陽炎日記

日々の出来事を中心に綴ってます。

浅田次郎著「憑神」

2019-12-15 20:50:54 | Weblog
 DVDを見てから原作を読んだので割とスムーズに読めたかな😊 
幕末の下級武士の別所彦四郎が祠に頼み事をしてみたら、次々に神様が現れて、
自分に災難がふりかかるが・・・
貧乏神が話している所は同じ調子だったので読みやすかった。
西田敏行さんの独特な言い回しが思い出されて頭に浮かんでいた。
疫病神は堅い人物かと思いきやそうでもなかった。意外に優しかった。
兄が病気になったのは疫病神のせいだった。
(DVDは赤井英和さんだったけど・・・)
死に神は子供でおつやという名前。
婿養子に行った先の井上軍兵衛の屋敷が失火してしまったのはおつやの仕業。
(婿養子先から離縁されていたが、妻と子供が愛おしかった彦四郎)
おつやはこまっしゃくれているが、最後には彦四郎の体の中に入り、上野の山に登って行く。(最後の死に場所だと言い含めていた)
神君家康の影鎧を着て最後に一花咲かせて散りようぞとのことだった。
彦四郎の一途な気持ちが最後に表れていてよかったんじゃないかと。
しかし兄(左兵衛)という人がていたらくというか・・・
鎧兜などサビを落とす役に就きながら全然やっていなかった。
彦四郎は兄が病気になったので役を引き継ぎ、せっせと仕事をしていた。
真面目一徹な男で剣もたつ。(鎧兜など全然使用するはずもない
世の中だったのに)上司などは彦四郎と左兵衛が逆だったら・・・と言われていた。
次男の冷や飯食いなので義姉からは嫌みをかなり言われていた。
息子かわいさに母親は金子を少し渡していたいた時期もあった。
江戸末期は人物がたくさん出てくるが有名どころは出てこない。(説明だけ)
DVDが後でもよかったかもしれない。西田敏行の顔が出ては消え出ては消えで・・・
読んでいて邪魔にはなってしまった。😅
加減がわからないので原作を先に読むかどうか考えてしまう。
(「屍人荘の殺人」は映画が先の方がいいかも😅 ) 
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