あきしの風~波多之國めぐり

四国西南端に位置する幡多周辺の情報を発信&日記など発信
都会生活に慣れた人達にはものすご~く退屈な場所です

『御衣黄(ぎょいこう)』が見頃に0411

2025年04月12日 | 幡多の草花たち
『御衣黄(ぎょいこう)』が見頃となってきた
「御衣黄」は萌黄色の花を咲かせる八重の桜
昔、貴族が気品のある色として好んだ萌黄色の御衣(衣服)を
思わせることから「御衣黄」と名づけられた珍しい桜
遠くから見ると満開に咲いていても葉桜に見える(笑)

桜の花の様に花びらを一枚一枚散らさず、椿の花の様に堕ちて散ってゆく桜
少しずつ紅を指して
花期の終りは椿の花の様に堕ちて散ってゆく「御衣黄」

周辺では最後に咲いて、この花が終わると
四国の端っこ・幡多路は初夏の陽気となってくる

春爛漫~桜に花桃も

2025年04月07日 | 幡多の草花たち
道の駅・ふれあいパーク大月
通称「ふれぱ」で桜が見頃となっている
水が吹きあがっているのを見たのとのないこの噴水が「月の噴水」の名前だとは知らなかった(笑)
噴水下の水溜りには散った花びらが
時を刻むことをやめた時計と対照的に桜は毎年花を咲かせる

「ふれぱアート広場」の案内プレート
「マララの鉛筆」は大月町のシンボル的な存在となってきた?

「ふれぱ」の桜を見終わって、帰ろうとしていた時の一コマ

若いママが一番でその後に子供たち そして、ばぁちゃんがその後に続く
「なんかいいなぁ」と思ってシャッターを

R321足摺サニーロード沿いで咲く桜~清王

サニーロード・国道沿いの桜はほとんどが満開状態で散り始めている所も

ここ「清王」の桜も好きな桜景色の一つ(^^♪
いっぱい咲いていたら桃源郷と呼べるのかもしれないが一本だけの花桃
長野県南西部に位置する阿智村(あちむら)は「日本一の桃源郷」を呼ばれる花桃の名所
一本だけの木だが、それでも満足ですね(^^♪
周辺ではこの後、「御衣黄」が咲いて四国の端っこ・幡多路の春は終わり初夏の陽気へと
*** *** *** ***
4月7日(月)また一週間の始まり
昨日、6日(日)はゲートボール愛好会・四万十大会で四万十川河川敷まで
日陰が無くて汗ばむほどの陽気でこの日は24℃くらいまでの気温になっていた
参加チームが年々少なくなってきて4チームが参加
この日は四万十市主催の大会だったようで3位の表彰状を貰って帰ってきた(笑)

花紀行~イロハモミジ

2025年04月03日 | 幡多の草花たち
「イロハモミジ(いろは紅葉)」の小さな花が咲き始めた

別名で「イロハカエデ」「タカオカエデ」などとも呼ばれるが
単に「モミジ」と呼ばれることが多い

福島県以西の本州、四国及び九州に分布するムクロジ科カエデ属の落葉広葉樹

「楓の花」は晩春の季語
その後、花が進むと両性花は小さなプロペラ状の果実(翼果)をつける

そして、翼実は回転しながら風に乗って飛んで旅立ってゆく

花紀行~冬から春へ、そして初夏へと

2025年03月30日 | 幡多の草花たち
北から雪の便りも少なくなってきて、春の花たちが芽吹きだして季節は春へと
周辺で最後に咲く桜の「御衣黄」がやっと蕾が膨らみだして

山桜があちこちで見頃となってきて
おおどトンボ公園の桜

造船所の桜もいい感じで

咲く花があれば散ってゆく花もあるわけで・・
足摺岬遊歩道周辺で咲くヤブツバキも散り始めてきたが

今年は表年のようで花をたくさん咲かせていて、まだ見ごたえのある景色に
一輪一輪と散らしてゆくヤブツバキの花
やがて季節は初夏へと

山桜が散り始める頃には四国の端っこ・幡多路は初夏の陽気となってくる
今年の夏は昨年以上の暑さとなるのだろうか?
40℃超えが普通になっていたりして・・

花紀行~スノーフレーク

2025年03月29日 | 幡多の草花たち
「スノーフレーク」の花が咲き始めた
ヒガンバナ科 / スノーフレーク属の多年草の花

スイセンに似たすらりとした葉にスズランのようなベル形の花を下向きに咲かせ
白い花弁の先端に緑色の斑点があり愛らしい花

和名は「オオマツユキソウ(大待雪草)」で
他にも「スズランスイセン(鈴蘭水仙)」の名前もある
最初から下向きに咲くと思っていたが、咲き始めか? 上向きの花も

咲き終わると重さで下向きになるんだろうか??

こんな咲き方は初めて見たのでちょっと得した気分に(^^♪

花紀行~ユキモチソウ(雪餅草)

2025年03月28日 | 幡多の草花たち
「ユキモチソウ(雪餅草)」が咲き始めた
ユキモチソウ(雪餅草)はサトイモ科テンナンショウ属の多年草

花の中央に雪のように白い餅に見える付属体があることから「雪餅草」と呼ばれる
分布は世界的に見ても日本の三重、奈良、四国の限られた地域に自生する

注目を集めるのはその白く美しい餅状の付属体

白い付属体は虫の好む匂いを出し、虫を花の奥へと誘い込む役割を担っているといわれている

環境省からは絶滅危惧種として取り扱われている植物
原因の一つは、珍しい特徴のある美しい花姿を求める園芸採種の際の乱獲だとも・・
同じような形をした「マムシグサ(蝮草)」もあるが可愛い名前にしてもらって良かったね(^^♪
「やはり野に置け蓮華草」ではないが、自然の中で見る姿が一番美しい
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今年初となるツバメの飛来確認とウグイスの鳴き声も聞こえてきた(^^♪

花紀行~ヨウコウサクラ(陽光桜)

2025年03月26日 | 幡多の草花たち
「陽光桜(ヨウコウサクラ)」だと思うが・・

この陽光桜の存在を知ったのは
愛媛県愛南町にある紫電改の実物が展示されている紫電改展示館に行った時

資料によると・・
アマギヨシノ(天城吉野)とカンヒザクラ(寒緋桜)を交雑させた栽培品種
陽光桜の歴史は浅く、品種登録は1981年で愛媛県で教員を務めていた高岡正明氏が
戦争によって亡くした教え子の鎮魂と平和を祈念し、長い歳月を費やして
人為的に作出された園芸品種であり自然界には存在しない

紅紫色の花は目を引く

暖かくなり草花が一気に芽吹いてきた
花粉症ではないが、黄砂に花粉のWパンチで目がしょぼしょぼと

花紀行~「スモモ(李・酢桃)」の花

2025年03月24日 | 幡多の草花たち
「スモモ(李・酢桃)」の小さな花が咲き始めた

スモモの果実はモモに比べて酸味が強く、和名の由来となっていて漢字では「李」と
「ソルダム」「サンタローザ」などの品種として改良されてもいる
他にも「プラム」の呼び名がある
地元では「イクリ」「サンタロ」とも呼ばれるが李の品種の一つなのかも?

果実の旬は6月以降で熟したものは少し甘みも出てくる
その頃になると良心市に30個ほどが¥200ほどの値段で並ぶ(^^♪

すももと言えばこの言葉
「すもももももももものうち」 「もは何回言ったぁ」って
すもも(プラム)と桃が同じバラ科に属することを示す遊び言葉ですが
でも、すももはサクラ属、桃はモモ属に属していて、すももは桃のうちではない(笑)
今頃、使われる言葉「三寒四温」
暖かくなるのはいいのだが、花粉に黄砂と嫌な季節となってくる(笑)
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3月24日(月)昨日、熊本と高知で全国トップで桜の開花宣言があった
高知での開花は2年連続全国トップになり桜前線の北上開始です

散歩道に春が~山野草たち

2025年03月14日 | 幡多の草花たち
散歩道で春の山野草たちが咲き始めて、春の訪れを感じる
「タチツボスミレ(立坪菫)」
道端や山道に咲いていて、薄紫色の小さな花を咲かせる可憐な多年草のスミレ

花は5枚の花弁を持つ、1~2cmほどの小さな花

花言葉は「小さな幸せ」「つつましい幸福」

「オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)」

花が咲く時期は2月~5月で、見ごろは3月
名前の由来はイヌノフグリよりも大きい花だったためこの名が付いたというが

牧野博士も、もう少しいい名前がなかったのかと(笑)
だって「フグリ」って「キン〇マ」って言う意味で・・
別名の方がず~っといい
高浜虚子の一句に「犬ふぐり星のまたたく如くなり」という句から
これは「地面いっぱいに咲くオオイヌノフグリの小さな花達が、まるで空から降ってきた星のようだ」という意味の句

別名を「星の瞳」と言う(^^♪
日の光に当たって輝く花びらが星のように見えることから
「ネモフィラ」という似た花があるが違いは花びらの大きさが
7~10mmしかないオオイヌノフグリに対して、ネモフィラは2cm程
花言葉は「忠実」「信頼」「清らか」

「ホトケノザ(仏の座)」

その葉の形が仏様の台座(蓮座)のように見えるというのが名前の由来

別名は「サンガイクサ(三階草)」「ホトケノツヅレ(仏の綴れ)」
ホトケノザの蜜を吸って遊んだ記憶のある方も多いのでは?
花言葉 は「調和」「輝く心」
山野草たちが春の訪れを教えてくれる季節になってきた四国の端っこ・幡多路
身近な春を見つけに出かけてみませんか?(^^♪

花紀行~『ユキヤナギ(雪柳)』

2025年03月11日 | 幡多の草花たち
『ユキヤナギ(雪柳)』の花が咲き始めた

日本の本州(関東地方以西)、四国、九州に分布する花

名前の由来でもあるが・・
まるで雪がかぶったように多数の白い小花が群れるように咲くのが特徴の小さな花
別名は「コゴメバナ(小米花)」といい、花が小さな米をまいたように
咲いているさまから名付けられたといわれている
また「散って落ちた花びらがお米のように小さなことから」とも

花言葉は「愛嬌」「愛らしさ」「賢明」「静かな思い」「殊勝」
この花も「春告げ花」ですね

『入田ヤナギ林の1,000万本の菜の花』~四万十市

2025年02月20日 | 幡多の草花たち
『入田ヤナギ林の1,000万本の菜の花』~四万十市
「赤鉄橋」の上流域に広がるヤナギ林で咲く1,000万本の菜の花
2月13日(木)三原村へ行った帰りに様子を見に行ってきたが・・
今年は寒波の影響からか? 昨年よりは開花が遅れているようです

このエリアで花が見えるだけで上流域はまだまだという感じで

「やっと咲きだした」って感じで残念

月末にかけてまた寒波襲来となりそうなので見頃は先になるかも?
昨年は2月8日にはこんな感じで結構見頃になっていたんだが・・

※これから四万十川河川敷にこんな感じで1,000万本の菜の花が咲きます
豪雪地域では5m近い積雪となっている地域もあって「もう雪はいらない」と

18日は二十四節気の一つ「雨水」で
「空から降るものが雪から雨に変わり、氷が溶けて水になる」という意味だが
春の訪れを言い表す言葉として
「奈良のお水取り(3月12日から)」「春は選抜から(3月18日から)」等々あるが
先達たちの言葉通りに今年も春はやってきそうですね

雪割桜~爪白バス停にて

2025年02月17日 | 幡多の草花たち
2月10日(月)「雪割り桜」の蕾がやっと膨らみ始めた
ここは西南交通バス停「爪白(つまじろ)」

名前の由来は2月のまだ雪のある頃に雪を割って咲くことから
「雪割り桜」として地元の人々に親しまれている桜

正式名称は「ツバキカンザクラ(椿寒桜)」と言う
開花時期は、その年の天候などにより若干のズレがある

濃いピンク・桃色の美しい花をつける「雪割り桜」

これから先の気温にもよるが・・
ここのは後一週間もすれば花を愛でる事が出来そうな気もする
もう少しで四国の端っこ・幡多路に早春の便りが届きます
※寒波の影響からか? 2月15日(土)にはまだ咲いていなかった

近づく早春の足音~白梅が咲いた

2025年02月01日 | 幡多の草花たち
♪ 梅は咲いたかぁ~ 桜はまだかいなぁ~ ♪
周辺で白梅が咲き始めました

さすが温暖な四国の端っこ・幡多路に早春の足音が

散歩コースにある梅の木で日当たりがいいから咲くのも早い

近くに行くと、ほのかな香りを感じられるのもいい

今年の高知の桜の開花予想は3月22日
2月3日は二十四節気の一つ「立春」
旧暦ではこの日がが1年の始めとされていたため、決まり事や季節の節目はこの日が起点に
梅の花が咲き始め、徐々に暖かくなり、春の始まりとなる頃
*** *** *** ***
2月1日(土)2月の始まりは少し暖かな雨となりました
しかしながら、来週にかけて最大級の寒波襲来となりそうで雪が舞うかも?

花紀行~ノジギク

2024年12月03日 | 幡多の草花たち
12月1日(日)西南交通バス・足摺岬行、東回り(窪津経由)
途中にある窪津で『ノジギク(野路菊)』が咲き始めています
キク科キク属の多年生植物で野菊の一種
牧野富太郎博士が郷土の高知県吾川郡吾川村川口の仁淀川沿いの路傍で発見して命名
東回り県道27号線・窪津
日当たりのいい斜面で咲き始めてた
白い可愛い花が咲いてる
シジミチョウも吸蜜に忙しく花から花へと
変種も多いノジギク(野路菊)の花
花びらの違う種類の花も近くで咲いてた
四国の端っこ・幡多路に冬の訪れを教えてくれる花
アシズリノジギクは葉っぱのふちが白いのが特徴
足摺岬にある「天狗の鼻」で多く見かける花です

花紀行~ツメレンゲ

2024年11月25日 | 幡多の草花たち
11月23日(土)
『ツメレンゲ(爪蓮華)』の小さな花が咲き始めた
ここは西の足摺岬とも呼ばれる景勝地「叶崎」
近くのある黒潮展望台の道路を挟んだ西向きの岩場で咲いている
※白く見えるのがすべて『ツメレンゲ』

ツメレンゲはベンケイソウ科イワレンゲ属に分類される多年生の多肉植物
乾燥した岩だらけの場所が生息地であり、その岩の隙間に根を下ろして群生する
自然の崖に自生する場合、多くは西向きの崖である程度乾燥した環境に自生する

和名の由来はロゼットの様子が仏像の台座(蓮華座)に似ているから

日本国内は関東以西の本州、四国、九州に分布する植物
年々個体数を減少させており、分布域内でも生息地は局所的のようです

ただし、生息に適した場所ではしばしば盛大な群落を目にすることができる

小さな花に小さなシジミチョウが吸蜜しているのをよく見かける
ここの厳しい環境が競争相手もいなくてツメレンゲには適した場所だったようですね