社会人になって、3年目に入りました。
3年目に入り、新たなスタートを切りました。
新しい職場になりました。
新しい職場に慣れるまでの配慮で、最初の2ヶ月間、週末土日が休日でした。
いわゆる週休二日というやつです。
週休二日という生活は・・・天国です。
今までの生活が嘘のようです。
これぞ人間の生活です。
というわけで、この二年間気になっていた青木ヶ原樹海に行ってくることにしました。
ポイントはなんといっても原生林だということです。
人の手の入った森が嫌いなわけではありません。
おそらく僕を楽しませてくれる、人の手の入った森はどこかにあると思います。
しかし、それを探し出すことができていません。
原生林ならば、どこのものであろうと、僕を楽しませてくれる可能性が高い。
ただ、それだけの理由でここを選びました。
他に、もっと近距離に原生林があれば、もちろん、僕はそこにも向かいます。
今回のメインターゲットは、氷穴、風穴群です。
つーか、それしか知らない。
青木ヶ原樹海について、僕はほとんどなにも知りません。
ネットを少しのぞいただけの情報しか持ち合わせていません。
できれば動物写真がお望みですが、動物写真系の情報はネット上で見つけることができませんでした。
モリアオガエルは、いるようです。
むささびなどの哺乳類がいるらしい。
しかし、野生の哺乳類写真は単発でモノにすることは難しそうです。
まあ、なにはともあれ、行ってみないことには始まらない。
森に着いたのは14時前頃でしょうか。
森からご一行さまが出てくる。
どうもツアーらしい。
にしても一般的なエコツアーとはちょっと雰囲気が違うような・・・。
ガイドらしい人が近づいてきました。
ガイド「これから森に入られるのですか?」
僕「はい。」
ガイド「なんの目的で入るのですか?」
僕「森を見に来ました。この先に洞窟もあるということですし。」
ガイド「一人でいくつもりですか?」
ご一行さまは、役場の人間、エコツアー業者、自然保護団体の人たちのようでした。
今後、青木ヶ原樹海と、人間のつきあい方のルールを決めてゆくみたいです。
ガイドさんからはいろいろルールを教えていただきました。
僕にとって衝撃的だったのは、「道を外れて森に踏み入れてはいけない」という点でした。
それだけは勘弁してほしかった。
理由は、この地が溶岩でできており、表土がきわめて薄く、木々は根を張るのに窮々としている。
そんな木々にとって、根元に生えた苔は水分保持にとても重要な役割をしている。
その苔を人が踏みつけてしまうと、木にとって致命的で、森にとって損害であると。
たくさんの心ない人たちが興味本位で森に踏み込み、被害が広がっているとのこと。
わかりました。
森には踏み込みません。
ガイドさんから簡単な風穴・氷穴の地図をいただきました。
その地図は、僕がネットから手に入れたものより詳細なものでした。
ありがたい。
で、早速森に入ってゆきました。
一つ目の氷穴は、標識があったこともあり、簡単に見つかりました。
とある道先案内人とともに、氷穴に入りました。
その先にあったのは・・・みたことのない世界でした。
氷筍の回廊です。
右端に写っているのは、その昔、蚕の養殖をこの洞窟で行っていたときの棚の材木です。
道先案内をしてくれたおじさんとはここで別れました。
僕が時間をかけて写真を撮るからです。
このおじさんとは、一つの出会いでした。
ガイドと僕が話しているのを聞いていたみたいで、僕がここを訪れるのが初めてであること、ネイチャーフォトが目的であることを知り、富士の自然の一側面をみせてあげようと思ったみたいです。
この人の案内がなかったら、初めてここを訪れた僕がここまでたどり着けたかどうかわかりません。
感謝、感謝です。
その人の手にしていた懐中電灯は手作りでした。
LED電球が100個ほど組み込まれていたでしょうか。
おそらく、名のある人だと思います。
これが氷筍というやつです。
洞窟の中では初めて見ました。
洞窟の中は当然真っ暗です。
ピント合わせに苦労するので、氷筍の後ろにヘッドランプをおいて撮影してみました。
ヘッドランプの光が後ろから透けて見えるのも、なかなか乙でしょう?
帰る途上、入り口方面から入ってきた人たちがいました。
足元は氷です。
スベスベのツルツルです。
足を滑らせたら大事です。
彼らはこの下りを前に、引き返しました。
賢明だと思います。
怖いと感じたとき、危険が必ず存在ます。
僕もフィールドに出ているとき、ほとんど常に怖いと感じています。
洞窟は慣れないこともあり、特別「怖い」と感じます。
あとは、その「怖い」とどう付き合うかです。
「怖いからここまでで引き上げよう」のこともありますし、「怖いけど、用心しながら、もう少し前に進もう。」となることもあります。
自分がどこまでの「怖さ」を許容するかで、引き上げるタイミングが決まります。
入り口です(この場合、僕にとっては出口ですが)。
ご丁寧に、(そしてありがたいことに)はしごがつけられていました。
洞窟入り口から見た森。
今回入った洞窟です。
有名な洞窟みたいなので、知っている人がみればわかるのでしょう。
森を出たのは18時頃だったでしょうか?
薄暗かったです。
さて、今夜はどこで寝ようか。
まあ、どこでもいいのですが。
ただ、エコツーリズム意識の高まりを当てつけられ、ここが国立公園であることを考えると、うっかりした場所に野営する気分ではありませんでした。
んー、キャンプ場でも使ってみる?
問題は、いくらか、だよね。
地図を見ていて、白糸の滝が近くにあることを知りました。
白糸の滝は、写真で見たことがありました。
白糸の滝に向かいました。
着いたときはもう日が暮れていました。
でも、さすが一眼レフですね。
長時間露光で、まとにも写りました。
GX100でも撮影しましたが、こちらは見事なノイズ写真になりました。
この夜は適当に車中泊しました。
借りたパッソ・セッテの荷室は段差があり、寝心地はよくありませんでした。
やはりフルフラットがいいなぁ。
3年目に入り、新たなスタートを切りました。
新しい職場になりました。
新しい職場に慣れるまでの配慮で、最初の2ヶ月間、週末土日が休日でした。
いわゆる週休二日というやつです。
週休二日という生活は・・・天国です。
今までの生活が嘘のようです。
これぞ人間の生活です。
というわけで、この二年間気になっていた青木ヶ原樹海に行ってくることにしました。
ポイントはなんといっても原生林だということです。
人の手の入った森が嫌いなわけではありません。
おそらく僕を楽しませてくれる、人の手の入った森はどこかにあると思います。
しかし、それを探し出すことができていません。
原生林ならば、どこのものであろうと、僕を楽しませてくれる可能性が高い。
ただ、それだけの理由でここを選びました。
他に、もっと近距離に原生林があれば、もちろん、僕はそこにも向かいます。
今回のメインターゲットは、氷穴、風穴群です。
つーか、それしか知らない。
青木ヶ原樹海について、僕はほとんどなにも知りません。
ネットを少しのぞいただけの情報しか持ち合わせていません。
できれば動物写真がお望みですが、動物写真系の情報はネット上で見つけることができませんでした。
モリアオガエルは、いるようです。
むささびなどの哺乳類がいるらしい。
しかし、野生の哺乳類写真は単発でモノにすることは難しそうです。
まあ、なにはともあれ、行ってみないことには始まらない。
森に着いたのは14時前頃でしょうか。
森からご一行さまが出てくる。
どうもツアーらしい。
にしても一般的なエコツアーとはちょっと雰囲気が違うような・・・。
ガイドらしい人が近づいてきました。
ガイド「これから森に入られるのですか?」
僕「はい。」
ガイド「なんの目的で入るのですか?」
僕「森を見に来ました。この先に洞窟もあるということですし。」
ガイド「一人でいくつもりですか?」
ご一行さまは、役場の人間、エコツアー業者、自然保護団体の人たちのようでした。
今後、青木ヶ原樹海と、人間のつきあい方のルールを決めてゆくみたいです。
ガイドさんからはいろいろルールを教えていただきました。
僕にとって衝撃的だったのは、「道を外れて森に踏み入れてはいけない」という点でした。
それだけは勘弁してほしかった。
理由は、この地が溶岩でできており、表土がきわめて薄く、木々は根を張るのに窮々としている。
そんな木々にとって、根元に生えた苔は水分保持にとても重要な役割をしている。
その苔を人が踏みつけてしまうと、木にとって致命的で、森にとって損害であると。
たくさんの心ない人たちが興味本位で森に踏み込み、被害が広がっているとのこと。
わかりました。
森には踏み込みません。
ガイドさんから簡単な風穴・氷穴の地図をいただきました。
その地図は、僕がネットから手に入れたものより詳細なものでした。
ありがたい。
で、早速森に入ってゆきました。
一つ目の氷穴は、標識があったこともあり、簡単に見つかりました。
とある道先案内人とともに、氷穴に入りました。
その先にあったのは・・・みたことのない世界でした。
氷筍の回廊です。
右端に写っているのは、その昔、蚕の養殖をこの洞窟で行っていたときの棚の材木です。
道先案内をしてくれたおじさんとはここで別れました。
僕が時間をかけて写真を撮るからです。
このおじさんとは、一つの出会いでした。
ガイドと僕が話しているのを聞いていたみたいで、僕がここを訪れるのが初めてであること、ネイチャーフォトが目的であることを知り、富士の自然の一側面をみせてあげようと思ったみたいです。
この人の案内がなかったら、初めてここを訪れた僕がここまでたどり着けたかどうかわかりません。
感謝、感謝です。
その人の手にしていた懐中電灯は手作りでした。
LED電球が100個ほど組み込まれていたでしょうか。
おそらく、名のある人だと思います。
これが氷筍というやつです。
洞窟の中では初めて見ました。
洞窟の中は当然真っ暗です。
ピント合わせに苦労するので、氷筍の後ろにヘッドランプをおいて撮影してみました。
ヘッドランプの光が後ろから透けて見えるのも、なかなか乙でしょう?
帰る途上、入り口方面から入ってきた人たちがいました。
足元は氷です。
スベスベのツルツルです。
足を滑らせたら大事です。
彼らはこの下りを前に、引き返しました。
賢明だと思います。
怖いと感じたとき、危険が必ず存在ます。
僕もフィールドに出ているとき、ほとんど常に怖いと感じています。
洞窟は慣れないこともあり、特別「怖い」と感じます。
あとは、その「怖い」とどう付き合うかです。
「怖いからここまでで引き上げよう」のこともありますし、「怖いけど、用心しながら、もう少し前に進もう。」となることもあります。
自分がどこまでの「怖さ」を許容するかで、引き上げるタイミングが決まります。
入り口です(この場合、僕にとっては出口ですが)。
ご丁寧に、(そしてありがたいことに)はしごがつけられていました。
洞窟入り口から見た森。
今回入った洞窟です。
有名な洞窟みたいなので、知っている人がみればわかるのでしょう。
森を出たのは18時頃だったでしょうか?
薄暗かったです。
さて、今夜はどこで寝ようか。
まあ、どこでもいいのですが。
ただ、エコツーリズム意識の高まりを当てつけられ、ここが国立公園であることを考えると、うっかりした場所に野営する気分ではありませんでした。
んー、キャンプ場でも使ってみる?
問題は、いくらか、だよね。
地図を見ていて、白糸の滝が近くにあることを知りました。
白糸の滝は、写真で見たことがありました。
白糸の滝に向かいました。
着いたときはもう日が暮れていました。
でも、さすが一眼レフですね。
長時間露光で、まとにも写りました。
GX100でも撮影しましたが、こちらは見事なノイズ写真になりました。
この夜は適当に車中泊しました。
借りたパッソ・セッテの荷室は段差があり、寝心地はよくありませんでした。
やはりフルフラットがいいなぁ。