新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

「名古屋陸軍兵器補給廠関ヶ原分廠」跡…要は、関ヶ原火薬庫跡に立ち寄る!

2021-12-07 06:02:30 | B級スポット

関ヶ原鍾乳洞の前には

入り口付近には

「玉倉部の清水」(日本武尊居醒清水)と呼ばれる湧き水が…

「古事記」によると、2000年ほど前、日本武尊が伊吹山に荒神がいると聞き、退治しようと山に出掛けたところ、荒神が降らせた氷雨の毒気にあたり、高熱に病まれて山を下りていたそのとき、この清水が湧き出ていたのをみつけ、それを飲んだらたちまち回復したとか…

日本武尊が飲んだからといって、あれから2000年も経っているので、さすがに飲みたいとは思いませんでしたが…笑

だって、「岐阜の情報GIFU NET」には

※生水の飲用は自己責任で行ってください。飲用にあたり問題が生じましても一切の責任を負いかねます。

なんて記されているしね…

 

で、さらにここからほんの1~2分の徒歩圏内

 

「関ヶ原鍾乳洞」に向かう道の途中でみつけたのが

負の遺跡である「旧日本陸軍の火薬庫跡」

 

正式名称

「名古屋陸軍兵器補給廠関ヶ原分廠」跡

東洋一の火薬庫とも呼ばれていた、この「名古屋陸軍兵器補給廠関ヶ原分廠」

日本武尊に始まって「壬申の乱」や「関ヶ原の戦い」など、歴史でも、なんども舞台となったこの地は、山に囲まれた盆地であり、交通至便、その割に住民が住んでいるのが少なくて、なにか不慮の事故が遭った場合でも、被害が最小限で防げることもあってか、陸軍が玉村の土地を買収して、弾薬庫は1914年に開設したとのこと…

「名古屋陸軍兵器補給廠関ヶ原分廠」

は、山腹を掘った洞窟式倉庫がいくつか残っているようで、弾薬に使用する火薬を大量に備蓄していたとのこと…

 

その倉庫が、「関ヶ原鍾乳洞」に向かう道の途中に残っている…

 

 

一つ目の火薬庫はシャッターが降りてて、扉が固く閉ざされていました…

 

シャッターは、当時のものではないことはすぐわかる!!

でも、もう一つの火薬庫は、シャッターなぞなく、中が覗けるような感じになっていて

 

 

雪の中、進む!進む!!

でも、一応ここまでで、入っていけないように柵が

 

もちろん、入りたくない!!入りたくない!!

 

きっと、こいつが潜んでいるに違いない…

 

こいつが、羽ばたいたら、タマラナイ!!

 

でも、カメラを望遠にして…カメラを望遠にして…

 

 

覗き込む!!覗き込む!!

 

 

 

おお、真っ暗で、なにもみえないじゃないか!!

 

でも、でも、ぜったいに…こいつらはいるはず!!

 

 

まあ、埃っぽいのに、こんなのが一斉に羽ばたいたらタマラナイ!!

 

手前にあったのが立哨台(りっしょうだい)
ここで戦時中、火薬庫内の監視、警戒にあたる歩哨(兵士)が、昼夜交代で立っていた電話ボックスのよーな建物

 

これで、見張れば、すぐに敵も発見でき、戦争に、あっしょうだい!!(圧勝だい!!)と思って造られたのでしょうか

 

 

いやあ、こんな狭くて、かつ夜風の冷たさが身に沁みるこの関ヶ原の気候の中で、まっ暗な夜中にも立ち続けて、見張ってるなんて…こんな雪が深々と降る中でも、暖をとらずに立っていたのでしょう??だって、薪をすれば人の気配でばれちゃうし…

もう狭くて中には、人が一人しか立てないようなほどの狭さで…

 

いやあ、世界中の戦争をしたがってる国のお偉いさんが、ここで3日間立ち続ければ、誰一人として、そんな気持ちはなくなると思うのに…

私は、20秒で、この中にいるのがイヤになりました!

きっとそのことがりっしょう立証)できるから、りっしょう台(立哨台)???

 

なんて、しょーもないオヤジギャグを思いつきながら、この過ちが2度と繰り返されないことを願いつつ

 

 

ここら辺を散策すれば、まだまだ火薬庫が他にもあるようだし、案内看板をみたら、すぐ近くの小山の方には、日本武尊が腰かけたと言われる「腰掛石」もあるようですが…

 

雪が…御覧のように…

 

 

また雪解けの頃に、行くことにしようと思いながら

立哨台(りっしょうだい)を後に

きっとこれを造った時、日本軍は、りっしょうだい…もとい…ひっしょうだい(必勝だい)…と思っていたでしょうし、あっしょうだい(圧勝だい)と思っていたのでしょう…

火薬庫のチョットした事故で、りっしょうだい…もとい…ふしょうだい!(負傷だい!)と叫んだ兵士もいたことでしょう

心から、今後このような出来事が再現されることは、りっしょうだい…もとい…まっしょうだい(抹消だい)!!!

 

最後に、このオチがしまらないこのブログこそ

りっしょうだい…もとい…しっしょう(失笑)だーい!!