細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

モバイル

2007-09-10 09:30:11 | 研究のこと
これまでも,それなりに出張してましたが,ノートPCでモバイルはしてませんでした。
今や,たいていのホテルでインターネットが使えるし,自宅で大学のメールを見ることも
当然できるので,わざわざ移動中までインターネットに接続する必要性を感じなかった。

が,ついにモバイルを導入してしまいました。150時間の権利を買い取って,有効期間が600日。
これはかなり使い勝手がよさそうです。

今日は群馬の草津温泉の辺りに1泊で出張。
さすがに今日の温泉旅館ではインターネットは無いと思うので,従来であればPCは持参しなかった
かも。特急電車もガラすきなので,さらがら移動オフィスです。

特急で2時間半あるので,分厚い"Properties of Concrete"を広げ,
藤原正彦の「若き数学者のアメリカ」も読み,
今朝まで大学のメールサーバーが止まっているので,メールを読むこともできないので,
自分の好きなことしてます。

今日明日は,ひび割れ自己治癒コンクリートをいよいよ実際の現場で使うので,
そのための試験練りです。普段一緒に仕事をしている人たちがたくさんいるので,
夜の懇親会などでも,話し合う時間がたっぷりあり,そういうところで実質的に
仕事を進めてしまいます。

図書館

2007-09-10 09:12:14 | 趣味のこと
あまりこれまで図書館と縁がありません。
私は基本的に本は買います。著者に敬意を表して,人から借りれば済むような場合でも
本屋やアマゾンで買います。

子供や大学生になる前に,図書館で本を借りたのはあまり記憶にありません。
高校3年生の受験生のときに,友達から「図書館で受験勉強するのが集中できて良い」
と聞いて,実家から割と近かった,明石公園内の図書館に夏休みに通ったのは覚えてます。
予備校に行ってなかったので,夏休みは自分で勉強してました。

図書館をあまり利用してないというのは,基本的に読書家でなかったということだと思います。
私が少しでも読書するようになったのは,甲陽学院中学・高校のときの国語の先生だった
中倉先生の影響が大きいです。中倉先生には中学1年から6年間ご指導いただきました。
入学直後にまず読まされたのが,星新一。面白くて次々と読みました。
その後,宮沢賢治,白樺派,森鴎外,夏目漱石,太宰治,魯迅,
なかかんすけ(漢字忘れた)の「銀の匙」,新唐詩選,菊池寛の「恩讐の彼方に」,
司馬遼太郎,ゴリラとピグミーの森,御伽草子,
その他にもいろいろあったと思いますが,読書ノートにも添削・コメントしていただきました。
今思えば,非常にありがたいご指導でした。

今は,周囲の同年代と比べたら,割と読書している方だと思います。
楽しく読書しており,いろいろと読んでみたいジャンルも増えてきています。

それで,昨日の日曜日に,奥さんの発案で家族で家の近くの小さな図書館に行ってみました。
もちろん子供の絵本はたくさんあるので,娘は大喜び。
私もいろんなコーナーで足が止まり,「日本文学」のコーナーでいろんな本の背表紙を
見ているだけでも楽しかった。さっそく,図書館の会員カードを作成して,
娘のと合わせて5冊借りて帰りました。

遅まきながら図書館の魅力を発見?遅すぎるかもしれませんが,
本屋で購入する読書と合わせて,あちこちの図書館を活用して,今後の人生の読書を
楽しみたいと思います。

井沢元彦の「日本史集中講義」は非常に面白かった。
井沢さんの「逆説の日本史」シリーズは学生のころから読んだりしていましたが,
弥生時代ごろから太平洋戦争まで,日本史を通史として集中講義で学ぶと,
点と点がまさに井沢さんの言うように線でつながり,日本をよく理解できた気がする。

その線でつながった視点を持って,「点」の歴史を学ぶと(読書すると),
一層面白くなりそうである。