ここ10年ほど、新しい料理に手を出していない。
新しい料理の開拓ができていない。
日々の業務も忙しく、週末に気分転換に料理するにしても、新しいことを始めるには準備不足。
結局いつものお決まり料理が多かった。
調味料も、だいたい一通り手を出したような気もしますしね。
そもそも、(迷惑な話なのですが)うちの奥さんと子どもが辛いのが苦手なため、豆板醤や鷹の爪や胡椒が使えず、中華料理やイタリアンの半分くらいのレシピが冬眠状態です。
さらには、沖縄の食材が入手困難なので、沖縄料理も冬眠状態です。
食事に閉塞感が漂っておりました。
現状にものすごく不満というわけでもないのですが、満足はしていない。
新たな挑戦がないということは、脳みそが停滞しているということです。
脳に新鮮な刺激を与えたい。
でも、僕にエネルギーがない。。。
ああ、この進歩のない食事でこれからもずっと過ごすのだろうか?
いや、定年退職したら、いろいろやってみたい。
でも、それって、20年後ですよね。。。
付き合ってもう少しで満17年になるオーブンレンジ。
大学に入学したときに買いました。
特に不満があるわけではありません。
しかし、オーブンの火力不足が否めない。
カップケーキ、3個はいけるが、6個は厳しい。
キッシュも何度も焼き直しが必要。
大きな不満があるわけではないけれど、もう少しなんとかならないか。
そんな我が家に、ヘルシオがやってきました。
基本は「焼き」と「蒸し」のようです。
もちろん、普通のレンジとしても使えます。
蒸し料理?
僕のレシピにはほとんど存在しない領域です。
今まで蒸すといえば、カボチャを蒸すくらいですかね。
茶碗蒸しも出し汁さえ用意しておけば簡単にできるようです。
最初に作ってみた蒸し料理がこれ。
ピリ辛大根
しかし、例によって、僕はレシピに従えない男でした (^_^;)
ヘルシオのレシピ本に書いてある食材の分量を無視してその2.5倍を投入。
合うだろうと思って椎茸を加え、調味料は所定のものにオイスターソースを加えました。
レシピを相当無視したので、流石に、一発ではいかず、3回加熱しました。
が、美味しいです。
(辛いのが苦手な子どもは渋い顔をしていましたが。。。)
イメージ通りの味と食感です。
炒めるより美味しい。
何より、加熱の作業がおまかせなので、加熱を2回追加してもかなり気楽でした。
そうかぁ、これって、蒸し料理なんだぁ。
新たな世界です。
ウォーター・オーブンというそうです。
過熱水蒸気を使って、効率よく熱するようです。
なんと、過熱水蒸気で古いパンを焼くことができます。
ちゃんと焦げ目もつきます。
そのほか、「炒め」「茹で」「揚げ」も出来ます。
焼き魚から、鳥の唐揚げ、ハンバーグ、ローストビーフ、焼き野菜、茶碗蒸し、温泉卵、チャーハン、焼きそば、お菓子、ケーキなどなど。
調理する上で一番の特徴は、加熱がハンドフリーだということです。
普通、火を使うときは気を使いますよね。
火加減はどうか、火が均一に通っているか、焦がしてないか。
火を扱っているときは、目を離さないのが基本です。
ところがヘルシオ、お任せなんです。
調理物の状態をセンサーが感知して、火加減や、熱が均一に分布しているかなどをコンピュータが管理してくれるそうです。
つまり、具材を盛り合わせて、ヘルシオに入れれば、あとはお任せなんです。
(実はこのブログを更新しながら、ヘルシオでローストビーフを焼いている最中です。)
これは調理の革命です。
待ち時間の間も、ヘルシオが料理のコツや、健康な料理の仕方などについて小話をしてくれます。
Wi-Fi常時接続で、常にアップグレードされます。
使い込むと、その家族の料理の好みを解析して、料理を提案してくれるようになるそうです。
魔法の箱。
奥さんだけに使わせるのはもったいない。
僕も新たな料理の世界に踏み込みます。
おまけ
この記事を書いている間に焼けたローストビーフ
美味しゅうございました。