の男性から

「香車落ちも書いてよ」

とのお言葉を頂き、

意外とニーズあるんだなぁと思った次第です。

あっ、でもその男性いわく、

「文章はもう少し勉強した方がいいね」

人生の先輩からのアドバイス、肝に銘じます。。

手合割:香落ち 
下手:某二段
上手:日向

●第1図までの指し手
△3四歩
▲2六歩
△4二銀
▲2五歩
△3三角
▲7六歩
△4四歩
▲4八銀
△4三銀
▲6八玉
△3五歩
▲7八玉
△3四銀
▲5六歩
△4二飛


平手では基本的に飛車を振りませんで、この局面がとても新鮮に感じます。これも駒落ちの良さでしょうね。
局面は上手が3四銀型の四間飛車に構えたところです。
香落ち上手では頻出の戦法と思っているのですが、現代香落ちでもそうなのかは、人間が古い私には分かりません。
狙いは下手の右桂馬の活用に制約を与えることですが、その分玉の囲いが遅れます。

●第2図までの指し手
▲5七銀
△6二玉
▲5八金右
△7二銀
▲7七角
△7一玉
▲8八玉
△5二金左
▲9八香
△9四歩


下手の作戦は居飛車穴熊の様です。私としては下手がきちんと定跡をマスターした上で、弱点である1筋を攻められる方が嫌ですね。
迷わず▲5七銀~▲9八香と指しているところから下手は「何でもイビ穴」タイプかなと想像しました。

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