日本郵便のホームページ、トップページにこんな文言を配するバーナーが出て来ました!
気になる言葉が、「バラエティ豊かな...」って箇所になります。確かに通常切手は図案も刷新されて、統一感が持たれ日本の自然や動物が上手く描かれていると思います。問題は、もう死語になったのかも知れませんが、“記念特殊切手”。ここ数年多くの郵便局を廻って、郵便局つまり販売している現場の声を聞くと、大量に発行される切手を売り捌くのに苦労しているとの由。確かに可愛い図案の切手が増えて、見た目に楽しいのかも知れない。近くに勤めるOLらが会社で使用する切手を買い求めるのに、その“可愛い”切手を購入するのかも知れない。ちゃんとした学校を出てデザインも勉強されている方々が切手図案作成をされているのは分かる。でも、でも...もう少し権威のある図案というのか、重厚感のある切手も発行して欲しいと思いますね。
日本の美しさは四季にあると思います。かつて発行されていた“ふるさと切手”の題材にも、その四季を表現した図案や観光地もありました。この夏、奈良県の吉野山郵便局へ訪問した時、局長さんが「奈良と太平記」として額面を変えて2度発行したふるさと切手の内、「吉野の春」の再発行を上へ要望として上げ実現したお話しを伺いました。
そんな地方の話しを聞いた切手の実現に期待したい。キャラクターも良いけど、節操がない昨今の“記念特殊切手”たち。種類が多くて、購入者の選択権が増えるっていうより、もう少し種類を減らして欲しい、そんな気がしました。
テレビでコメンテイターを務めるタレントが、日本郵便発行の切手の図案の審議委員に入っていると聞いたことがありますが、収集家がその中に居るのか?居れば、こんな濫発発行に苦言を呈しているでしょうね。
何か道を踏み間違えているようにしか見えない日本郵便。再考してくれないだろうか?