過去に記憶が無く,今後もめったにないと思われますので,4/18(木)の4連続講義の様子を記録しておこうと思います。
まず,秘書の小林さんに御礼申し上げます。講義資料の準備をしていただいており,バックアップが無いと今学期の講義はとても回せません。
1限:都市基盤演習(学部1年),私は空間把握課題という演習(2回)を担当しますが,簡単に言うと橋の実物のスケッチ,簡易設計図の作製です。もうこの演習を担当して10年目です。昨日,過去の学生たちの優秀作品を1年生に紹介していて,感慨に浸りました。これら優秀作品を,ぜひ土木教室のHPで紹介したいと思います。実行します。
この都市基盤演習は,2限の講義なのですが,私は2限に別の講義があるため,この回だけ1限に変更にしてもらいました。「土木工学」って何なのかほとんど分かっておらず,入学はしたものの建築に何となく憧れる学生が少なからずいる状況ですので,ドカンドカンとたくさん雑談をしておきました。
2限:材料と複合(学部2年),この講義は火曜と木曜で週に2回行う,という新しい試みを中村研究院長とタッグを組んで行っています。ですので,この日が早くも4回目。学生たちが考え方や知識を吸収する効率も高いように見えます。この日は混和材料のフライアッシュや高炉スラグ,膨張材などが主役でしたので,社会背景とともにドカンと情報提供しておきました。
昼休み前半:1限が時間変更だったため,他の授業と重なって出席できなかった4名の1年生のために20分程度補講。みんな意欲の高そうな良い学生たちでしたので,適度にドカンと雑談。
昼休み後半:本来は16:00ごろからの予定であったSWAT研究ミーティングでしたが,大学院の講義と重なって出れないので,昼休みにしてくれ,という学生のリクエストに応えて,昼休みに研究ミーティング。お昼ご飯も半分くらいしか食べられず,3限の講義へ。研究は楽しいです。
3限:構造系力学演習Ⅱ(学部3年),今年は春学期に開講するということで,学生実験のブリッジコンテストと連携を図ることにしました。ですので,例年はこの演習の後半に配置しているコンクリート構造の演習を,前半にシフト。早速,曲げ耐力の計算に入りました。もちろん,実務と関連した様々な雑談もしながら。この演習はTAに手伝ってもらっているので,少し休憩させてもらいました。
4限:耐震耐久設計学(大学院1年など),IMP(インフラ管理学)コースの留学生2名が隔週で受講する,という不思議な状況。どうしても私の講義を聴きたいそうなのですが,IMPコースの必修科目が隔週であり,その隙間に私の講義を聴くそうです。この日はこれらの学生もいたので,9割以上の説明を英語で,残りを日本人学生のための補足説明,というやり方。大地震を想定した実験の動画や,阪神大震災の地震の真っ最中のCGなども使いながら,地震の怖さ,住宅や構造物の耐震設計の変遷の概要,この講義の目的などを説明しました。
16:00~17:00:SWAT研究ミーティングの続き。まだ研究テーマの決まっていない学生もたくさんいるので,研究ミーティングを公開し,興味のある人は誰でも参加してよい,という試みをしています。一対一の指導というのをやめて,集団でのコミュニケーションをもっと増やし,私の頭の中にある様々な情報を,学生たちに活用してもらえるよう,研究指導方法も工夫してみたいと思っています。
疲労しきって,子供たちのお迎えへ。蕎麦屋でおいしい料理とヘギ蕎麦,おいしい日本酒を堪能して,子供たちと散策しながら帰宅。
人生発の4連発講義でしたが,充実した一日でした。