超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

歳時記俳句・白木槿

2024-07-17 00:03:13 | 自作俳句
初蝉やまた巡り来る灼ける夏
梅雨曇り聖書歳時記受け取りに
白茄子の旨い味覚を歌にする

満天の星空仰ぐ夏の旅
梅雨籠り忘れられない些事三つ
宙回廊散水塔の霧涼し

この町をまた一人消え夏模様
挨拶を交わしたくなる木槿かな
出来事の隙間が空いて聖母菊

放課後の子どもが遊ぶ百日紅
雨上がり辺り一面風薫る
夏帽子斜めに被り帰路のバス

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歳時記俳句・遠列車

2024-07-16 00:03:02 | 自作俳句
梅雨晴れや庭の千草も目を覚まし
木漏れ陽の避暑地眩しき銀葉樹
青茂み抜けて広がる夏の星

流水に岩洗われて日々涼し
冥界の蜜ぎっしりと夏巣箱
機関士の乗り込み始め夏列車

この夏にまた一人去る遠列車
硝煙を撒いて大輪 揚げ花火
梅雨空の合間を縫って古本屋

屏風から抜け出た様な燕子花
公民館裏に午睡の蓮の池
夕暮れの眺めに光る金糸梅
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歳時記俳句・夾竹桃

2024-07-15 00:03:11 | 自作俳句
仙界にまた紛れ込む夾竹桃
昼顔に擦れ違う時初々し
偶然は寄せては返す夏の波

夏空や疾風のように汽車走る
涼風に淡き夢見る木槿かな
轟音で心を洗う夏の瀧

遠景に青葉萌え立つ夏の峰
湧き水が流れる町や今日の空
空耳で今も聞こえる夏の海

芝刈りの青き匂いや通学路
昼寝覚め白雪姫の夏座敷
真夏日を終えて安らう夏あざみ
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内面日記・俳句と作文の動向

2024-07-14 21:04:11 | 無題
俳句は、徐々に、精神の機微を折り込んで詠めるようになった。
書きたいことの核心は、「存在が割り当てる、命運の生起」とか、
青葉に生え出る「成りて在る力」とか、「霊性」に訴え掛ける瀧
などなのだが、そのまま書くと通じなさそうなので、ことばを選んで
詠んでいる。
連日、品質を維持できる底力はないので、たまに駄作続きの日も
ありそうだ。
最近、作文の仕事が順調で、仕事場閉鎖で退職してから、
すでに三冊書き、一番出したいのから優先的に冊子化して、
そのまま全部出せそうな約束になっている。
その他、最初に出した本が、改訂版で再版するという、
嬉しい補足まで、付いてきた。
ということで、作文は、順調に行っている。
あと3冊出してからの、次作のテーマが決まらないが、
数年先のことだから、何とかなるだろうと思っている。
 それに加え、新しいSNSを始めたが、upするタイミングによっては
タイムラインでスルーされてしまうので、連日投稿するのは控えて、
月に1,2回、ヒットするように、俳句やつぶやきを上げて行きたい。

霊性に訴え掛ける滝しぶき日々に顔出す偶然を詠む
































コメント (3)
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歳時記俳句・流星群

2024-07-14 00:03:20 | 自作俳句
直感に訴え掛ける夏の瀧
夏山に寒山拾得木霊する
仙境を越えて英雄夏に駆け

遠き日の幼馴染みと夏の洞
夏休み画面分割永遠化
緑陰の下のゴーギャン蘇る

全霊で樹液を啜るカブト虫
夏の夜の流星群を丘で待つ
伝説の詩人が歌う夏木立

夏の海ドックに帰る無人船
白鳥の湖が待つ夏の森
先々の未来を黙す積乱雲
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