あきしの風~波多之國めぐり

四国西南端に位置する幡多周辺の情報を発信&日記など発信
都会生活に慣れた人達にはものすご~く退屈な場所です

海を渡る蝶『アサギマダラ』今年も

2022年10月16日 | 幡多の昆虫たち
10月15日(土)そろそろ見ることが出来る頃だと仕事終わりに椿の道
清水市街地から足摺岬への道路で約13Kmの旧・足摺スカイライン
ここの道路端で咲いているフジバカマの花に集まり吸蜜している蝶
細かく羽ばたかずにふわりふわりと優雅に飛翔し、人をあまり恐れない
吸蜜中の『アサギマダラ』
なかなか羽を広げてくれず、辛抱強く待つ(笑)
何度見ても綺麗な蝶ですね
この日、椿の道で確認した個体総数は50頭ほどで、割と多く見かけた
蝶の数え方が何故、頭になったかは諸説あると思うけど・・
蝶は標本などに用いられる際、頭部が切断されていないことが重要で
蝶は昆虫でありながらも一頭二頭と数えるようになったという説 
この不思議な蝶の生態を調べるためのマーキング調査が始まったのは、1980年代前半
この日はマーキングしている個体には出会わなかったが・・
秋の南下では直線距離1,500 km以上移動した個体や
1日あたり200 km以上の距離を移動した個体も確認されている
この後、豊後水道を渡り、九州から台湾への長旅が待っている
海を渡り旅をする事がこの蝶の目的なのか? 
余談だが・・
この蝶は鬼滅の刃・蟲柱『胡蝶しのぶ』の周りで優雅に舞う蝶でもお馴染みかも(笑)

この日、残念なことがあって・・
椿の道から唐人駄場巨石群への道で草刈りが行われていて
周辺で一番多く咲いているフジバカマが見事に刈り取られていた
勿論、道路の維持活動は大事だけど渡り終える頃に草刈りしてもいいんじゃないかと・・
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今年初、キンモクセイの香りが風に運ばれてきた
日中はまだ夏日が続いているけど季節は秋ですね