細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

不調とともに (3) 雨

2015-05-19 15:19:48 | 人生論

すでに梅雨入りしたかのように雨も良く降るし、湿度も高いですね。実際、前線が本州付近に停滞しているようです。

最近の生活の楽しみの一つは、朝の次女の通学です。毎日送れるわけではないのですが、私の都合の付く日は徒歩で20分弱ですが、ゆっくりとりとめのないおしゃべりをしながらの時間がとても楽しいです。

昨夜はずっと雨が降っていたようで、今朝は雨の中の通学になるだろうなと思っていましたが、5時過ぎに起床後、家を出発する8時過ぎまで3時間、 3つのお弁当作り、体操、仕事、身支度などを済ませて家を出たところ、思ったよりひんやりしていました。雨も非常に小雨。

自宅から次女のスクールまでは、大通りを横切ったりもしますが、住宅街が多く、自然の多いエリアもあります。

雨を新緑が喜んでいるかのようでした。私の好きなアジサイも、花を咲かせる準備が整ってきたように見えます。

雨をうれしい、と思うことはほとんどなかったですが、自身の調子がよくなかったこともあり、自然のみずみずしさ、生命力に感動したのでしょうか。

樹木群の中を歩いた時間は、鼻から深呼吸をして、目に見えないエネルギーが体内に入ってくる気持ち良い感覚でした。

雨で湿気が高くても、坊主頭であればほとんど何の影響もありません。私はくせっ毛なので、いくつかある坊主頭のメリットの一つです。。。

「うつ」は感情が硬くなる現象だ、と聞きました。ちょっとしたことに感じる心が戻ってきた、ということは感情が柔らかくなってきた証拠でしょうか。

今朝も、まさにたわいの無いおしゃべりをしてあっという間にスクールに着きました。何でもないことが、実は一番大事だったりするよな、と最近いろいろな場面で思います。


不調とともに (2)

2015-05-19 07:10:01 | 人生論

世の中にはいろんな人がいるのであって、スーパーマンもいれば、我々のような大多数の凡人もいれば、悪人だっています。

調子のいいときは多少手綱を引きながらもそのまま進めばよいですが、どうしても調子のよくない時もあります。

また、本来は、大多数の凡人が幸せに暮らせる社会が望ましい、と私は思います。

老子の無言」から、納得し、とても簡単で効果の高い手法をご紹介します。

人間誰だって、褒められると気持ちいいものです。人に褒められると嬉しいし、けなされると嫌な気分になります。

この本の著者が紹介していた方法は、「寝る前に自分を褒める」というものです。人間、普通に生きていれば、一日に少なくとも一つや二つは褒められるようなことをしているものです。そこで、寝る前のほんのわずかな時間で、5つくらい自分を褒めてやる、というもの。

昨夜は、寝る前に以下のような項目を思い浮かべて、「まあ不調なりにもよくやったじゃないか」と自分を褒めてやりました。

・早起きして次女の弁当を作ったなあ。
・調子はあまりよくなかったけど、台所にたまっていた食器を食洗機に入れて洗った。
・出勤前にキッチン、ダイニングテーブルの片づけをしていった。
・雑務が多かったけれど、約8時間、ほとんど休憩なしに仕事できた。
・仕事の後、子どもたちの夕食を作った。
・子どもが蚊にさされたので、夕食後、薬局にかゆみ止めや、ベープマットを買いに行った。子どもたちのために貢献できた。
・寝る前に、子どもたちに、「自分で自分を褒める」という方法を教えてあげた。 

自分で自分を褒める、ということでも気分は良くなり、褒めないよりもよく眠れ、起きた時の気分も良いです。

そして、ポイントは、結局、長い人生を生きていく上で、自分を褒めてくれるのは自分しかいない、ということです。

この事実に気付くと、はっとさせられます。

今朝は、遠足に行く長女と、私の分も含めて三人分のお弁当を作りました。今日は、暇のないスケジュールで夜まで終わってしまうと思います。