陽炎日記

日々の出来事を中心に綴ってます。

神楽坂淳著「夫には殺し屋なのは内緒です」

2023-12-06 13:36:33 | Weblog
 タイトルだけ見て買ってしまった文庫。
先夜、というか夜中に読み切ってしまった。
寝るより読み進めたいの気持ちが強かったので・・・😓 

タイトルだけで買ったというのは、以前六道慧著「奥方様は仕事人」という
文庫を読んでいたから。
今回主人公、月が“殺し屋”で夫は隠密同心。
(仕事人留衣の夫は八丁堀同心)
やっぱり同心の妻って動きやすいのかな~😅 作りやすいのかな~とも思った。

<月は北町奉行・柳生久通(やぎゅうひさみち)の庶子。
武芸に秀で、中でも殺しの才に恵まれていたため、柳生の一族は月を
殺し屋に育て上げた。一方では久通は月を可愛く思い、隠密同心の
花川戸要に嫁がせることにした。要は真面目で堅物なのがとりえ。
そんな月のもとに夫には内緒で、今日も暗殺の指令が届いた・・・ 
文庫裏表紙より>

まだ嫁いで3ヶ月という設定で、新婚気分なのに月は家事全般に疎い。
よくやっていけるな~と思ったら近所の方々からおすそ分けを頂いて、
教えをこいながら生活していた。その中での殺しの依頼。
爪楊枝は月が削るのが得意でそれを“くろもじ屋”に持っていきながら、
そこから依頼を受けて殺しのターゲットを狙う。
だいたい旗本やら武家相手だと奉行所は手を出せない。
一回目は火盗改めが全部仕切ることになって、要は怒っていた。
奉行所内の立場は弱いのだ。
そこから女の子拐かしから、月の行動がまた広がって、殺しのターゲット
が解ってくる。家ではしおらしい月が殺し屋の目に変わる。
要に解らないように振る舞わなければならない。
拐かされ(演技)、悪の乗った船蔵から10歳~15歳の少女ばかりが
押し込められていた所に連れ込まれた。
悪人6人を一人で簪(かんざし)で喉をついて殺した。
女の子達を無事救出させたのか?そこは書いてなかったが、
救出したものと考えよう😀
要は凄い手練れの殺しを検分したのだろうか?殺したヤツに会ってみたいと
言っていた。月は心の中で「私が殺し屋ですから」と呟く。
何せ内緒にしているから。

このシリーズもしかして最終章は「殺し屋」を辞めて、本当に夫婦になって、
子供が出来ましたで終わるかも。私の考察ですが・・・😁 
(先々が楽しみのシリーズになりそう。こういうのが時代劇(テレビ)で
取り上げられたらいいな~😀よろしくお願いします)
コメント
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