新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

懐かしの…香良洲神社を参拝する!!

2021-12-17 05:55:06 | B級スポット

久しぶりに

香良洲神社に行く!!

毎年、お盆の8月15日には、この神社の境内で宮踊り(別名、風采踊り)といった香良洲神社での奉納踊りが行われていて、幼少の頃、父母に連れられて、何度か出かけた記憶が…

宮踊り(別名風采踊り)は、別に喧嘩なんかしないけど「けんか踊り」とも呼ばれていて、踊る若者は4人一組で、頭にオナガドリの尾の羽をつけ、翌朝まで不眠不休で、円形の中で踊り続ける…子供だった私は、それをみてても、オモシロい訳ではなく、カラスの格好をしてるから香良洲神社というのかな…と思ってたくらいで…ただ露店だけは楽しみで…楽しみで…ずーと、ヨーヨー風船を片手に、親がもう帰ろうか…と言ってくれるのをじっと待ってたような…

当然、小学生になると、私にとっては、みていて楽しい祭りではなく、親が香良洲神社に行こうか…と誘ってきても、留守番を選択するので、それ以来、香良洲神社に立ち寄ることは、親戚のいる田舎に帰ったときの初詣くらいになって、ここ20年くらいは、ほんの2、3度くらいしか立ち寄ったことのない香良洲神社…

ホント久しぶりです…

鳥居をくぐると、ちょっとした神橋が…

 

 

この案内の石碑は、歴史を感じますなあ…

橋の下は、網が敷き詰められていて、そこに鯉が泳いでいました…

 

大鳥居をくぐったところが大きな広場となっており、駐車場になってます…ちなみに大鳥居をくぐって、駐車場ではなくて、ぐるっと廻ってこの駐車場に軽四を停めます…

第二鳥居とその右側の朱色は稲荷社の鳥居

 

2021年3月の日差しが暖かくなってきている頃ですが

参拝者が誰もいません!

香良洲(カラス)」神社ならぬ「空(カラ)す」神社状態

 

 

うん、2メートルどころか20メートル…いや、200メートルくらいの間隔があけれそう…

 

宮踊の案内看板もありました…

 

境内案内図…

 

ちょいと懐かしさを感じながら第ニ鳥居をくぐって境内へと

手水舎…

ここで、ひょっとしたら手にへばりついているかもしれない新型コロナウイルス…それを洗い流さなくちゃ!!もとい…手を清めなきゃ!!

柄杓もなくなってて、新型コロナウイルス感染症対策がばっちりの手水舎です…

 

 

 

境内の参道を一直線に進む

社伝によると飛鳥時代の欽明天皇の頃に香良洲の浜に夜ごと御神火が現れ、住民がたたりだと恐れをなし、一志直青木が祈りを捧げたところ、稚日女命のお告げがあり、生田神社から勧請して創建されたとのこと

別の説では807年創建ともいわれており、それは、大伴文守が平定のために伊勢国に赴き、平定後に香良洲神社へ参詣し、和平の誓約として矢を奉納した年…

伊勢神宮皇大神宮(内宮)のご祭神、天照大神の妹神、稚日女命さまをご祭神とし

「お伊勢参りをして加良須に参らぬは片参宮」と言われ、この日は誰もいませんが、昔は、相当参拝客でにぎわっていたらしい

伊勢神宮から分岐し、香良洲神社に至る街道を「香良洲道」というそうな

平安時代にあった、美しい香良姫と創建したとも言われている弓の名人大伴文守との恋物語も伝説として、残っているようで…

大伴文守が蝦夷に住む暴れ者を退治しに行く途中、台風に遭って,香良洲の地に辿り着く…恋に落ちた二人…でも、大伴文守は蝦夷へと旅立つ…香良姫は無事を、祈願し、香良洲神社へ参拝を続ける…

二人は再会することができ、大伴文守は境内の松に馬をつないだ…その松は「こまつなぎの松」と呼ばれるように…

そんなハッピーエンドなお話が…ちなみに、その松は、江戸時代のときに枯れてしまったそうな…

さて拝殿にて「二礼二拍手一礼」

 

 

幼少の頃から、何かと縁のある神様…ここは念入りに、感謝の気持ちをただただ…祈って…

 

拝殿の左側には

「烏勧請」といって、どうやらカラスが神武天皇の道案内をしたことにより、勝利を導く鳥として祀られているとか…

私は、カラスはちょっと苦手でして…だって、ゴミ置き場を荒らすし…苦笑

 

拝殿と向かい合うように

伊勢神宮崇拝所

伊勢神宮に行けなくても、この地から崇拝できちゃう…

 

御厩

 

災難が起きれば、この白馬が神馬となり、宮司を乗せて駆けつける伝説が…

微動だりしない白馬さん!ぼちぼち、この新型コロナウイルスが蔓延してる世の中ですので、出番かと思われますが…笑

 

神楽殿

 

その拝殿のすぐ右側には

小香良洲神社

香良洲町内11社から合祀した神々が祀ってあるようで

 

 

 

ここも丁寧に「二礼二拍手一礼」

 

拝殿の廻りを参拝がてらぐるっと廻ったとことで、久しぶりの香良洲神社参拝…御朱印をいただいて、社務所に立ち寄ることに…

でも誰もいません!よくみると黒電話…それも外線ですが、用件があれば、呼んでくださいとのこと

電話をかけてみると、外線なのに、すぐ神社の方がみえて、御朱印帳に書いてくださることに…

そこには、古文書が展示してあったり

 

 

 

東郷平八郎さんも参拝にみえたようで、その写真も展示してありました…

 

「予科練」(三重海軍航空隊)が、この香良洲の地にあったのも、なにかしら関係があったのでしょうか…

 

 

 

サイン色紙もいっぱい!

三重テレビ「ええじゃないか」の収録時の想い出のようで…

 

さて、御朱印をいただいた後には

廻っていない境内をぐるっと…

稲荷社

 

 

宇迦之御魂神さまが祀られていて

「宝くじ」も「受験票」もない私

小銭入れの中身の倍増を願って…それって1000円もいかないんとちゃう???…願掛けしておきました…

 

 

この神社に寄付してくれた方の石碑

 

大国社

 

ご祭神は大国主大神さま

 

浜の宮

ご祭神は、海の守り神、大綿積の神さま

山の神

 

 

そして、日清・日露之慰霊碑

 

最後に紹介するのは

忠魂社

 

 

よーくみると右側には

 

砲弾が並べられていて…

砲弾のそばで、戦禍でなくなった方は安眠できるのかな…と…ちょいといらぬ杞憂を感じたり…

勝利した「日露戦争」のものらしいから、やっぱりうれしいのかなあ…なんか、違うような気がする…私は、いくらこの砲弾のおかげで、日露戦争にて勝利したとしても、砲弾のそばでは眠りたくないかな…

私だったら、お酒を並べてくれた方が、ウンといいかな…と勝手に思ったり…

 

そんな香良洲の地…に…懐かしさも感じながら

子供の頃、よく遊んだ、香良洲海岸を眺める!懐かしい!!

ヤドカニを追いかけていた記憶が…笑

 

 

 

 

♪あなたが船を選んだのは私への思いやりだったのでしょうか別れのテープは切れるものだとなぜ 気づかなかったのでしょうか~

 

と船も見えないのに口ずさんでしまう「海岸通り」

 

…と…ふと目に留まった

工事中の高台…

津波避難を目的とした建設中の香良洲高台防災公園…

数年後には、海抜10メートルの香良洲高台防災公園ができあがるみたい…

 

でも…これって津波がきたら、海に向かって逃げるんだよね…???

 

フツーの人の感覚としては海から遠ざかろうとするだろうけど…

私が津市香良洲町の住民だったら、いざとなったとき、とっさに海に向かって走れるだろうか???

もう条件反射的に「高台」へ行くよう訓練しておかないと無理かも???ね???

 

なにも、海岸のすぐ近くに造らなくても…と…ちょいといらぬ杞憂を感じた…久々の香良洲…だったのでした…