陽炎日記

日々の出来事を中心に綴ってます。

「はい、泳げません」DVD

2024-09-21 22:04:22 | Weblog
<NHK大河ドラマ「八重の桜」で夫婦役で共演した長谷川博己と綾瀬はるか
が映画初共演を果たし、ノンフィクション作家・高橋秀実の著書
「はい、泳げません」を映画化。「舟を編む」の脚本を担当した渡辺謙作が
監督・脚本を手がけ、水泳教室を舞台に“泳げない男”と“泳ぐことしか
できない女”の希望と再生を描く。大学で哲学を教えている小鳥遊雄司は
水に顔をつけることが怖く、泳ぐことができない。これまで頭でっかちな
言い訳ばかりして水を避け続けてきたが、ひょんなことから水泳教室に
通うことに。プールを訪れた彼に強引に入会を勧めたのが、陸よりも水中の
方が生きやすいという風変わりな水泳コーチ・薄原静香だった。
静香が教える賑やかな主婦たちの中にぎこちなく混ざった雄司は、
水への恐怖で大騒ぎしながらもレッスンを続けるが……。  映画.comより>
 
 最初は泳げなかった小鳥遊(たかなし)は大学の先生。息子を死なせて
しまったトラウマを抱えて苦悩していたところ、スイミングスクールの
水泳コーチ薄原静香や昼間に通っている年配者と一緒に和気あいあいと練習。
それでも、なかなか上達しない。いつまでたってもトラウマから
逃げられない、苦悩を静香が徐々に解きほぐしていった。
あんなコーチがいたら続けられるよね。うらやましいとも思った次第。
普通、手取り足取りなんか教えてくれないよね。小さい子じゃないから。
自分は泳げない!と思ったら、手足ガチガチに固まっちゃうだろうから。
「力抜いて!」と言われても「力抜いたら溺れちゃう」という先入観念
あるし、「怖い」という文字が頭の中で渦巻くよ。
水の中の方が楽なんだよ諭していた。

元奥さんとはたまに会って昔の話をしたり、床屋のお姉さんは息子がいて、
その二人と仲良くピクニックに行ったり、授業がない日には結構自由な日々。
42歳で哲学を教えている教授って、やっぱりお堅いんだな~と感じた。
教養が邪魔しているな~。それを見事に演じ分けている長谷川博己さんは
やはり上手い役者さんだな~。
徐々に泳げるようになって、トラウマから脱却できるか?のとき、
息子を川で亡くしたことを思い出していた。静香コーチは彼を抱きしめて
プールに沈む。水の中で小鳥遊は泣いていた。

最後は完全に泳げるようになっていた。
床屋のお姉さんに?プロポーズ、その息子と彼女に「家族になってください」
とも言った。息子をなくしたこととかようやく話してからのプロポーズ。
脚本がよかったのかも。2時間近くあったのに、気にせず見られた。
助言してくれる年配の教授(小林薫)や静香コーチがいたから、自分の殻を
破いて出てこれたのでよかった。これが逆のパターンだと、
また自分を責めちゃうよね。サポートしてくれる人がいて本当によかった。
なかなかそういう人の心を読める人に出会わないから、
みんな苦悩するんです(わが息子みたいに…) とても素敵な映画でした。
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