刈谷市美術館に立ち寄る…
敷地内には「佐喜知庵」という茶室があり、300円でお抹茶とお菓子が頂けたらしんだけど…
新型コロナウイルス感染症対策て呈茶は中止…
「ていちゃ!」じゃなくて「あっちゃー!!」
ああ、ここでお茶とお菓子とで戯れたかったなあ
残念!!残念!!あれもこれも
呈茶(ていちゃ)どころか、めちゃめちゃ…新型コロナウイルスが悪いのよ!!
さてさて、昭和の頃に建てられたころには、めちゃモダンっぽい建物であっただろう…
「佐喜知庵」のお隣りにある
「刈谷市美術館」
ここでは、特別展示室で「New Collection展」がやってまして
無料で!無料で!!要は私の大好きなタダで観れるということで立ち寄ってみることに
作品は撮影禁止でした…
ので、目に留まった作品をいくつか…紹介してみようかなと…
和田英作さんの「真昼の湖畔 甲州河口湖」
写実的な絵で…ここで大学時代、アルバイトもしてたりしてたから、単純に懐かしいな…と…
もう…あれからウン十年…時が経つのも早いもんだ…
さてさて、展示品の中で多く占めていたのが絵本作家やイラストで活躍中の
村上康成さんの原画
たとえば、この本などの原画が数枚展示されてて…
それはそれは、カラフルでほんわか、温かい気持ちになれる原画でして
シンプルでポップな絵なんだけど、自然が大いに感じられて…めちゃ惹きこまれる感じのイラストで
この絵本のストーリーは、ずっと昔から森の
嬉しいこと 悲しいこと いろんなことを見つめる「石のきもち」を描いた作品
動かない…喋らない…
私の普段の日々の行動とは真逆…苦笑…の「石」
この絵本を読みながら思ったこと…
それは、石を宝物のようにしていたことがあった幼児の時のときの思い出
たとえば、かかしに見立てたマスを片足で「ケンケン」して、両足で「パ」と着地する「ケンパ」をしていた時のことをふと思い出した…
あの時、石も幼児の私達と一緒に遊んでいたのかもしれないな…なんていった、ピュアなことを、この作品と関連付けて、ふと思ったり
さらには、小学生のとき、学校の校門から家まで小石をずっとけりながら帰ってきたときのこと
その石を洗って、枕元に置いて寝たことも…あのときは、「石」は私の宝物だった…友達だった…ランドセルにも入れていた…
でも、ある日の帰り道、同じようにその小石を蹴りながら帰っていたら、深い澱んだ溝にその小石を落としてしまって…
あまりにも突然の悲しい別れがやってきた…そのときのことを今でも忘れない…
幼児の時その出来事は、ひいばあちゃんが亡くなったときと同じくらいに…悲しかったことを今でも憶えてる…たかが、その辺に転がっていた石なのに
その後、別の小石をみつけるも、その蹴ってる小石が家までたどり着くことは2度となく……いつの間にか小石を蹴りながら下校することはやらなくなってしまっていた…
そんなことを思い出しながら、幼児や小学生低学年の時のようなピュアな心を取り戻した気持ちに一瞬はなりつつも…
現実は…私はきっと、はたから見れば、日々、歳を重ねるごとに、石のように意思が固まって、融通がきかなくなってきてるんだろうな…汗
いつまでも健康な歯で、食べ物がお石い…もとい…美味しいと食する期間が亡くなる直前まで続きますようにって、ついつい、思ってしまうことが老人志向…
だって、このところ、小さな小石にも蹴躓くもんな…汗
ここは、一つ若い頃を思い出して…
気持ちだけは若くして…オチは、忌野清志郎さんに替わって、心の中でこう呟いてみる…
「あ石あってるかい???」…
オチにしては…実にお粗末っ!