前々からSD-80AL(焦点距離1,000mmの天体望遠鏡)で日中の通常撮影をしたら、どのような写りになるのか、気になってました。
本日、思い切って、娘との散歩がてら、試してみました。
被写体にはサギを選んでみました。
距離は・・・・150mくらいでしょうか。
EF-S 60mm F2.8 Macro + EOS 60Daで撮影するとこんな感じ。
肉眼で見た感じに近いです。
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まずはSD-80AL + PENTAX Q
5,500mm相当。
画素数は減らしてありますが、ノートリミングです。
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上の写真の等倍表示。
SD-80ALはアクロマートレンズです。
なので、色収差が出ます。
ピントはほぼ合っていると思われます。
写るには写りますが、作品作りにはちと厳しい画質ですね。
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お次ぎは、SD-80AL + EOS 60Da
1,600mm相当。
これもノートリミング。
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上の写真の等倍表示。
PENTAX Qよりはさすがに高画質ですが、それでも色収差によるボヤけはどうにもなりませんね。
作品作りにSD-80ALを用いるのは不適と判断せざるを得ません。
でも、でっかく写りますねぇ。
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それにしても、サギはすごいですね。
150m先から望遠鏡で観察されていることをしっかり認識してますね。
鳥の視力って、すごいなぁ。
4/9に撮影したEF-S 55-250mm F4.0-5.6 IS STM + PENTAX Qを再掲します。
1,375mm相当。
こちらも被写体までの距離が100mはありました。
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等倍表示。
やはり色収差を補正するレンズが組み込まれているため、こちらの方がしっかりした写りになります。
しかもこれ、手持ち撮影なので、三脚に乗せたら、もう少しマシな写りになることが期待されます。
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天体望遠鏡で通常撮影をしようと思ったら、やはりアポクロマートレンズの高級品を持ってこないとダメですね。
口径8cmクラスとなると10万円はします。
いつの日か、そんなものを手にする日が来ることを信じて待ちたい思います。
追記
そうなると、手元にあるもう一つの天体望遠鏡のことが気になってきます。
GINJI-250FNで野鳥撮影を行ったらどういう写りになるでしょうか?
反射望遠鏡なので色収差は出ません。
F値も4なので、相当くらい条件でもシャッター速度が稼げます。
重量もあるので少々の風でブレません。
ただ、、、、赤道儀と合わせて重量50kgあるので、どこに設置するかが大きな問題となります。
まあ、そういう機会が訪れるのを気長に待ちましょうかね。
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