細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

展開

2009-06-02 21:57:17 | 職場のこと
今夜はいろんなことを考えてしまいます。(酔っ払ってます)

昼休みに私に相談にきた学部2年生。彼にとっては、もしかすると、今日の昼休みに私のところに相談に来たことが、人生を左右するかもしれない。私が岡村甫先生に影響を受けたように。

2限の講義も、研究室の4年生が手伝ってくれなければ、即席で、先週の講義で作製したコンクリートの圧縮試験はできなかった。とにかく、実物を見せるのは大事。普通の学部の講義で、講義の途中に実験室に行って実験する、というのを2週連続することはすごいことだと思います。その方が面白いよね。私が心底楽しんでるんだから、学生にも面白いはずである。

午後は、NEXCOの委員会。大先生方にまじって、40代の先生はいなくて、30代の私が入ってます。プレッシャーは最初は感じたけど、今日も(前回までもそうだけど)、全力で意見を言いました。そのバックボーンになっているのは、示方書勉強会であり、普段の研究室での取り組みである。すべての人がきちんと見ています。さぼっている人はそれだけの評価であり、きちんとやっていれば、誰もが必ず見ている。

そして、去年は私自身が「展開」を考えておらず、あえて展開せずに地道な努力をして力をつけることにプライオリティを置いた。今年は、自身に「展開」する意識が強い。そのマインドを皆見ていて、ブログ(ここは別荘ですよ)のアクセス件数もものすごく増えています。要は、見られているのです。

責任感は持っているつもりです。一人でやるつもりはありませんし、一人ではできません。皆のよいところを融合してやっていきたいし、それしかありません。

アカデミック、インターナショナルで引っ張っていただくのは、二つ先輩のI先生であり、とても仲良しで、お互いツーカーです。

頑張ります。

そして、展開も大事だけど、結局は足元が大事なのです。最も大事にすべき、研究室の学生の指導に、頭を戻します。展開も大事だけど、授業料を払っているのは、君たちだものね。私を使いなさい。授業料を払っている君たちだけは、我々に遠慮してはいかん。他のどんな仕事を断ってでも、君たちの要望に応えなくてはならぬ。それが我々の仕事です。

でも、学外の方々も、われわれを使ってね。

(酔っ払い日記終了)

6/4(木)のJCI膨張コン委員会の議事次第等の作成を、これから始めます。初の幹事長なので、くだらない委員会にするつもりはございません。全力で段取りしますので、有意義な委員会になり、コンクリートのひび割れ問題の一助になれば、と期待いたします。

こわいですが。

2009-06-02 21:34:11 | 職場のこと
今日の午後は、NEXCO中日本の技術委員会に参加しました。

池田尚治先生にご推薦いただいて、この委員会に入れていただいたのですが、池田先生を始め、二羽先生、睦好先生などの大先生方のご発言、考え方などを勉強させていただけるので、とてもありがたいです。

詳細は省きますが、「実務」と本当に付き合っていくのは、怖いことです。実物で成果が問われるからです。でも、それは本来、私が本心から望んでいることであり、その適性を池田先生に認めていただいて、ある意味での英才教育をしていただいていると理解しています。実務は怖いですが、私はやはりJR東で教育を受けたこともあり、そこで生きていくべき人間なのだと思います。覚悟はもうできてます。

しかし、今夜の「意見交換会」でも、二羽先生とがっちり情報交換しましたし、睦好先生のご指導に対してはがっぷり四つで議論いたしました。申し訳ございませんが、私もいろいろと連携しながら勉強しており、自分の考え方もそれなりに持っていますので、大先生方のお考えをうのみにはいたしません。特に、今夜横に座っておられた二羽先生には、私の考え方やネットワーク、をしっかりとご理解いただけたようで、それだけで成果です。

もう逃げられないところまで首も足も突っ込んでしまったように思われますので、行くところまで行こうと思います。

怖いのですが、示方書勉強会や、研究室の仲間たち、これまで培ってきたネットワークがあるので、なんとかなるだろう、と開き直っております。なんとか、なるよね。