<中谷美紀の主演で、町の仕立て屋と常連客たちとの織りなす日々を描いた
池辺葵の同名人気コミックを実写映画化。神戸の街を見渡す坂の上にある
仕立て屋「南洋裁店」。初代の祖母から店を継いだ2代目店主・市江が
手がけるオーダーメイドの洋服は大人気だが、昔ながらの職人スタイルを
貫く手作りのため、量産はできない。市江はデパートからのブランド化の
依頼にも興味を示さず、祖母が常連のために作った服を直し、たまに新しい
服を作るという日々に満足していたが……。 映画.comより>
デパートの外商部?の藤井という若い男性が市江の所に入り浸りの日々。
なぜ市江が自分のスタイルを崩さないのか不思議でしょうがなかった。
(それは後半にわかるのだが・・・)
藤井に身体障害者(足が不自由なのか?)の妹がいるのがわかった。
妹の結婚式のウエディングドレスを是非とも作りたいと申し出た。
それが彼女のデザインと知って東京から戻ってくるの?
(そこまでは描かれていなかった)
手作りの良さを知っている人は富裕層ぐらいでしょ?神戸の話しだし・・・😁
藤井君、ウエディングドレスのデザインを見て衝撃受けたみたいだった。
オーダーメイド品は通常の10倍以上するんでしょうね~。
町の仕立屋かもしれないが、その人が一生着られるものを仕立ててくれれば、
その人にとっても後悔しない、服にとっても恩の字。
大切な一品というもの。そういうのに出会えるって素敵だな~。
いくら古くさい型でも着こなしようによっては素敵に見える物だ。
(お直しもしてくれるし)
一着出来上がると自分にご褒美の市江。街中にある喫茶店でケーキを食べる。
これが至福の時。ところが藤井がいなくなってから、そこのケーキを食べると
味が変わったように感じた市江。
彼がいてくれたら・・・そんな雰囲気が漂っていた。
ウエディングドレスを作った後の市江の表情が変わったのだ。
少し前向きになったな~って。さわやかな笑顔で終わったから。
仕立屋らしさって何なのか改めて自分に言い聞かせたんだろうね。
中谷美紀さんの一生懸命さが心に残って素敵な映画だった😊
重い映画じゃなくて良かった。小説、コミックは未読です。